弱点の可視化を徹底したことが私の合格ポイントです
今 智弘 さん(45歳)
[受 験 回 数]7回
[受 講 講 座] 行政書士合格講座
※プロフィールは、2012年度合格時点のものです。
行政書士試験との出会い
私は自動車関係の仕事をしていて、私の業務が、行政書士法19条に抵触することに気が付きました。法律の勉強などしたこともないのに、「ならば、俺が行政書士の資格を取ればいいんだ!」と、軽い気持ちで平成18年6月に受験することを決断しました。
伊藤塾との出会いは、受験を決断した直後に購入した、伊藤塾長の書籍「夢をかなえる勉強法」でした。しかし、伊藤塾にお世話になることなく、以後5~6年間、私は独学で勉強していました。
私は、140~160点前後の不合格を繰り返し、独学の限界を感じ、受験指導校という選択肢を23年度試験直後に考え始めました。受験指導校に通うなら、伊藤塾しかないと決めていたので、他の資格指導校は選択肢にはなりませんでした。
伊藤塾のホームページで、横浜校で初めてライブクラスが開校されることを知り、「なんて、タイミングが良いのだろう!」と思い、受講料を財布に入れて、平成23年11月の横浜校の無料公開講座に参加しました。
入塾の決め手は、横浜で受講できること、日程が土曜日であること、ライブで受講できることの3点です。
振り返れば、伊藤塾に入塾したこの日のモチベーションの高さは、驚きですね!
受験勉強中で、辛かったこと・嬉しかったこと
独学中に辛かったことや嬉しかったことは、もう忘れてしまいました。たぶん、辛いことはたくさんあったとは思いますが、伊藤塾に入るまでとそれまでとは、合格を目指す気持ちが大きく異なり、辛いことも辛いと意識することなく「辛いことなんてあったかな?」といった感じです。
しかし最終模試の直後から、今まで感じたことのないプレッシャーを感じました。最終模試で点数が伸びず、実力が落ちているのではないかと、あせりや苦しみを感じ、直前期になって初めてカウンセリングを受けました。
嬉しかったことは、長年独学でひとりだったので、学ぶ仲間ができたことです。今後も、一生の宝だと思って、この仲間を大切にしていきたいと思います。
私がとった勉強方法
基礎段階の学習について
講義の予習を兼ねて、志水講師のインターネット講義をiPadもしくは自宅PCで視聴しました。
テキストなどに加工はせず聞き流す感じで、疑問点をチェックする程度に留め、ライブ講義でマーカーひき、書き込みを行い、ライブ講義で疑問点が解決できなければ、質問することにしていました。
基本的にインプット重視で、中間模試までアウトプットの訓練はできませんでした。
中間模試前にスパイラルカードの印刷の文字があまりにも小さいので、iPadにスパイラルカードをダウンロードし、ついでにテキストも問題も全てiPadに収納しました。
中間模試後に答錬で初めてアウトプット訓練を開始し、各教科の答錬の前に過去問を一巡しただけで直前期に突入しました。
直前期の勉強方法
新しいことには手を出さず、合格講座で提供された問題だけ解き、間違えた肢とあやふやな肢が、テキストもしくはスパイラルカードのどこの個所に該当するのか書き出し、さらに一目で弱点が網羅できるように、エクセルで一覧にしました。問題集などはiPadに収納していたので、直前期に持ち歩いた教材は、民法のテキストのみでした。記述対策は試験前日に試験会場のそばのビジネスホテルで一巡しただけでした。
私の合格ポイントと反省ポイント
直前期には、インプット偏重でアウトプットが不足しているのではないか、と思いましたが、結果的には7回目の受験でも正確なインプットが大事であることを痛感しました。
模試や答錬は、弱点をあぶり出すツールであると割り切ったことと、弱点の「可視化」を、時間を惜しまずできたことが、私の合格ポイントです。
反省ポイントは、スケジュール管理がまったくできなかったことです。せめてグーグルカレンダーに勉強した時間と内容だけ、日記のように入力しました。
自宅での学習と伊藤塾の個別フォロー
学習時間のほとんどは車の中で、自宅ではほとんど学習していません。
講義がiPad対応であることと、PDFファイルでテキストや問題を持ち運べることは大変便利でした。おかげさまで自宅にいなくても、学習することができました。
横浜校無料自習室の解放ありがとうございます。直前期には毎日通わせていただきました。
最後に
この合格体験記を記すにあたり、久しぶりに伊藤塾長の著書「夢をかなえる勉強法」を読み返しました。エピローグを読み返して、「その人にとって一番いいときに合格するものなのだ」とあり、自然と涙があふれました。
この7年間は、無駄ではなかったのだと確信しました。確かに合格という結果はうれしい、だが「あきらめなかったこと」がこの先の人生で、一番の財産になると確信しています。
大袈裟かもしれませんが、「やればできる、必ずできる!」。この言葉の真髄を垣間見たと思っています。
合格の秘訣は、「あきらめない」。この一言に尽きます。
受験勉強中の思い出
弱点の把握の為にエクセルに集約したものです。
2006年、伊藤塾との出会いの一冊。