自分に一番合っていると信じた勉強方法で地道に進んでいきました
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、予備試験答練パック、予備試験論文直前答練+全国公開論文模試、予備試験論文過去問マスターなど
※プロフィールは、2019年合格時点のものです。
はじめに
私が法曹を志したのは、困難にあえぐ人を救うためです。法律家は、社会の様々な問題にアプローチするための武器を持っています。私がどのように社会に奉仕していきたいか考えた時、この資格は自分の力になってくれるはずだと考えました。大学生になり何か始めなければという漠然とした不安を感じていた時、私は、伊藤塾はとても教材の質が高いという話を聴き、大学1年の5月頃入塾しました。
私の勉強法
〈基礎学習について〉
大学2年の5月時点で、まだ民法の基礎マスターまでしか終わっていない状況でした。講義は、1 . 2倍速くらいで聴き、1~ 1 . 5時間くらいで聴き終えることができるようノートの取り方を変えました。また、1周目はほぼ復習しないで進めることにしました。そして、大学3年の6月末に論文マスターを聴き終えました。論文マスターの1周目の時、予習の段階で答案構成をしようとしましたが時間がかかりすぎたので、1回の講義で扱われる問題の論点を基礎マスターで復習してから、すぐに論文マスターを聴きました。その際は、論点のつなぎ方や、なぜその論点を書かないといけないのかという問題意識を覚えようと割り切っていました。ストレスは格段に減り、継続しやすかったです。論文マスターの復習のために基礎マスターを読むという形になり、論文マスターを始めてからようやく基礎マスターの復習が進み始めたといえます。基礎マスターテキストに書き込みをすることが多く、論文知識は緑色のボールペンで書き込みました。作業時間を減らすため、論文マスターの塾答案などをコピーし、まとめて穴を開けて基礎マスターに綴じ込み、そこにも書き込みを入れる、というやり方をしました。
〈論文式試験対策について〉
インプットについては、私はとにかく論文マスターに掲載されている問題の答案例の流れを覚えることを徹底しました。また、論証のキーワードを覚えられているか、ことあるごとにチェックしました。アウトプットについては、過去問の演習が一番大切です。本試験の問題は質が高いですし、どこまで書ければよいのかという最も大事な視点を養うことができます。
おわりに
日々自分と向き合いながら一歩ずつ進んできました。とても難しい時期がありました。不調を感じる時間も多かったです。それでも、積み重ねてきてよかったと、そう思っています。その過程で、私1人では、自分自身のことでさえもままならないのだとわかりました。人を助け、人に助けられてここまでくることができました。