基礎マスターで要点を押さえ効率的に学べたことで法科大学院入試に必要な基礎を固めることができました。
平井 佳典 さん(22歳)
【合格校】
・一橋大学法科大学院(既修)、慶應義塾大学法科大学院(既修)、早稲田大学法科大学院(既修)、中央大学法科大学院(既修・半額免除学生) ◆適性試験 / 第1回:220点 第2回:180点
◆学部成績 / GPA:3.6
◆受講講座 / 司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、ロースクール突破小教室、法学既修者試験模試 など
※プロフィールは、2012年合格時点のものです。
はじめに
私が弁護士を目指しているのは、昔から友達の相談に乗ることが好きだったので、専門的な知識を身につけてそれを活かせれば、より一層人々の抱える問題解決に協力できると考えているからです。伊藤塾に入塾したきっかけは、大学入学時から漠然と弁護士になるための勉強をしようと思っていたにもかかわらず、大学生活・一人暮らしを満喫している間に1年が経ち、どのように勉強を進めていこうか迷っていた時に、尊敬している先輩に紹介されたことです。
伊藤塾の基礎マスターは要点が簡潔かつ明確にまとめられており、それをさらにライブクラスで丁寧に説明してくださるので、もし勉強方法に迷っている方がいらしたら、基礎マスターの受講をおすすめします。
私がとった勉強方法
法律科目対策について
私は2年次に入塾しましたが、3年次の10月頃までサークル活動に力を入れていたので基礎マスターの受講すら大きく遅れていました。しかし、基礎マスターの内容が簡潔かつ明確であったこと、講師の方々が適宜ランク分けや補足の説明をしてくださるので要点を押さえて効率的に学べたこと、およびインターネット講義によって、再生速度を変更して講義を受講することができたため、法科大学院入試に必要な基礎を固めることができました。
そして、法律試験で最も重要視されるのは論文ですが、論文マスターの問題および講義が私を合格に導いてくれたといっても過言ではないと思います。最初は論文が書けるわけもなく、解説を聴いて適宜基礎マスターに戻って復習しました。伊藤塾長が頁数を参照してくださるおかげで復習も容易でした。一通り学習が終わった後は、重要な問題や難問は5・6回、時間を図って答案構成をし、気に入った論証はカードにして見返していました。特に法科大学院の入試は時間制限が厳しいので、短時間で答案の骨格を作る能力を鍛える必要がありますが、論文マスターの問題は多くが旧司法試験の良問ばかりなので、解くたびに新たな発見があってとても力になりました。
また、私は第1志望の一橋大学法科大学院のロースクール突破小教室も受講しました。この講座は、昨年の合格者が実際の入試問題について、合格答案・不合格答案の内容を参照しながら、合格に必要な内容を講義してくださるものです。私も、実際に時間を測り、答案を作成した上で講義を受けました。一橋大学法科大学院は普段考えたことのないような考えさせる問題を出題するので、受験者がどの程度の答案を作成することができ、合格・不合格を分けるのはどのような点なのかを知ることができたことは、私が合格すること上でも大きかったと思います。
適性試験対策について
適性試験は得手不得手が分かれる試験だと思います。早めに自分の実力を把握するために過去問を一度解くことをおすすめします。これは、横山講師の受け売りですがその通りだと思います。私も3年次に一度解いてみて2部の点数が全然取れず、とにかく問題演習も重ねることに専念しました。
過去問は数に限りがありますが、伊藤塾には適性試験直前答練や公開模試と、数多く時間を測る実践の機会があります。また時間内に解くことができなかった問題に関しても、他の問題集より丁寧な図入りの解説冊子や講師の方の説明があるので、それを参考にしながら思考方法を学ぶことができました。
パーソナル・ステートメント、面接対策について
パーソナル・ステートメントは、各大学院によってテーマ・分量が大きく異なっています。多くの法科大学院を受験する方は、1から全てを作り直すことを面倒に感じるかと思いますが、必要があればきちんとテーマに沿うように作り変えることも必要かと思います。特に一橋大学は、既修者も3次試験に面接があるのできちんと推敲すべきだと思います。その点、パーソナル・ステートメント対策講座では参考例として先輩方がどのような構成で作成していたかが掲載されているので、非常に参考になりました。
学部成績について
私は1年次、2年次に法律の勉強が不十分であったため、学部成績が満足のいく結果ではありませんでした。それでもなんとか並程度の成績が維持できているのは3年次以降法律科目での成績が安定したことにあると思います。もちろん法律科目の中には伊藤塾の講義内容にはない特別法のものもあります。しかし、法律の基本的な考え方、条文を参照して不明確な文言に関して趣旨から考えること、判例の争点を理解し、なぜそのような解釈の相違が生まれるのかを考えるという基本姿勢を伊藤塾の講座で学ぶことができたことが学部成績の維持にも繋がったものと考えています。
最後に
これまで、そして今自分が夢に向かっていられるのは本当に多くの人の支えがあってのことだということを実感しています。応援してくださった家族や彼女、共に高め合ってきた仲間、先輩方、友達や後輩たち、伊藤塾のスタッフの方々、本当にありがとうございました。多くの人々から応援を受けたことでここまで頑張って来ることができたと思います。これからも夢に向かって頑張りたいと思います。