講義を聴く時間をかけすぎないこと、答案を毎日書くことを徹底しました
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、予備試験全国公開短答模試、予備試験論文直前答練+全国公開論文模試など
◆法科大学院合格校/慶應義塾大学法科大学院(既修)
※プロフィールは、2019年合格時点のものです。
私の勉強法
〈基礎学習について〉
基礎マスターを1回聴くのに、2年半もかけてしまいました。2年半もかけると最初のころに学んだことなど何も覚えていないので、次の論文マスターは本当に何も理解できてない状態で聴きました。しかも、聴き始めたのが法科大学院入試まで数ヶ月しかない状態で、答案を実際に書いてから受講するなんてことは全くできませんでした。いざ本番では答案の書き方がわからず、当然のごとく落ちました。法科大学院入試に失敗した理由は、試験範囲を1回聴くのに時間がかかりすぎていること、実際に答案を書くのを怠けたことです。そこで、勉強したことを忘れないであろうテンポで試験範囲を繰り返す、答案をほぼ毎日書く。この2つを徹底しました。伊藤塾のテキスト以上に体系化された書籍はほぼないと思います。私は、伊藤塾のテキストを参照に大事な部分をワードでまとめたものを作成しながら、伊藤塾のテキストをひたすら繰り返しました。
〈短答式試験対策について〉
短答対策は、まずは条文をしっかり読む最高の機会だと位置づけましょう。また、伊藤塾のテキストはかなり体系化されていますので、覚えた短答知識がどの体系に位置づけられているか意識すれば、早く覚えられるうえ、論文でも役立ったと思います。短答で身につけた知識が論文で応用できたこともたくさんありましたし、短答対策で素読した条文知識のおかげで、論文で条文を引くのが格段に速くなりました。
〈論文式試験対策について〉
予備試験対策に特化したコンプリート論文答練と、予備試験論文直前答練が一番だと思います。コンプリート論文答練の答案を丸暗記するくらいまで繰り返しました。後から思えばこれが本当によかったです。理想的な答案の息遣いというか感覚を身体的にしみこませることができましたし、かなりの網羅性のある答練だったためです。
〈口述試験対策について〉
伊藤塾の予備試験口述模試は必須です。面接という特殊な試験である以上、経験の差が顕著に出ます。面接官の誘導に載る感覚をつかめることができました。