1回目は独学で受験しましたが、市販本で容易に合格できる試験でないと痛感しました

独学・他校から転入して合格

森川 浩一さん(49 歳)
 

会社員
★独学・他校から転入して合格
【受験回数】3回
【受講講座】行政書士ペースメーカー答練、再受験生のための上級インプット講座、ステップアップ文章理解など

※プロフィールは、2013年度合格時点のものです。


行政書士試験との出会い

長年技術畑を歩んできた私には、仕事上で法律絡みの業務に携わる機会は殆どありませんでした。数年前に仕事でプロジェクトのマネージャーを任され、技術面だけでなく、契約関係も見なければならなかったことをきっかけとして、行政書士試験に挑戦し始めました。1 回目は独学して受験しましたが、市販のテキストと問題集を繰り返すだけでたやすく合格できるような試験ではないことを、試験直後に痛感させられました。そこで、試験会場で配られていたパンフレットで興味を持った伊藤塾に入塾し、法律を基礎から勉強し直して、50 歳になるまでに合格することを目標としました。

私がとった勉強方法

開始段階の勉強方法について
 

平林講師が説く、“できる”ということは決して5 肢択一の正誤があっていたということではなく、学習した数々のことを瞬時にアウトプットして重ね合わせた結果から自ずとその解答が導かれることという、本当の学習ができておらず、2 回目の受験は惜敗に終わりました。3 年目は、新たにできたペースメーカー答練と上級インプット講座の併用でインプットとアウトプットのバランス良い学習方法を実践することができ、ようやく合格を勝ち取ることができました。2 年目以降は、「法令等」については伊藤塾の講座教材と市販の記述式問題集を、「一般知識等」については伊藤塾の講座教材と市販の政経社テキストを使って学習しました。政経社のテキストには本文と同じ内容のCD が付いており、iPod にそれを録音して、通勤時間を利用して聴いていました。

私の合格ポイントと反省ポイント

独学で問題集の繰り返しに終始したのは、全くの無駄ではなかったものの、行政書士試験の難度を考えると、正しい学習方法ではなかったと思います。同じ問題など殆ど出題されないことを考えれば、やはり急がば回れで、基礎をしっかり身につけて、同じ題材をどのような角度から聞かれても答えられるようになることが必要だと思います。

受験勉強中で、辛かったこと・嬉しかったこと 

勉強時間は、平日の早朝4 時30 分から6 時30 分の2 時間と土曜日、日曜日でした。自分で決めて始めたことなので、受験勉強そのものが辛いと思ったことはあまりありませんでした。しかし、土曜日、日曜日の大半を受験勉強に費やしたため、この3 年間、妻やまだ小さな子供たちを色々な所に遊びに連れて行ってあげられなかったことが少し辛かったです。嬉しかったのは、この受験に対して妻がとても理解を示してくれて、文句一つ言わずに笑顔で土曜日や日曜日のライブ講義に送り出してくれたことです。

最後に 

1 回目の受験は惨敗でしたが、2 回目は2 点不足の惜敗でした。普通なら悔しくてたまらないのでしょうが、負け惜しみでなく、不合格の通知を受けて少ししてから、この時に合格してしまわなくて良かったと思いました。何故なら、この時もまだまだ問題を解くことに慣れただけで、本当の意味での法律学習をしていないと思ったからです。もし、最初の私のように、同じ問題を繰り返し解くだけの正しいとは言えない学習方法で努力を継続している方がおられましたら、先人(講師)に教えを乞い、早めに正しい学習方法に切り替えて努力を継続してください。結果は必ずついてきます。最後に、平林講師をはじめ、伊藤塾のスタッフの皆様、合格への道のりに導いていただき、本当にありがとうございました。

受験勉強中の思い出


 
 伊藤塾の教材は量が多かったので、きちんとファイリングして背表紙をつけて整理しました。自作の記述式答案用紙は何百枚使ったか数えきれません。行政書士学習ノートは27冊になりました。
 


 
早朝の勉強では、家族を起こさないようにヘッドホンと卓上灯を使用しました。インターネット講義の受講は1.5 倍速にして、早期申し込み特典の前年度基礎力完成マスターの民法と行政法も受講しました。