高橋 良規さん/73歳

 

【職業】無職(定年退職者)
【受験回数】1回
【受講講座】行政書士合格講座本科生(WEB受講)、公開模試
【合格年度の学習開始時期】2018年12月

※プロフィールは、2019年度合格時点のものです。

1.「私が行政書士を目指した理由」

自分自身の終活をしているうちに、死後いかに面倒なことを残った家族に強いるかを知りました。遺産分割協議書、預貯金名義変更、年金等役所への変更届出等々、恐ろしいほどの手続きがあります。行政書士にはこれらを生前に相続とあわせて準備できるよう、高齢の方々や家族を支援する役割があると知り、資格を取ることにしました。
自分の年齢から考えて遅すぎるとは思いましたが、思い立ったが吉日とチャレンジしました。
 

2.「伊藤塾を活用した私の合格方法」

年齢的にも後がないので、絶対一回で合格したいとの決意で臨みました。でも急がば回れです。全科目を網羅し、かつ要点を絞った合格講座本科生を受講することに。これは正解だったと思います。独学や集中講義だけでは、どうしてもやり残したところに不安が残ります。追い込みの9月、10月に焦りが出たと思いますが、本科生であればその不安は軽減されます。
法律専門の予備校との評価の高い伊藤塾であれば、また熱血講師の平林講師ほか講師陣についていけばよいと思い選択した次第です。
 

3.「私の合格ポイントと反省ポイント」

合格を目指すことは山登りと同じで、どのコース、どの方法を選ぶかは本人の体力、気力、性格、置かれた環境等によって違うと思います。私の場合は定年退職者でありますから時間はあります。しかし、体力、気力、記憶力が弱っています。よって、短期集中は無理です。しかも疑問点を残して前に進むことができない困った性格ですから、どうしても時間が必要で、6~7月までに終えるべき基礎知識修得が8月末までかかりました。そのため過去問の回転ができていません。
最後の1~2ヶ月は講師の指導をもとに毎日民法、行政法、憲法を同時並行で過去問中心に回していく計画をたて、とにかく愚直に進めました。
この結果、試験当日、悔いのない戦いができた、これが合格のポイントであったかもしれません。
余裕のあった前年末に憲法判例に時間をかけすぎたことが少し悔やまれます。
 

4.「伊藤塾講師陣についての感想・各講師へのメッセージ」

WEB受講であったため、平林講師とは直接お話しする機会はなかったのですが、全講義を通して教えていただいたことが多々あります。印象に残る台詞は「合格者のレベルは・・・です。」「これは合否を分ける肢です。」の二つです。これを聞くたびに叩きのめされ、自分の実力のなさを感じさせられました。しかし、そこまで頑張らないと駄目だと奮起させる言葉でもありました。
 一方平林劇場は回を重ねるたびに熱がこもり、知識を頭に染み込ませてくれました。民法で「第三者のためにする契約」のところでは、「とあるバーカウンターに男性がロックを片手に歓談中。そのカウンターの端にちょっと寂し気な女性がひとり。」そんなシーンを想定させ、「男がバーテンダーに、“そちらの女性にカクテルを差し上げて”といったケースでこの三者の関係をこの契約は指す。」といった具合。このシーンを覚えていたおかげで本試験の記述設問に何とか書くことができ、この結果が合格に繋がったと確信しています。有難うございました。
 

5.「最後に」

一発で「合格」の二文字をゲットするには並みの努力では成しえないことは事実です。しかし、伊藤塾の講師陣は、その豊かな知識と経験から私たち受講生に最もふさわしい環境(受講コース)と知恵を授けてくださいますので、極限まで頑張るとの覚悟さえあれば伊藤塾での受講は期待を裏切ることはないと思います。平林講師、坂本講師(パーソナルトレーナー)ほか講師陣には重ねて御礼申し上げます。

受験勉強中の思い出

 

重要度Aランクだが、
覚えられなくて自分で作表しました。7回転も。
 

“知らないことには手を出すな!”
平林講師の教えが。