早い時期に伊藤塾に入塾したことや、予備試験合格を目指して高いレベルで勉強できたおかげで早期卒業

難関国公立法科大学院合格!

K.Hさん
 

合格者イラスト
早稲田大学法学部3年
◆学部成績/[GPA]:(3.9)S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=35:16:5:0
 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、法科大学院別過去問分析講義、法科大学院別法律科目論文模試など
 ◆合格校/東京大学法科大学院(既修・早期卒業)早稲田大学法科大学院(既修・早期卒業・全額免除)

はじめに

大学入学当初、私は法律を使う仕事をしたいと漠然と考えていただけでしたが、どんな職業に就くにも司法試験に合格していれば強いと思い、1年次の6月から伊藤塾での学習を開始しました。周りの友人ですでに伊藤塾に入塾している人が多かったこと、司法試験合格を目指すのならば早めに学習を開始するに越したことはないと考えたことから、比較的早い時期の入塾を決めました。東京大学法科大学院は、司法試験合格率が高いことはもちろん、国際法分野や最先端分野でも活躍できる法曹の育成を目指し実務を学ぶ環境が充実しているので、司法試験合格は最終的なゴールではなくどのような法律家になるかが最重要と考える私にとって魅力的でした。

基礎的な法知識・法理論の修得について

伊藤塾で、予備試験合格を目標としたレベルの高い講義・ゼミを受けていたことで、法科大学院の入試問題への抵抗をなくすことができました。基礎マスターの受講時代から論文を書き、採点していただき、時には同期の優秀答案を見て刺激を受けながら、正しい論述の仕方を修得していきました。論文マスターのテキストにある問題は何度も繰り返し答案構成をし、重要問題については答案作成をして練習しました。論点を丸暗記する勉強法ではなく、条文の趣旨・原則を正確に理解し記憶するという勉強法を伊藤塾で学んだことで、難しい問題にあたっても現場で思考できる力が身についたと思います。これは、法科大学院受験に大いに役立ちましたが、試験だけでなく法律家として働くために必要な力だと感じました。

法科大学院対策について

〈早稲田大法科大学院〉

伊藤塾の法科大学院別過去問分析講義のテキストにまとめられていた出題傾向は、効率的に対策するのに大いに役立ちました。早稲田大学法科大学院の入試は、民法の試験時間が120分と長く配点も高いため、民法の対策を重点的に行いました。論文マスターテキストの問題を答案構成し、論証を正確に暗記しました。また、刑法は、毎年の傾向に則り、事例問題については総論分野、一行問題については各論分野の勉強をしました。訴訟法は、基礎的な重要論点の出題が毎年されているので、あまり時間をかけずに勉強しました。

〈東京大学法科大学院〉

東京大学法科大学院の入試は、試験時間が比較的短く字数制限もあるので、問われていることに端的に答えることが重要と考えました。そこで、長い論証を現場で書くのは点数に結びつかないと思い、趣旨・原則の暗記に徹しようと基礎マスターテキストを繰り返し読み込みました。東京大学法科大学院は各科目毎年幅広い分野から出題しているので、過去問についてはあくまで問題形式をつかむという意味で2年分だけ答案構成し、基礎マスター、論文マスターの復習に時間を費やしました。法科大学院対策として特別に意識するというよりも、予備試験対策として普段通りの勉強法をとっていました。

早期卒業・飛び入学について

大学1年次での成績が良かったので、その時点で早期卒業を視野に入れました。予備試験に合格できなかった場合を考えて、なるべく早く大学院へ進学したいと思いました。また、東京大学法科大学院を受験したかったので、外部の法科大学院の受験資格を得られない飛び入学ではなく、早期卒業を選択しました。

おわりに

伊藤塾で学んだことが法科大学院入試の勉強に役立ったことはもちろん、大学の一般教育科目や英語のレポートにまで、論理的な文章の書き方を応用することができました。そのことは早期卒業要件を満たすことや、早稲田大学法科大学院での内部成績の奨学金認定に非常に役立ちました。早い時期に伊藤塾に入り本当によかったと感じています。3年次でひとまず予備試験短答式試験には合格することができたので、来年は最終合格できるよう、法科大学院入学後も引き続き努力したいです。