明日の法律家講座 東京校第352回
2024年9月28日(土)実施
多国籍社会日本におけるNGOと弁護士の役割
~国籍法3条違憲訴訟を題材に~
講師
近藤 博徳 弁護士
(TOKYO大樹法律事務所所属)
中央大学法学部卒業。
1988年 司法試験合格(43期)。
日本弁護士連合会人権擁護委員会委嘱委員
伊藤 里枝子 氏
(特定非営利活動法人JFCネットワーク事務局長)
1998年1月
フィリピンの事務所「Maligaya House」のオープニングスタッフ。
1998年6月~
JFCネットワーク@東京で勤務。タガログ語の法廷通訳しても働く。
講師からのメッセージ
法務省によると、2024年6月末現在で、日本には195カ国、約322万人の中長期在留者及び特別永住者が生活して
います。彼/彼女らの生活場面では、本国法と日本法が絡み合い、当事者には解決困難な問題が度々発生します。
その問題を最も素早く感知し、拾い上げることができるのがNGO/NPOです。また、その問題を法的に整理し、交渉や行政手続、さらに裁判を利用して問題解決に導くことができるのが弁護士です。
NPO法人「JFCネットワーク」と弁護士の協働により獲得した国籍法3条違憲判決を題材に、NGO/NPOと弁護士の
協働の意義と、これからの弁護士に期待される役割を展望します。