小林 雅克さん/63歳
【受験回数】2回
【受講講座】合格ナビゲーションクラス、出題予想フルパック、公開模試
【合格年度の学習開始時期】2018年12月
※プロフィールは、2019年度合格時点のものです。
1 私が行政書士を目指した理由:「定年後の社会参加を目指して」
2018年末に30年勤務した会社を退職しました(嘱託社員―退職時62歳)。退職後に熱中できるものが見つけられない中、年金事務所でお世話になった同年代とおぼしき社会保険労務士の先生の仕事ぶりを拝見し、自分も年齢に関係なく社会と関わることが可能な資格取得を目指すことはできないかと考え、5年前(平成26年度)に1度受験した行政書士試験に再度挑戦することとしました。
伊藤塾にお世話になることとした理由は、
1)本校の講義内容が充実しているという噂を聞いていたこと
2)(他校では、週1回丸1日の講義もある中)週2回・昼間3時間の講義が設けられていたこと
3)各校のパンフレットを比較した結果、本校の合格後のフォロー体制がしっかりしていると感じられたこと 等です。
2 伊藤塾を活用した私の勉強法:「過去問・合格カードの復習を中心に」
(1)合格講座
平林講師の講義では「覚えるべき場所、覚えるレベル」が明確に示されます。その指示のとおりにできれば本試験でもっと点が取れたと思うのですが、自分では各回の終了後に再度テキストを読み、該当する過去問を解き、ならびに「合格カード」に添付されている各種課題(特に条文ドリル)をこなすことが精一杯でした。各教科終了後に実施される基礎答練に焦点を合わせた勉強を行っていました。なお、実践答練に向けては、再度過去問、合格カードの復習を行いました。
(2)直前対策・公開模試
公開模試、および本試験の前には、過去問(間違いが多かったもの)および合格カード収載の「条文ドリル」(特に憲法・行政法)を再度復習しました。また、本試験直前には過去問、条文ドリルに加え実践答練(誤答分)の見直しも行いました。
(3)合格ナビゲーションクラス
該当科目の過去問の復習を行って講義に臨みましたが、指名されても答えられない場合が多く、理論的な学習(即ちテキスト復習)が不足していることに改めて気づかされました。
(4)パーソナルトレーナー制度
1か月に1度、勉強の進捗状況確認の機会を与えて戴き、自分には有難い制度でした。工夫点としては、実践答練の結果をお忙しいトレーナーの先生に端的にお伝えし、判断して戴くにはどうするかを考え、エクセルで一覧表を作成しメールに添付しました。
3 私の合格のポイントと反省のポイント
(1)合格のポイント
◎「条文ドリル」(「合格カード」収載)の活用
1回目の試験時、条文学習が不足していた失敗を踏まえ、少なくとも「条文ドリル」(①重要条文が選択されている、および②重要用語が空欄となっている)収載の「条文」だけは確実にものにすることを目指しました。伊藤塾の最終模試(行政法)や、本試験(民法・記述式)においても当該条文から出題された実績があり、本方法は強ち間違っていなかったのではないかと思います。
◎本試験時の時間配分
これも1回目の試験時、文書理解に時間を掛けすぎて法律系科目がガタガタになった失敗があったため、今回は第1問から順に解くようにしました。ただし、民法は1問解くのに時間を要するため民法および記述式問題を最後に解くようにしたところ一応全問回答することはできたものの、全て書き終えたのは終了5分前で、見直す時間はありませんでした。
(2)反省のポイント
◎「テキスト復習」の不足
本年度の行政法では、過去問実績の見当たらないものが出題されました。
自分は当初から「過去問」中心の学習方法を採ったため、当該問題には対応できませんでした。また、本試験終了後答え合わせをした際、伊藤塾評価「A」の問題でも間違ったものが散見されました。テキスト中心の学習を進めていれば当該事例は減少したのではないかと考えています。
◎記述式対策の遅れ
1回目の試験か抱えていた記述式試験への苦手意識もあり、対応を始めたのは
実践答練開始時となってしまい、結局過去問さえ十分にこなすことができず試験当日を迎えるはめになりました。
◎直前期の健康管理
自分は10月下旬に風邪をひいてしまい結局はクリニックに行くはめになりました。受験当日は運よく回復しましたが、毎朝戴くメールメッセージに記載されていたにもかかわらず罹ってしまい、大失敗しました。
4 伊藤塾の講師について
自分は特に①合格講座(平林講師)、②合格ナビゲーション講座(丸山講師)にお世話になりました。平林講師は膨大な内容が含まれている「合格講座」テキストについて重要度、記憶レベル等を含めて示され、また過去問との連携にも触れられ非常にメリハリのある講義内容で分かりやすく感じました。
丸山講師の講義は、合格ナビゲーション(合格ゼミ)という性質上、法律の深さや広がりが示され、更に法律への興味が湧くような内容でした。また、解法のテクニックも随所に示され、時間の経過が早く感じられました。また、基礎答練解説を担当された中村講師、森講師はじめ、色々な先生方にお目にかかることができました。お世話様になり、本当に有難うございました。
5 最後に:「蛇の生殺し状態から解放されるような学習を」
本試験において、択一式は158点取れたのですが記述式は3問中1問は何とかなったと思ったものの、仮に20点取れたとしても合計180点には届かず、合否は、(自分が苦手としている)記述式の他2問のうち部分点がどれだけ取れるかにかかることとなったため、試験終了日から合格発表日迄の約80日間、合格か不合格かを思い苦しむ「蛇の生殺し」状態が続くこととなりました。受験生の皆さんはこのような状況が起きないように学習され、来年度は無事合格されることを祈念致します。
受験勉強中の思い出
空欄内の文言を思い出せない際に×をつけていきます。
空欄の他、自分なりに重要と感じた部分にマーカーを引いています。
上欄に実施した日付を記載しています。
不正解分には〇印を、正解したものの再度確認を要すると判断したものは△印をつけています。