明日の法律家講座 東京校第355回
2024年11月15日(金)実施
エンタテインメント法とは何か
~エンタテインメント・ロイヤーという生き方~
講師
福井 健策 弁護士
(骨董通り法律事務所)
弁護士(日本・ニューヨーク州)/
日本大学芸術学部・神戸大学大学院・iU・CAT客員教授
1991年 東京大学法学部卒。1993年 弁護士登録(第二東京弁護士会)。米国コロンビア大学法学修士課程修了(セゾン文化財団スカラシップ)、シンガポール国立大学リサーチスカラーなど経て、現在、骨董通り法律事務所 代表。
著書に『改訂版 著作権とは何か』『誰が「知」を独占するのか』(集英社新書)、『エンタテインメントと著作権』全5巻(シリーズ編者、CRIC)、『18歳の著作権入門』(ちくまプリマ―新書)、『ロボット・AIと法』(共著・有斐閣)、『エンタテインメント法実務』(編著・弘文堂)ほか。
多くのコンテンツ企業・クリエイターの顧問、内閣府知財本部・文化庁ほか委員、デジタルアーカイブ学会・エンターテインメント・ロイヤーズ・ネットワーク理事、緊急事態舞台芸術ネットワーク常任理事・政策部会長、日本文学振興会評議員などを務める。
https://www.kottolaw.com Twitter: @fukuikensaku
講師からのメッセージ
エンタテインメント・ロイヤーと言われる弁護士の一群がいます。音楽・出版・映画・ライブ・美術といった分野の、契約や法的アドバイスを専門とする法律家たちです。個人クリエイターの代理人もいれば、米国ではハリウッドなどエンタメ企業の重役にも弁護士資格者は少なくありません。
特に、最近はアニメや漫画、ゲームなどの日本文化の世界的な人気から国際契約のせめぎ合いも多く、またタレントやクリエイターをめぐる契約や働き方の課題など、法的なサポートの必要性も高まっています。変革期にある、文化・エンタメ界が抱えるさまざまな課題と、それをサポートする法実務のなりたち、そしてエンタテインメント・ロイヤーとしての生き方をお話しします。