秋桜会勉強会『相続法の改正~相続実務と遺言実務への影響~』 実施報告
2019年3月30日(土)に伊藤塾東京校にて、秋桜会主催の『相続法の改正~相続実務と遺言実務への影響~』の勉強会が開催されました。
講師を務められたのは、千葉県行政書士会所属の新井勇輝先生です。
新井先生は、普段から相続業務と遺言業務を多数こなされていて、その道のプロフェッショナルの行政書士です。また、その専門性を活かして、2019年度の伊藤塾行政書士実務講座「遺言・相続業務論」では講師としてご登壇されます。
今回の勉強会のテーマである「相続法の改正」ですが、ご案内の通り2019年1月13日からすでに自筆証書遺言の方式緩和に関する改正がスタートしています。また、2019年7月1日には一部の規定を除いて改正相続法が本格的にスタートしますし、2020年4月1日からは「配偶者居住権」と「配偶者短期居住権」などもスタートします。それに、2020年7月10日からはいわゆる「遺言書保管法」が施行となり、法務局における自筆証書遺言の保管制度が始まります。
こうしたことから、今や多くの行政書士が相続業務と遺言業務に携わっていることもあり、今のうちに相続法の改正内容を正確に把握しておく必要があるのではないでしょうか?
ただ、今後順次改正内容が施行されるということもあって、今回の勉強会では「現時点での最新情報」をお伝えしており、今後の動向には引き続き注目していく必要があります。
本勉強会で新井先生には、相続法の改正内容について分かりやすくお話しいただきました。また、今回の改正内容が相続実務と遺言実務へどのような影響をもたらすのかを、普段新井先生が携わっている実務の内容に絡めて具体的にお話しいただきましたので、今後の相続業務と遺言業務の進め方などについてより具体的なイメージを持つことができたのではないでしょうか?
とにかく新井先生のお話は、本勉強会終了後すぐに役立つ大変有意義な内容ばかりでした。
勉強会終了後は、ライブ講義の受講生の有志の方々が新井先生を囲んで懇親会も開催されました。参加者の方からは、本勉強会では聞けなかった、より突っ込んだ実務の話も聴くことができ、大変盛り上がったと聞いています。
なお、新井先生には、2019年度の伊藤塾行政書士実務講座「遺言・相続業務論」でも講師として相続業務と遺言業務のより詳しいお話をしていただきます。相続業務と遺言業務の確かな基礎力と実際の業務の具体的なイメージを身につけるまたとない機会になるでしょう。
以上