基礎をしっかり理解していることを答案上で示せれば、十分合格は可能。入試が続く場合は、気持ちの切替えが大事

難関国公立法科大学院合格!

B.Vさん
 

合格者イラスト
同志社大学法学部4年
◆学部成績/[GPA]:(3.7)A(優):B(良):C(可)=7:3:0
 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニングなど
 ◆合格校/大阪大学法科大学院(既修)慶應義塾大学法科大学院(既修)早稲田大学法科大学院(既修)中央大学法科大学院(既修)

はじめに

私は、小学生の頃から弁護士になりたいと思っており、大学進学までの間に希望が変わることもなかったため、大学1年生から伊藤塾に入塾していました。

基礎的な法知識・法理論の修得について

基礎マスターと論文マスターを受講し終えてからは、問題研究テキストを用いて答案構成のみ行い、重要な点を論文ナビゲートテキストに一元化し、何度も何度も繰り返して覚えるという方法をとっていました。論文ナビゲートテキストの論証は、一言一句丸暗記する必要はありません。しかし、論文ナビゲートテキストに記載されているものは、答案で書けるようにならないと他の受験生に差をつけられてしまうような重要なものばかりなので、要点を押さえて自分の言葉で書けるようにする必要があります。私自身、論文ナビゲートテキストの論証の言い回しが頭に入らないときも多く、基本書を参照して自分の覚えやすい言い回しに改良したうえで覚えていました。

法科大学院対策について

〈慶應義塾大学法科大学院・早稲田大学法科大学院・中央大学法科大学院〉

私立大学の法科大学院入試は8月中旬という早い時期から始まり、中央大学・早稲田大学・慶應義塾大学と受験する場合3週連続の試験となり、体力的にも精神的にもとてもハードです。これらの3校を受験するなかで、わからない論点もあり試験中に非常に焦りましたが、他の受験生が書けるところで落とさず、基礎をしっかり理解していることを答案上で示せれば、十分合格は可能です。1校受けるたびに、うまくいかなかった科目や不安が生じた分野の問題研究を次の入試までに復習し、アウトプットとインプットの時間を繰り返すことで、自然と慶應義塾大学法科大学院の入試の時点にピークを合わせることができました。実際に、複数校で出題分野が被ったこともあり、受けた入試の復習をし、知識を正確に答案に示せるようにしたことが効果的だったように思います。1週間は短いようで長く、失敗した科目を復習し、次の入試までに調整する時間は十分あります。また、失敗したと思った入試でも案外受かっていたりするので、あまり気を病まず、気持ちを切り替えて次の入試に備えることが大事だと思います。 慶應義塾大学法科大学院は私大の3校の中でも特に時間がタイトなので、早めに過去問に取り組みました。特に刑法は時間が足りなくなりがちだったので、答案構成の時点でどこを厚く書くか、どこを薄く書くかをきちんと意識するようにして、絶対に途中答案にならないようにしていました。また、TOEICの点数が良いと加点されるため、語学の勉強が得意で入試までに時間がある場合には、TOEICを受けることをおすすめします。

おわりに

最後に、アットホームな伊藤塾京都校のみなさん、受験期の不安を打ち明けあった法曹志望の友人たち、そして、夢を応援し続けてくれている家族の支えがあって、法科大学院に合格することができました。心より感謝申し上げます。法科大学院進学後も努力を重ね、司法試験合格をつかみたいです。