予備試験レベルの勉強をしていれば法科大学院入試対策は不要。予備試験を第一目標にすることをおすすめします

難関国公立法科大学院合格!

T.Mさん
 

合格者イラスト
早稲田大学法学部4年
◆学部成績/[GPA]:(3.93)A(優):B(良):C(可)=69:24:7
 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練など
 ◆合格校/東京大学法科大学院(既修)早稲田大学法科大学院(既修・全額免除)

はじめに

私は、医療福祉などライフサイエンス分野にもともと興味があり、この分野について法律家が未開拓であることを感じていました。そこで、私は医療と法律をつなぐ法律家を志すようになりました。伊藤塾に入塾したのは、司法試験受験指導校として圧倒的シェア率を誇っていること、公務員講座との併願も可能であることが理由です。入塾したのは大学2年の4月で、平均的もしくは最近では遅い方かもしれません。早稲田大学法科大学院を受験
したのは、学部が早稲田だからです。

基礎的な法知識・法理論の修得について

私は大学2年生で入塾したため、急ピッチで基礎マスターと論文マスターを繰り返しました。基礎知識は基本的に基礎マスターで足りると思います。また、論文対策としては予備試験のコンプリート答練などを利用し、予備試験のための勉強に集中していました。また、短答知識対策として行政書士を取得したり、短答知識完成編の基礎マスターを何度か繰り返したりしました。また、私は大学の授業にも出席する方だったので、法科大学院でも教鞭をとられている教授の授業を受講し、判例百選を押さえたり、基礎的な知識の復習に役立てたりしました。

法科大学院対策について

基礎的な知識は基礎マスター、論文マスターで十分です。そして、法科大学院は基本的に予備試験レベルの勉強をしていれば特段の対策は必要ないと思います。私は予備試験論文式試験を受験していたため、早稲田大学法科大学院の対策を始めたのは8月に入ってからです。早稲田大学の過去問は5年分ほど解きましたが、刑法の一行問題を除き、予備試験の過去問やコンプリート論文答練の問題の類題が多く、対応できると思いました。

おわりに

少なくとも伊藤塾に大学2年生の春に入塾していれば、法科大学院受験段階では基礎マスター・論文マスターは受講が終わっており、基礎的な知識はあらかた身についているはずです。そうだとすれば、後はそれを吐き出すだけです。私は法科大学院受験の前に国家公務員総合職試験と予備試験論文試験を受けていたので、法科大学院入試はリラックスして臨むことができました。そういった意味でも、まず予備試験を第一目標にすることをおすすめします。