暗記に頼らないで、1年間の勉強だけで248点合格しました!
N.Aさん(45歳)
◆受験回数/1回
◆受講講座/行政書士 合格講座、合格ナビゲーションクラス、合格必勝フルパック、公開模擬試験
◆合格年度の学習開始時期/2018年11月
※プロフィールは、2019年度合格時点のものです。
私が行政書士を目指した理由
試験に合格すれば開業可能である行政書士に興味がありました。資格試験は全くの素人でしたから、まず、できる限りの高得点で宅建に合格することを目標としました。9割以上の成績で宅建に合格したことから、伊藤塾で「行政書士 合格講座 」平林クラスを申し込みました。
伊藤塾を選択した理由は、場所、講義の曜日、講義内容、講師、体験講義から、そして、伊藤塾東京校の受付の方(長野さんなどです。)の回答内容も的確でしたので、これら全てを勘案の上、伊藤塾の「行政書士 合格講座」平林クラスを選択しました。
伊藤塾を活用した私の合格法
学習の中心となった民法と行政法のテキスト
伊藤塾校舎までの片道60分超の電車では、行きが「択一式厳選600肢スピードチェック講義」のテキスト、帰りが「合格講座」の合格カード巻末の一問一答で、出題箇所や講義の重要箇所を確認しました。
合格講座の基礎力完成マスターが終わる頃には、坂本講師担当の「択一式厳選600肢スピードチェック講義」なども確認し、終盤には志水講師の「完全網羅!条文マーキング講義」の憲法と行政法をいつも読んでいました。眠くて10分も耐えられないときもありましたが、できる限り時間を有効に、そして、できる限り今後の勉強が楽になるような時間の使い方をしました。
「行政書士 合格講座」の他に、「合格ナビゲーションクラス」、「完全網羅!条文マーキング講義」、「択一式厳選600肢スピードチェック講義」、「出題予想!直前総まとめ講義」、「出題予想!本試験直前ヤマ当て講義」、平林ゼミなども受講しました。
「合格ナビゲーションクラス」は、とても楽しく学習ができました。講師の問いに対して、自分がいかに答えられるかを重視し、出題の意図を把握することを学びました。
平林ゼミでは、中上級講座の受講生が多いと聞いていましたので、学習というより、他の受験生と自分がどのくらい学習の差があるかを測るために受講しました。公開模擬試験でも言えることですが、常に自分の位置を把握することが重要だと考えており、結果、この受講はとても有用でした。
カウンセリングは受けませんでした。が、気になったことは、受講後に、平林講師など講師に質問していました。
私の合格のポイントと反省ポイント
合格のポイント
暗記に走らず、理解中心の復習をしたことです。ですから、平林講師の講義や答練をとても大切にしました。「行政書士 合格講座」は休むことなく、伊藤塾に通いました。
合否を分けたかどうかはわかりませんが、行訴法の訴訟選択で悩んだ時期があり、そこで直前対策講座を受講したところ、坂本講師の行政法講座でその悩みが吹き飛んだことがありました。
次に、通常の学習ですと、[テキスト→問題→六法(条文)]という流れだと思いますが、「完全網羅!条文マーキング講義」では、指定の過去問を確認することによって、[条文(テキスト)→問題]という流れで学習することができ、普段とは違う視点から学習することができ、理解を深めることができました。
反省のポイント
理解中心としたことで、学習が止まってしまった時期がありました。憲法の経済的自由権と行政法の一般的法理論です。あまり考えずに先に進めばよかったのですが、かなり無駄な時間を過ごしてしまいました。
また、行政法を意識しすぎたために、商法には完全に手が回らなくなり、本試験では模試でも取ったことがない1/5の成績でした。
行政法と商法の過去問チェックが本試験直前までかかってしまったことも反省点です。過去問は早期に確認することをお勧めします。
伊藤塾講師へのメッセージ
どの講師もカッコいいし可愛いし清潔です。ここでは、平林講師と丸山講師に特化して述べさせていただきます。
私は今までこれと言った勉強をしたことがなかったのですが、宅建の勉強をしていた時に、過去問を解き、テキストを読み、理解できないところはネットで検索し、民法と借地借家法では図や表を自分で書きながら、何回も何回もできるまで勉強していました。いや、できるようになっても、それを繰り返していました。当時、「辛い。なんて地味な作業だろう。絶対合格してやる。」などと考えていました。そして、合格して、平林講師の講義を受けることになるわけですが、講義なのかブログなのか忘れましたが、平林講師は『勉強は泥臭くやるしかない。』と話していて、とても共感したのを覚えています。
丸山講師には、出題意図を把握する重要さを教えてもらいました。合格ナビゲーションクラスの素材は過去問なのですが、私にとって、正解肢は出せるけどイマイチはっきりと理解できない問題がチョイスされていることが多くありました。つまり、選択肢が何を言っているのか私が理解できていないということでした。その点について、ナビの中で教えていただいたので、本試験でも、民法では困ることがありませんでした。
そんなお二人にはとてもお世話になりました。本当にありがとうございました。
最後に
記述式以外の法律科目についてだけ言えば、行政書士試験は暗記力や知識力が試される試験ではありません。問いの文章を読み、その趣旨を理解して、選択肢の正誤判定をする試験です。
私は暗記をしませんでしたが、伊藤塾だけの1年間で、248点を本試験で取りました。記述式を除いても、軽く基準点を突破できます。
結局は自分との闘いです。家族など周りの人への感謝を忘れずに、目標を明確に持ち、泥臭く学習してください。王道はありません。