早期卒業で慶應義塾大学法科大学院合格。
基礎マスターが大学の授業の理解にも役立ちました

H.Oさん
 

合格者イラスト
慶應義塾大学法学部3年在学中
◆ 学部成績/【GPA】:3.98(A96%、B4%)
◆ 受講講座/ 司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、予備試験 全国公開 短答模試など
◆ 合格校/ 慶應義塾大学法科大学院(既修・未修/ 早期卒業)

はじめに

私は大学の付属高校の出身で受験勉強にとらわれず、比較的自由に様々な分野を勉強する機会に恵まれていました。そのような中で自分は国語や社会といった文科系が得意であること、特に文章を書いたり読んだりすることが好きであることから、文学部か法学部への進学を漠然と考えていました。また将来少しでも社会に貢献できる仕事に就きたいと考え、女性も活躍できる可能性がある分野として法律家を志すに至りました。志望法科大学院については、一貫校出身であり愛校心もあって、他の法科大学院は特に考えていませんでした。

私がとった勉強方法

(1)基礎的な法知識・法理論の修得について

大学入学前の2 月にかねてより評判の高い伊藤塾を選んで申し込みしました。基礎マスターと論文マスターを受講しましたが、私は講師の説明で重要だと感じた部分は確実にメモしておきたいと考え、受講方法についてはほとんどWeb を利用しました。そのままのスピードで聴くところと、一旦止めてしっかりメモを取るところと自分の理解に合わせて受講することができ、良い方法だったと思います。また、パワーポイントは縮小コピーして該当ページに挟み込みました。こうして加工した基礎マスターと論文マスターのテキストを何度も読み返しました。

(2)慶應義塾大学法科大学院対策について

勉強方法としては、論文マスターを何度も解きました。解いていてわからないところがあれば基礎マスターに戻って確認するという方法をとりました。また直前には勢いをつけて基礎マスターの通読もしました。クロスレファレンスとして前の単元を参照するということをしないでも、頭の中に全てのページが入っているイメージになり、一気に理解が進みました。また、入試対策という意味では、慶應義塾大学法科大学院の過去に出題された入試問題について答案構成をしました。伊藤塾の法科大学院別論文模試も受け、本番の時間感覚が大変に参考になりました。

早期卒業・飛び級合格について

早期卒業制度は従来の飛び級(大学卒業資格のないまま大学3年生から法科大学院の未修者コースに進学するコース)と異なり、大学3年生で卒業の資格を取得し既修者コースに進学するもので、大学で好成績を修めることが不可欠です。そのためには授業に出席することが大変重要です。大学の講師はそれぞれ個性があり、授業の内容が予備試験や法科大学院入試に直結するとは限りませんが、根本的な法律知識やそこで扱う裁判例などは基礎マスターと重なるものであり、大学の授業の理解に大いに役立ちました。特に演習科目で深く考えた課題は基礎マスターに戻って該当箇所を読んでみると理解が深まっており、相乗効果があったように思います。

最後に

ようやく今はスタートラインに立ったという気持ちで身が引き締まる思いがしています。自分の歩みの一歩であり、プロセスの途中であると自覚し、謙虚に一日一日の努力を継続していきます。将来の法曹像としては、大きく変化していく日本の社会に貢献できるような法律家になりたいと思います。そのために、法科大学院で将来専門とできるような分野を見つけ、研究者や実務家の講師からたくさん学んでいきたいと強く願っています。