早期卒業は計画的に、できるだけ早い段階から情報収集をし、スケジュール管理、体調管理を徹底することが重要です。試験科目が少なかったり、学部成績の割合が高いなどのメリットがあります。

早期卒業・飛び入学
特待生合格

B.Zさん:立命館大学法学部3年 ◆学部成績/[GPA]:4.16 S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=42:46:21:2 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニングなど

合格校/同志社大学法科大学院(既修)全額免除、関西大学法科大学院(既修)早期卒業・全額免除、関西学院大学法科大学院 (未修)早期卒業・全額免除、立命館大学法科大学院 (未修)半額免除

はじめに

大学1回生のキャリア教育の授業で、渉外弁護士として活躍されている方から、渉外弁護士の仕事内容ややりがいについてお話を伺い、この授業をきっかけに海外法科大学院への留学や渉外弁護士の国際的な活動に興味を持つようになりました。3回生時には、会社法のゼミに参加し、日本の企業についての調査を進める中で、人口減少やマーケットの縮小にともない、海外取引や海外進出、事業承継・MAに大きな期待が寄せられていることを知りました。現在では、渉外・企業法務の分野で活躍できる弁護士となり、企業に寄り添ったサポートしていきたいと考えています。
また、私立の志望校を選択するにあたっては、手厚い指導が受けられるか、奨学金が充実しているか、を基準に判断しました。
そして、伊藤塾には、1回生の秋に入塾しました。伊藤塾では、充実した教材に基づき、プロの講師に指導していただけるので、勉強方法等については、不安を感じることなく学習を進めることができました。

私の勉強法

基礎学習について

アルバイトにサークル、習いごとと忙しい大学生活だったので、まずは、基礎マスターを一通り受講し終わるということを目標に、可能な限りライブ講義に参加するようにしていました。この段階では、あまり深入りしないで、わからないところがあれば、付箋に書いて貼っておくということをしていたのですが、今思えば、勇気を出して講師の方に質問に行くべきだったと後悔しています。
2回生の春休みには、論文マスターの受講をはじめました。この時点では、基礎マスターの理解もあまり進んでおらず、何も書くことが思いつかないような問題も中にはあったのですが、書けるところまで答案を書いてから受講するということを徹底していました。そして、答案例と自分の答案を見比べ、何が書けていないのか、なぜ書けなかったのか、ということを分析しつつ、知識が足りなかった部分については、基礎マスターテキストを見返すようにしていました。基礎マスターの復習が終わっていなくても、論文マスターを受講する意義はあったと思います。また、早い段階からたくさん答案を書くということも意識して勉強していました。伊藤塾に通う友達と電話をつなげて一緒に答案構成したり、各自で答案を書いて見せ合ったりすることもあり、良い刺激を受けられたと感じています。

法科大学院対策について

特に法科大学院入試のための勉強をすることはありませんでした。私が、受験した法科大学院は、典型論点を出題する学校が多く、論文マスターを解き進め、基礎マスターテキストで知識の確認をするといういつもの勉強で十分だと判断したからです。
ただ、法科大学院入試は、試験時間が短く、書くことが多いため、時間感覚をつかむという意味で各学校最低1年分は、時間を計って過去問を解くようにしていました。また、論文マスターの問題を解く際には、法科大学院入試を意識して、できるだけコンパクトな論証を書くということを心がけていました。その他の部分に関しては、いつも通り、論文マスターの問題をひたすら解き、基礎マスターテキストで知識の確認をし、論文ナビゲートテキストの論証を理解・暗記するということを繰り返し行っていました。

早期卒業・飛び入学合格について

2回生からは早期卒業も視野に入れていたため、GPA4.0を目標に、学部の定期試験やレポートにも力を入れていました。学部の定期試験は、重要論点からの出題が多く、基礎マスターテキストがとても参考になりました。また、早期卒業の場合、学部の成績をしっかり取りつつ、TOEICや英検受験、パーソナルステートメント作成、8月からは私立法科大学院入試や予備試験短答式試験(コロナの影響で今年は8月でした)、11月からは国立法科大学院入試をこなしていく必要があります。そのため、できるだけ早い段階から情報収集をし、スケジュール管理、体調管理を徹底することが重要だと思います。
3年次生の枠での出願の場合、試験科目が少なかったり、学部成績の割合が高かったりとメリットも多かったと感じています。試験の場数を踏むという意味でも、3回生時に、法科大学院入試にチャレンジしてみるのも良いのではないかと思います。

おわりに

伊藤塾に通塾したことで、一緒に勉強する仲間ができ、時間がない中でも充実した勉強をすることができたと感じています。法科大学院入学後は、法律の勉強のみならず、語学や海外留学にもチャレンジし、自身の視野を広げていきたいと考えています。法科大学院に進学したからこその経験をたくさん積み、目指す法曹像に近づけるようこれからも精進していきたいです。