一度は諦めた司法試験。13年後に学習再開し合格。
合格に直結する勉強だけに絞って勉強した
◆出身大学/早稲田大学法学部
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生、予備試験全国公開論文模試、予備試験口述模試など
※プロフィールは、2019年合格時点のものです。
はじめに
伊藤塾には2001年頃入塾し、2003 ~ 2005年の3年間、旧司法試験を3回受けましたが、いずれも論文で不合格となり、司法試験を諦め就職しました。司法試験は遠い過去のことになっていましたが、2018年の1月頃予備試験の存在を知り、弁護士の友人のすすめもあって勉強を再開しました。
私の勉強法
仕事では法務部門に所属しており、過去に司法試験を受験した経験もあるので、ある程度知識はあると過信していましたが、基礎知識をほぼ綺麗さっぱり忘れてしまっていました。そこで、簡単な短文事例問題集を用意して、これを解きながら基礎知識を充実させるという方法をとりました。これは本当に正解だったと思います。確かにインプットは大事ですが、インプットばかり行っていても、いつまでたっても論文は書けるようになりません。問題演習を主として、テキスト、基本書などの読み込みを確実にすべきだと思います。特に私のような社会人は、可処分時間が極めて少ない方が多いと思いますので、勉強する教材を絞り込んで何回も繰り返すことが大事です(伊藤塾の教材でいえば論文マスターの教材をメインにするのがよいと思います)。
論文対策は過去問に尽きると思います。短答以上に論文は、過去問の分析なくして合格することはありえないです。過去問とテキストのインプットで比較すると、100対1くらいの重要度の違いがあるはず。社会人受験生で可処分時間が限られている方には、最優先すべきは過去問を解くことではないかと思います。論文直前期は、短文事例問題集と過去問をひたすら解くことを各科目で繰り返しました。勉強にあたっては、漫然とインプットする時間をとって満足することがないように、常に論文の合格に直結する勉強をするように気をつけていました。
働きながらの学習方法について
私には妻子がおり、土日も家族イベントで潰れることがよくありましたし、平日も外せない飲み会や残業などがあって、勉強時間の捻出にはかなり苦労しました。働きながら勉強するにあたって重要なのは、時間を作る努力をすることはもちろん、合格に直結する勉強だけに絞って勉強することです。
おわりに
司法試験の舞台に15年ぶりに帰って来られて嬉しく思っています。司法試験への挑戦にあたっては、まず何よりも過去問の分析を最優先にして勉強を進めていきたいと思います。