苦手だった民法も、伊藤塾の書籍で克服できました
U.Kさん(42歳)
◆ 受験回数/ 4 回(伊藤塾で学習後、1 回で合格)
◆ 受講講座/行政書士合格講座、直前総まとめ講義、公開模擬試験
◆ 合格年度の学習開始時期/ 2016 年 12 月
※プロフィールは、2017年度合格時点のものです。
行政書士試験との出会い
何者にも拘束されない、自由で独立した生き方をしたいと考え、独立・開業可能な資格として認識していた行政書士を目指し、学習を始めました。最初は独学でしたが、あと一歩のところで合格点に届きませんでした。自分の最大の弱点が民法であることがわかっていたので、法律系資格試験の受験指導で定評のある伊藤塾で基礎から学び直そうと考え、入塾しました。
私がとった学習方法
開始段階の学習法について
テキストのボリュームが膨大で、講義の進度も速いので、最初は復習のペースをつかむのが大変でした。復習を間に合わせるために、講義のある日は1 時間くらい早く教室に入り、復習とテキストで指示されている過去問演習をやりました。講義後は、少しでも曖昧な箇所は必ず講師に質問し、可能な限り教室でその日学習した箇所を見直して帰りました。テキストには、必ず該当する過去問の番号が記載されているので、講義で学んだ知識を定着させるのに役立ちました。「復習ドリル」(一問一答の問題集)は、朝出かける前のわずかな時間でも演習を行うことができ、役立ちました。また、電車で移動する際にも、隙間時間を有効活用するためによく使用しました。
直前期の学習法について
直前期は、苦手だった民法に重点的に取り組みました。テキストの復習の他、平林勉/伊藤塾編『うかる!行政書士 民法・行政法解法スキル完全マスター』で盲点をなくし、『司法試験・予備試験 伊藤真の速習短答過去問 民法』で問題演習を行いました。後者は、基礎的な問題ばかりが精選されているので、基礎知識の確認とともに、問題を解ける感覚を養うのに役立ちました。結果として、本試験では民法9 問中7 問正解することができました。
私の合格ポイントと反省ポイントについて
学習時間を少しでも多く確保できるように工夫をしました。寝る前に眠気を少しだけ我慢してテキストを読み、朝出かける支度を済ませたら多い日は1 時間、少なくても5 〜 10 分を学習時間に充てました。移動中は、合格カードを読むか一問一答の演習を行いました。6 月頃からエンジンを一気に入れて、試験とは関係のないインターネットなどは極力見ず、好きな読書も封印しました。また、苦手科目を作らず全科目を一定レベルまでもっていったことが助けになりました。何かで失敗しても他の科目でカバーできるようになり、模試や本試験でも点数が安定しました。
伊藤塾講師とのエピソード
時折、実務のお話などを織り交ぜ、質の高い講義をしてくださった志水講師、講義が終わった後、納得がいくまで質問に付き合ってくださった丸山講師、不安な気持ちを抱えているときに話を聞いてくださった中村講師に感謝申し上げます。
テキストや答練の裏に必ず印刷されている、「やればできる、必ずできる」という言葉にはいつも励まされました。さまざまなことを犠牲にしながら資格試験に本気で取り組み、本試験を戦い抜くことで、謙虚さが身につき、人間的にも大きく成長できたと思います。また法律を学習することで、論理的な思考力が強化されるなど、知的にも大きく向上できました。
最後に
時代が目まぐるしく変化し、新たな法律が生まれ、既存の法律も更新されてゆくなかで、ゼネラリストとしての行政書士の役割は今後ますます重要になってくると思います。この資格の可能性を追求するのと同時に、複雑化してゆく依頼人のニーズに柔軟に応えられるよう、法令知識と共にリベラル・アーツとしての幅広い教養を修め、問題を抱えた人々を救済できるような実力を備えた実務家になりたいと思います。
受験勉強中の思い出
テキストには、複数色でマークすることで階層を作り、見直しやすくしました。復習時に気づいたことや、記述で聞かれそうな箇所はどんどんテキストに書き込みました。
気に入った文房具を使用することで、モチベーションを維持し、気分良く学習を継続することができました。