早期の基礎マスター 7 科目の修得はアドバンテージでした。未知の論点でも、基礎マスターの範囲で十分解答できます
J.H さん
◆ 出 身 大 学 /明治大学法学部
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、予備試験口述模試など
※プロフィールは、2016年合格時点のものです。
はじめに
私が弁護士を目指した理由は、社会において弱い立場にある方が、不自由なく暮らせる社会にするには、法と、法の助けが必要な方たちに一番近い立場にあるのが弁護士だったからです。伊藤塾に入塾したのは大学 1 年次の 10 月でした。予備試験を目指したのは、早く実務家になれれば、それだけ経験を積むことができ、より多くの人たちを助けることも可能になるからです。
私がとった勉強方法
基礎的な法知識・法理論の修得について
法の基礎的な部分は、基礎マスターで 7 割を完成させることができました。この基礎固めを体系的な位置づけとともに、早い段階で修得できれば、勉強はかなり効率的に進むし、論文を書く際も重宝すると思います。予備試験合格のうえでは、基本的な知識だけで受かるといわれますが、その通りだと思います。今回の論文式試験でも、知らない論点が出てきてもそれは基本的な知識からうまく推論できるかを問うているのであって、基礎マスターテキストの範囲で十分に解答することができると思います。
短答式試験対策について
短答試験については、過去問を繰り返すのが一番だと思います。過去問を繰り返すことをメインにしつつ、穴がないように補強していました。
論文式試験対策について
論文式試験については、基本的な知識を活用して、それをどのような思考過程で推論しているかを、文章で表現する必要があり、かつそれで足ります。予備試験では複雑な事例が出ますが、分解していけばどの行為の何が問題なのかを把握できます。そして、論文マスター、コンプリート答練などで実際に起案してみることで、自分の弱点を見極め、それを補強していくことを何度も繰り返すことが肝要です。
一般教養科目対策について
短答試験は、大学受験時の知識を思い出せば、最低限の点数は取れますし、論文についても、法律科目同様、文中の問いかけに対して、どれだけ食らいつけるかの勝負です。
口述試験対策について
基本は論文、短答の知識があれば十分ですが、それを口頭で行うのは意外と難しいので、模試を受け、受け答え方の対応を取得しました。
合格後を見据えて
社会にある紛争を法でもって解決するには、解決のための適切な法を選択しなければなりません。そのためには、確固たる知識と、相手方の気持ちを汲み取る能力が必要です。今のうちから、実務家の方々との交流を通じて、その力を磨いていこうと考えています。
最後に
私が予備試験に合格できたのは、早い時期から勉強に着手できたことです。早い時期から、全 7 科目の体系を基礎マスターで修得できたことは、かなりのアドバンテージだと思います。司法試験まで半年、全力で取り組みます。皆さんも頑張ってください。やれば、必ずできます。