大学在学中に法律以外の専門知識も身につけるため、より効率的に法律を学べる伊藤塾へ入塾
H.T さん(21 歳)
◆ 適性成績/第1回:236 点 第2回250 点
◆ 学部成績/GPA3.2 A:B:C = 7:3:0
◆ 受講講座/司法試験入門講座本科生+ リーガルトレーニング、適性試験シミュレーションなど
◆ 合格校/一橋大学法科大学院(既修)、慶應義塾大学法科大学院(既修)、中央大学法科大学院(既修)
プロフィールは、2015年合格時点のものです。
はじめに
もともと生物学に関心があり、文系学部に進学することが決まったあとも、将来はそのような分野に関わる仕事につきたいと考えていました。それを実現するた めの選択肢のひとつとして、弁護士として先端技術事業に貢献する、というものを知ったのが法律家を目指したきっかけでした。そのため大学在学中から法律だけでなく基礎的な理系分野の知識も身につけておきたかったので、より効率的に法律を学べる伊藤塾への入塾を決めました。
私がとった勉強方法
基礎的な法律の勉強をするにあたって、大学で指定された基本書をベースにしようと考えたのですが、それらはみな初学者の私が読み込むには大変難しく、論理 展開が理解できたとしてもどこが重要な部分なのかまで把握することはできませんでした。そこで、はじめに伊藤塾の講義を受講し、講師のアドバイスを基に各 法の根幹となるような部分を身につけていくことにしました。それによって一体どこが論文試験で問われやすいのかという点についても初期の段階から意識して 勉強を進めることができ、とても効率的だったと思います。
そして、そのような基礎的な講義から、まずは簡単なものから始まって段階的に論文答練に移行していけるのが大変良い点でした。伊藤塾の答練はまず答案の書き方から講師の指導を受けることができ、自分の答案も一枚一枚ペンが入ってかえってくるので、十分に見直すことができます。それを基に自分の弱点を確認していけるのは本当にいい勉強になったと思います。
また、伊藤塾での受講の利点として、その内容だけでなく講義や答練がよいペースメーカーになってくれると いう点があると思います。講義や答練を受けることで、全体から見た自分の勉強の進度や完成度を客観的に把握することができます。法科大学院や予備試験、そ してその先の司法試験合格を目指す長い生活の中で、自分の状態を把握できないことは相当なストレスや不安要素になってしまいそうだったので、それを防ぐ意 味でも講義や、特に答練は大きな助けになりました。
合格後に必要なこと
合格後は、専門分野を持った弁護士になろうと考えています。具体的には、先端的な科学技術の発展に貢献できるような、知財法の知識と理系分野の知識を持った法律家を目指します。 今後は弁護士の増加もあり、ただ漫然と弁護士になっても理想とするような職場を得て、十分に社会に貢献することは難しいように感じます。しかし逆に言え ば、なぜ自分が法律家を目指したのかをはっきりさせて自分の専門となるような分野を持てば、ビジネス自体がより国際化し法律的知識を求めるような形に変化 していっている昨今の状況とあいまって、就職難などを憂えるような状況にはならないのではないかと感じます。
最後に
私は家庭の事情や自身の問題から、あまり多く勉強するための時間をとることができませんでした。しかしそれでも、きちんと自分に適した効率的な勉強法を見つけて熱心にやれば、法科大学院に合格することができるのだと自分の身をもって知りました。これから法科大学院を目指される方にも様々な事情をお持ちの方がいると思いますが、あきらめずに合格を掴んでもらえたらと思います。