田村 真理子さん/48歳
【受験回数】2回
【受講講座】行政書士合格講座WEB一括配信コース+GW平林ゼミ+
記述対策平林ゼミ+夏季直前対策講座+公開模擬試験
【合格年度の学習開始時期】2019年3月
※プロフィールは、2019年度合格時点のものです。
1. 私が行政書士を目指した理由
学習開始当時、外国人技能実習制度に係る団体職員として、2017年11月施行の新制度下にて初めて許可が下り、スタッフ皆で喜びを分かち合った時に、行政書士を目指そうと思いました。
伊藤塾を選んだきっかけは、法学部出身で公務員の義妹から勧められたことと、彼女が持っていた伊藤真塾長の著書(入門シリーズ)がすっと体にしみこんだ感覚からです。
2. 伊藤塾を活用した私の合格法
2019年1月に申し込んだ当時の私は、行政法に非常に興味を持っていたので、自分のペースで早く勉強が進められると思い、web一括配信コースを選択しました。しかしながら、2019年4月施行の改正出入国管理法・新たな在留資格「特定技能」への対応等で仕事が忙しく、実際に勉強を始めたのは3月中旬で、もはやweb一括配信コースの受講メリットはほぼ失われていました。その後は、web上の1年前の平林講師の映像と向き合う毎日で、今現在の平林講師はどんな講義をなさっているのだろうかと少し不安な気持ちを抱えながらも、これも伊藤塾のカリキュラムだと自分に言い聞かせながら、勉強を進めておりました。受験仲間が一人もいない岡山県の山間の町に住んでいることも少し不安でした。
その不安を解消するために、平林講師が大阪校でゼミをなさる際にはほぼ参加させていただきました。Web受講の方にはゼミ受講をおすすめします。緊張感とゼミ参加者の方々との励ましあい、何より実物の平林講師に質問できることで、モチベーションが上がりました。また夏期・直前対策講座を申込み、より効率的に絞り込まれた講義・テキストにより科目ごとの回転数を上げるきっかけにできました。また、伊藤塾の講師の層の厚さも実感しました。一般教養での森講師、岡講師の味のある講義には暗くなりがちな気持ちから救い上げてもらいましたし、坂本講師の無駄なく研ぎ澄まされた講義のおかげで行政法の点数が飛躍的に伸びました。
3. 私の合格のポイントと反省のポイント
合格のポイントは、講師の方法論に素直に従うこと、伊藤塾の教材から手を広げないことにつきます。私は六法すら、伊藤塾の「うかる!行政書士総合テキスト」付属の厚さ1センチのものしか使用しませんでした。常に持ち運びできるので、どんな場所でも開けました。また、車通勤なので、BGMは常に憲法のCDをかけていました。条文をいかに身近に置くかということを大切にしました。また、試験当日にいつも使用している座布団を持っていきました。今年の受験では持ち込み可になったものですが、これは本当におすすめです。何より腰が冷えることなく3時間集中するのに大変助けられました。
反省ポイントは、仕事が忙しくて、休みの日に講義をまとめて8~10講義聞いたりしたことで、その都度過去問にあたる勉強ができなかったことです。おそらく毎回その範囲の過去問にあたっていれば、より深い理解が得られただろうと後悔しています。そのため、直前期に自分の理解の浅はかさを目の当たりにし、足が地につかない毎日になってしまいました。
4. 伊藤塾の講師について
平林講師はご自身も他資格に挑戦しておられて、実に厚みのある講義内容を展開してくださいました。これは合格だけが目的ではなく、その後の行政書士としての姿勢にまで及ぶもので、法律を取り扱って仕事をする人としての矜持を教えてくださいました。また過去問・模試・本試験の解説を作成くださった全てのスタッフの方のご尽力には頭が上がりません。一肢ごとの丁寧で正確な説明によって、どれほど助けられたことでしょう。私は地方で簡単に直接質問できる環境になかったため、そもそも質問しなくて済むようなこの丁寧な解説によって淡々と勉強を進められたものです。本当にありがとうございました。
5. 最後に
合格を確認した瞬間の気持ちは「私ごときが恥ずかしい」でした。不合格だろうと思っていたので、2020年度目標の平林講師の合格講座本科生と坂本講師の合格ナビを申し込んでいたくらいです。なので、合格後も何らかの形で伊藤塾のお世話になりながら学習を継続する等、信頼される実務家を目指して精進せねばと考えております。
合格を目指しておられる方には、伊藤塾の教材と講師の言葉を信頼し、実行することを大切にしていただけたら幸いです。淡々とそれを続けることに尽きます。
受験勉強中の思い出
別冊ハンディ行政書士試験六法