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教材の完成度やオンデマンド講義の融通性、高いレベルの講義。伊藤塾を選んで本当に良かった。

E.Wさん
大学在学中合格 学習開始1年で合格
【予備試験合格時】 東京大学法学部4年

受講講座:司法試験入門講座 本科生+リーガルトレーニング、予備試験口述模試など

法律の学習を始めた理由私の「推し講座」私の「推しフォロー制度」合格のカギ(秘訣)
その他基礎マスター(入門講座)試験情報提供
(マイページ・メール
など)
意地

 

はじめに

高校生の頃にはじめて法学に触れ、学問的な興味を持ったことが法曹を目指すきっかけでした。特に予備試験経由であることに拘りはなかったのですが、大学生活をフラフラ過ごしているだけなのも嫌だったので、大学受験前には伊藤塾に入塾することを決めていました。とはいえ、大学受験勉強を経てやっと手にした華の大学生生活を再び勉強で埋めつくしてしまうのも嫌だったので、大学1年生の頃は全力で遊び、2年次から伊藤塾に通い、4年次に予備合格、そして司法試験合格というプランのもとに動いてきました。
伊藤塾を選んだ理由は知名度が大きいです。僕の周りには大学1年生の頃から通っている人間もおり、そういった人からある程度伊藤塾のカリキュラムや学習法を聞けたので安心感もありました。

 

私の勉強法

基礎学習について

・私は伊藤塾の基礎マスター講座を使い学習しました。伊藤塾長クラスの教室受講形態で申し込んだのですが、コロナ禍ということもあって全ての授業をオンデマンド形式で受講しました。
・教材(基礎マスターテキスト)は1冊平均300ページほどの分量ですが、短答合格に必要な細かい知識から論文で使う論証まで合格に必要な情報が全て詰まっていました。この教材を手に入れられただけでも伊藤塾に入った意味があると言えるほど完成された教材です。
・情けない話ですが、私は週3回3時間という予定されたペースで講義を消化できず、15コマくらい貯めて一気に視聴するという形で学習していました。それでも入塾2年目の論文受験時にはいずれの科目の基礎マスターも書かれているページ数を覚えるくらいの完成度までは持っていくことになりましたので、1年目の基礎段階ではとりあえず講義を受けきれれば十分なのかなと思います。
・学習方法につきましては、テキストの重要なところを蛍光ペンでマークするだけでなく、余白に自分の言葉で色々なことを書き込んでいました。大学受験の時にも感じましたが、蛍光ペンでアンダーラインを引くだけでは明らかに記憶効率が悪いと思いますので、この方法はオススメです。

◇論文学習について

・私は伊藤塾の論文マスター講座を使い学習しました。やはりオンデマンド形式で受講しました。
・論文マスターでは1日5~6問くらいのペースで旧司法試験ないし予備試験の過去問を扱います。次回に扱う問題が予告されますので、それぞれ答案を書くのがベストかと思います。もっとも、私はやはりある程度講義を貯めて受ける形でしたので、答案を書く余裕はなく答案構成だけしていました。大学や仕事で時間的余裕がない方でも答案構成だけは何とかしてするべきかと思います。
・「論文ナビゲートテキスト」が配布されますが、規範以外にも細かい知識が載っていて、詳しい内容を見たい際に参照するといった形で使いました。
・選択科目(労働法)については入塾2年目の短答後にはじめて手をつけました。実務科目含めた他の科目は短答前に消化しきっていましたが、短答に専念したいという思いと講義のコマ数がそれほど多くないという事実から後回しにしました。選択科目初年度ということもあって読めない中での学習でしたが、少なくとも学生の身であればこのタイミングで学習をはじめても間に合うと思います。

◇短答式試験対策について

短答知識自体は基礎マスターテキストの熟読で身につけました。私はやりませんでしたが、短答ででてくるような条文を素読しておくと良かったかなと今になって思います。
・伊藤塾の短答模試も渋谷の会場で受験しました。後述する論文模試は緊張感に慣れるために会場受験をオススメしますが、短答試験は事前に自分が水準に達しているかどうかわかりやすい試験だという印象ですので、自宅でサラッと受験するだけでもよいと私は思います。

◇論文式試験対策について

・インプットは規範暗記はもちろん、論文マスターで扱った問題の解答を暗記してしまうくらい読み込みました。加えて、本試験の過去問ものっている伊藤塾から出ている問題集も各教科購入し、全ての問題の答案構成を行って定着を図りました。
・直前答練は申込はしましたが、提出はしませんでした。試験の1週間前くらいに答案構成をして解答を見て最終調整しました。
・論文模試も本番の緊張感に慣れるために受けました。ここで一定の緊張感の下で答案をフルスケールで書くという練習ができ、本番に向けて時間感覚が整ったように思います。
・答案構成だけでなく、答案をもっと書いておけばよかったなと後悔しています。

◇口述試験対策について

・口述試験の対策の基本はやはり過去問だと思います。この点、伊藤塾は2011年から全ての口述再現をくれるので、大変有用です。過去問は主査役と受験生役を論文合格者同士で交互にやると効果的だと思います。
・私自身は本格的な口述試験対策の勉強は論文合格発表後に始めました。民事は要件事実の暗記、刑事は構成要件の暗記と基本的な判例の確認、両者に共通して条文素読を行いました。
・口述模試は絶対に受けるべきです。自分が緊張しいということもありましたが、模試なしでいきなりあの空間に放り込まれると思うと上がってとても実力が発揮できたとは思えません。模試を受ければ実質的に口述の過去問類似のものが手に入れられるわけですから、教材充実の観点からも受験をおすすめします。

「学生生活との両立について」

私は大学の競馬サークルに所属していたため、運動系のそれと違って練習に時間がとられるということもなかったのでその点は有利だったかなと思います。
・コロナ禍で大学の授業が全てオンラインとなった結果、大学の授業もオンデマンド形式で受けられるようになったので、大学の勉強との両立も簡単でした。録画の再生スピードを調整すれば時間も短縮でき、おかげで大学院への試験を免除されるくらいには高い成績を保ったまま論文合格に至れました。おそらく今はほとんどの授業が対面だと思いますので、時代に助けられた部分は非常に大きいと思います。

法科大学院入試との併願について

・口述試験の1週間後に国立法科大学院の試験がありました。論文不合格に備えて出願しておいたものです。もっとも、論文には合格した上、先述の通り試験も免除されるという最良の結果に終わりました。
・私は学部4年生ということで、予備試験にも法科大学院にも落ちたら留年しようと考えていました。ただそのくせ私大法科大学院に出願をしていなかったので、特に口述試験前の緊張はピークでした。口述試験前日に院試免除が通知され少し肩の力を抜いて受験できましたが、大学4年生で予備試験合格を狙う方はどこかの法科大学院に入れる状況で予備試験に臨むことが望ましいと思います。

おわりに

・知名度や周りの口コミから伊藤塾に入った私ですが、伊藤塾を選択して本当に良かったと思います。教材の完成度やオンデマンド講義の融通性、何より伊藤塾長をはじめとする講師の方々による高いレベルの講義なくしては合格はなし得なかったです。この場を借りてお礼申し上げます。
・予備試験合格に慢心せず、本試験合格に向けて邁進してまいります。本試験対策にはまた伊藤塾にお世話になろうと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。



※プロフィールは2022年度合格時点のものです。