法が患者の明るい未来を保障できる事例があることを知り、命を守るために、医療を支える法曹を目指す
S.Hさん
◆学部成績/[GPA]:(3.91)S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=55:36:9:0
◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、法科大学院別過去問分析講義、法科大学院別法律科目論文模試など
◆合格校/関西大学法科大学院(既修・早期卒業・全額免除)
はじめに
医療に興味をもって調べていたところ、純粋に医学的側面のみを解決するだけでは治療の十全な効果が望めないことがあることを知りました。そして、医療が明るい未来を患者に与え、法がその明るい未来を保障することができる事例は少なくないことを知り、命を守るために医療と向き合い、医療を支える法曹を目指すようになりました。関西大学法科大学院を選んだ理由は、関西大学は通い慣れた環境で勉強に専念できると思ったからです。伊藤塾に入塾した時期は、大学2年生の夏の終わり頃で遅いスタートでした。
基礎的な法知識・法理論の修得について
伊藤塾の講師の指導のとおりに進めることを意識して勉強するようにしました。まず、基礎マスターを受講し、まとめノートを作成しました。その後、受講部分の短答式試験過去問を解くようにしていました。私は、スタートが遅かったため、とにかく基礎を身につけるように基礎マスターの復習を繰り返し行いました。
法科大学院対策について
〈関西大学法科大学院〉
学部成績を重視すると聞いていたので、大学の定期試験などの対策は怠らないようにしました。その際には、定期試験の範囲を伊藤塾のテキストで勉強していました。関西大学法科大学院は、他の法科大学院とは少し傾向の異なる問題が出されることがあります。特に憲法においては、例年一行問題的な出題がなされるのですが、基礎マスターの内容をしっかり身につけていれば特別な対策をする必要はありませんでした。また、民法において改正法についての問題が出題されましたが、事前に伊藤塾で改正法についてのフォロー講義を受講していたので、落ち着いて解答することができました。時間的に基礎マスターの復習しか行うことができませんでしたが、合格し、全額免除をいただくことができました。
おわりに
伊藤塾は、講義の質が本当に高いと思います。大学の授業や自主学習でつまずいた点について、基礎マスターの講義に戻ればたいてい解消することができました。そのため、基礎マスターの復習を怠らないようにしました。法科大学院に合格するためには、基礎マスターの内容を理解していれば知識面では十分でした。しかし、答案作成のスピードが遅く、途中答案になることがあり、答案作成能力を向上するために、答練を受講するとよかったと思います。