どんな環境にあっても最初からむりだといって自分を縛るのではなく、挑戦する心をもって勉強してほしい

難関国公立法科大学院合格!

H.Tさん
 

合格者イラスト
香川大学法学部4年
◆学部成績/[GPA]:(3.95)S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=73:47:6:0
 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練など
 ◆合格校/一橋大学法科大学院(既修)慶應義塾大学法科大学院(既修)早稲田大学法科大学院(既修・全額免除)中央大学法科大学院(既修・全額免除)

はじめに

漠然とした法曹への憧れから法学部に入学し、大学2年生の頃より伊藤塾で勉強を始め、法律の基礎を学びました。そして、法律の勉強を進めるうちに、法曹としての仕事の魅力や法律学の奥深さに気づき、法曹になりたいと強く思うようになりました。意思をもって勉強することで、今回の法科大学院入試においては、受験校全てについて合格をいただくことができました。

基礎的な法知識・法理論の修得について

基礎的な知識の修得については、伊藤塾の基礎マスターがとても役立ちました。基本的なことはテキストを繰り返し読むことと、決めた問題集を何度も繰り返すことが大切だと思います。予備試験も受験していたので、その際は短答の過去問を解くことと、テキストの基本事項を読み返すことを繰り返しました。ここで身につけた知識は、法科大学院入試にも役立ったと思います。また、法科大学院入試においては、論文マスターで論文の型を修得し、自力で答案構成をする、答案を書いてみるということをやり続けたことが力となったと思います。

法科大学院対策について

〈慶應義塾大学法科大学院〉

受験者のレベルが高く、試験時間も短いので、とにかく過去問を、時間を計って数年分解くことと、基本的な知識をその都度確認することを行いました。

〈早稲田大学法科大学院〉

民法の配点が大きいことから、まずは民法について、手薄になりがちであった分野も含めて基礎を確認し、過去問演習を行いました。

〈中央大学法科大学院対策〉

刑法が特にそうですが、記述できる量・時間が限られていることから、時間を計ったうえでの過去問演習を通じて、メリハリのある答案作成を心がけました。

〈一橋大学法科大学院院〉

一次(TOEIC)対策としては、もともと英語にそれほど苦手意識はなかったこと、過去の入試データを見ると合格者最低点はそれほど高くないこともあり、学部3年までは目標スコアである800点取得を目指して勉強しました。3年の秋に目標スコアがとれた後は、法律の勉強に集中しました。二次(法律科目)対策としては、本格的な一橋大学法科大学院対策を行うにあたって、まずは過去問を、時間を計って解いて傾向を掴むようにしました。その際、基礎マスターや論文マスターの知識に立ち返り、繰り返し学習することはとても有益であったと思います。また、私は、予備試験ルートも視野に入れて勉強をしていたのですが、そのための勉強というのも法科大学院入試において必要な知識を身につけるという意味で役に立ちました。三次(面接)対策を本格的に準備をしたのは、二次試験が終わった後です。面接では志望理由なども聞かれましたが、
私の場合、学部時代に学外で行政関係のボランティアなどをしていたこともあり、そのことについても聞かれました。私は、2年生という比較的早い時期から伊藤塾で勉強を始めたおかげで学外での活動を行う余裕があるなかで勉強を進めることができ、結果として面接においてもプラスに働いたのではないかと思っています。

おわりに

法科大学院入試においては、本質としては基本的なことが問われており、基礎・基本を繰り返すことにより十分合格できると痛感しました。私は、法科大学院進学者がそれほど多くない大学で、さらに既修で進学するために勉強を進める仲間も限られているなかで勉強を進めてきました。もちろん、大学においての勉強やそこでの人間関係はとても充実したものではあったのですが、勉強を進めるなかで、この方針でよいのかという不安は尽きないものでした。しかし、伊藤塾での勉強という指針があったことにより、自信をもって勉強をしていくことができたと思います。同じように、法曹を目指す仲間が限られている環境で勉強をしていく人もいるとは思いますが、最初からむりだといって自分を縛ってしまうのではなく、挑戦する心をもって勉強してほしいです。私は、今後、法科大学院で司法試験に向けた勉強をしていくことになりますが、伊藤塾で学んだ知識を基盤に、良き法曹となれるよう努力していきたいと思います。