試験会場では伊藤塾の教材を使っている人ばかり。他の塾生に負けないくらい、テキストを繰り返すことが重要
【予備試験とW合格】C さん(22 歳)
◆ 適性成績/第1回:228 点
◆ 受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、憲民刑集中講義、ステップアップ論文講義、予備試験答練パック、最新判例講義など
◆ 合格校/慶應義塾大学法科大学院(既修・全額免除学生)
プロフィールは、2015年合格時点のものです。
私がとった勉強方法
法律科目対策について
基礎的な法知識・法理論の修得について
基礎的な法知識・法理論の修得については、基礎マスター・論文マスター及び、コンプリート論文答練・予備試験論文直前答練からのみ行い、基本書を通読する などの方法は用いませんでした。判例百選についても、問題演習を通じて疑問が生じたときにのみ、該当判例の解説を読むのみでした。私は、基礎マスターにつ いても、何度も通読するというより、短答・論文問題の演習を通じてわからなかった部分について、重点的に読み込むという勉強のスタンスをとっていました。 そのため、基礎マスターの知識がいかなる事案との関係で問題となるのか、ということを意識しながら勉強を進めることができた点は良かったと思います。
実践段階の学習について
法科大学院入試2週間前から、友達とゼミを組んで、過去問を3年分検討しました。時間配分をつかむためにも、3年分程度は検討しておいても良いかと思いま す。私は、憲法・民法・刑法は各50 分ずつ、商法・民訴・刑訴は25分・25分・70分の時間配分で、答案を作成しました。また、今年の問題についていえば、6科目中4科目において、予備試 験やここ最近の司法試験で出題されたものと同じ論点が出題されていたため、来年以降受験される方は、検討しておいても良いかもしれません。
適性試験対策について
私は、適性試験対策にできるだけ時間を割きたくないと考えていたため、第1回適性試験の1週間前から勉強を開始しました。まず、4日間ほどで、伊藤塾の適 性試験対策講座を聴き、1日で講師の方が注意した点等をノートにまとめ、2日間で3年分の過去問を解きました。この勉強方法で目標としていた200点は超 えることができました。伊藤塾の講義では、解法のパターンをつかむことができ、その後の過去問演習の効率を上げることにつながったと思います。
パーソナル・ステートメントについて
慶應義塾大学法科大学院の場合は、予備試験論文式試験の9日後に願書の締め切りでしたが、論文の再現答案の作成をしたり、開放感から遊んだりしていたた め、ステートメントを4日間で書き上げなければなりませんでした。適性試験対策同様、まずは伊藤塾の講座を受講し、何をどのように書けばよいのかというこ とを把握しました。講師の提示する型に、自らの経験を流し込むだけでよかったため、非常に助かりました。ただ、最大4枚書けるところ、時間が足りず私は3 枚しか書くことができなかったため、もう少し早く着手すべきであったと反省しています。
最後に
私は、内部生でもなく、適性や学部成績が誇れるほど良いわけでもなく、TOEIC 等も提出していなかったため、全額免除などまさか取れるなどとは考えていませんでした。ただ、慶應義塾大学法科大学院のみの出願だったため、全落ちを回避 すべく普通合格を盤石なものにしたかったゆえに、集中して勉強できたこと、及び、慶應義塾大学法科大学院のみの対策に専念できたことが良かったのかと思い ます。伊藤塾の教材のみで合格することは可能でした。試験会場に行ってみればわかりますが、本当に伊藤塾の教材を使っている人ばかりなので、他の伊藤塾生に負けないくらい、何度もテキストを繰り返すことが重要だと思います。