伊藤塾で勉強する一番の利点は、 合格までの必要十分な勉強ルートを示していただけること

特待生合格

C.Tさん:同志社大学法学部4年 ◆学部成績/[GPA]: 3.82  A:B:C:D=120:18:4:0 ◆受講講座/ 司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、 法科大学院別過去問分析講義+法律科目論文模試など

合格校/京都大学法科大学院(既修)、 大阪大学法科大学院(既修)、 神戸大学法科大学院(既修)、 慶應義塾大学法科大学院(既修)、 同志社大学法科大学院(既修)全額免除

はじめに

私は、大学入学当時から、法学部に入ったのだから法律を使う職業に就きたいと漠然と考えてい ました。そして、大学では、大学1年生も対象にした法科大学院の説明会等が開催される等、法科 大学院進学への積極的な働きかけがありました。そこで、法科大学院での本格的な法律の勉強の魅 力を知るとともに、その勉強を活かした法曹という職業に憧れを抱くに至りました。そのため、腰 を据えて法律の勉強をしようと意気込んだものの、大学の講義と司法試験合格とのつながりが全く と言っていいほど見えず、また、膨大な量の基本書の読み方もわからず、勉強方法に戸惑いました。 そこで、勉強方法について調べると、圧倒的な合格実績を誇る伊藤塾の存在を知り、すでに受講を 開始していた友人のすすめもあって、大学1年生の夏に伊藤塾に入塾しました。伊藤塾で勉強する 一番の利点は、合格までの必要十分な勉強ルートを示していただけることだと思います。具体的に は、必要十分な情報が載っているテキスト、メリハリの利いたわかりやすい講義が、京都大学法科 大学院合格の何よりの要因だと思います。 

私の勉強法

基礎学習について

私は、インプットは基礎マスタ―、アウトプットは論文マスター(予備試験論文マスターを含む。) を主軸として勉強をしてきました。学習のポイントは、①受講中においては早く一周すること、②受 講終了後においては何回も繰り返すことに尽きると思います。①について、完璧主義を捨てること が何よりも重要です。たとえ講義でわからないことが出てきてもひとまず講義を聴き進める。当然、 Aランク論点等、一周目から理解、記憶すべき箇所はありますが、それ以外の部分はわからなくても 聴き進めることが重要です。一周目にわからなかったことが二周目以降に簡単に理解できることは 本当によくあります。法律は関連性の学問と言われることがよくありますが、全体像の把握が個別 部分の理解の促進につながると何度も感じました。一周目の理解はこれくらいでいいか、と開き直 ることも時には重要です。②について、学んだことを何回も繰り返すことで、試験に使えるものに ブラッシュアップしていくイメージです。この段階においては、基礎マスタ―テキストと問題研究 を車の両輪として、行き来を繰り返しました。そして、その中で学んだ、試験に使える知識や答案 作成上有益な知識は、論文ナビゲートテキストに一元化していきました。失敗した点は、答練をほ とんど受講しなかった点です。答練は、早期から答案作成のイメージをつかむうえで重要であり、 それはインプットにも役立つため非常に有益だと思います。まだ書けないから答練を受講しないの ではなく、書けないから答練を受講することを強く認識すべきだったと反省しています。

法科大学院対策について

受験した全法科大学院の対策として共通することは、①問題研究を繰り返すこと、②一元化教材(論ナビ)を繰り返し確認すること、③過去問を確認することです。私は、予備試験も受験してい ますので、①、②は、法科大学院対策プロパーで行ったというよりも、予備試験対策として行って いたことが法科大学院対策として役に立ったということになります。予備試験も法科大学院入試 も、問いに正確に答えること、Aランク論点等の重要基礎部分を正確に書くこと、問題文の事情を 適切に評価すること等求められていることは大きく異ならないので、予備試験対策は、ほとんどそ のまま法科大学院対策になります。ただし、法科大学院入試は、試験科目、試験時間、出題形式が 予備試験とは異なり、また、法科大学院毎でも異なるので、この点で③過去問の確認が非常に重要 です。以下、③について、受験した法科大学院毎に詳述します。同志社大学法科大学院について、 予備試験短答対策と併行しながら、約2週間前に過去問を確認し、憲法・民法・刑法を1年分起案 しました。慶應義塾大学法科大学院について、自主ゼミを組み、全科目2年分を起案し、検討する ともに、法科大学院別過去問分析講義を受講しました。また、同法科大学院の模試も受験しました。 大阪大学法科大学院、神戸大学法科大学院について、それぞれ1週間前から過去問を3年分確認し ました。京都大学法科大学院について、伊藤塾の京大対策ゼミを受講するとともに、全科目5年分 を答案構成し、2年分の模試を起案しました。京都大学法科大学院であっても、受験生が確実に書 いてくる基礎的な部分を正確に書けば合格点となると思います。基礎基本の徹底を忘れないことが 最も重要です。 

おわりに

受験した全ての法科大学院に合格することができたのは、間違いなく前述した、合格までの必要 十分な勉強ルートを示していただけたおかげだと思います。本当に感謝しております。ありがとう ございます。しかし、法曹になるためには司法試験に合格しなければならず、法科大学院合格は、 司法試験合格にむけた通過点、ひいては合格後実務家として活躍するための通過点にすぎません。 法科大学院では、恵まれた環境で勉強できていることに感謝しつつ、司法試験合格、合格後の活躍 のために、日々勉学に励みたいと思います。