古川 淳さん/58歳

 

【職業】無職(会社を早期退職)
【受験回数】2回
【受講講座】〈平林講師〉行政書士合格講座、上級インプット講座、行政法ゼミ、行政法/民法記述ゼミ  〈丸山講師〉合格ゼミ、アウトプット総合コース、未出論点攻略答練、記述講座 
〈その他〉中間模試、公開模試、他
【合格年度の学習開始時期】2019年2月

※プロフィールは、2019年度合格時点のものです。

1.私が行政書士を目指した理由

55歳の早期退職制度を利用し、長年勤めた会社を退職し、新しく自分のビジネスを立ち上げようとしたが失敗し、その後、行政書士を知り、海外での仕事の経験が長いため、この資格を利用しビジネスを構築できるかもしれないと考えたのがきっかけです。法律は全くの素人で、伊藤塾ではゼロから学びました。
  

2.伊藤塾を活用した私の合格法

(1)平林講師の上級インプットでは、敢えて通学にせずにWebで受講しました。Webにしたのは、中身のぎっしり詰まった授業を5時間(途中1時間休憩)の講義では自分にはどうしても聞き漏らしてしまう箇所があると思ったからです。従って、Webで受講する時には、例えば、5時間の授業を民法の場合、15時間かけじっくり聞くようにしました。不明点はその場で講義を止め確認するという方法です。この方法は、第1回目は非常に骨が折れ大変でしたが、第2回目以降はかなり楽になり、結果としては、民法、行政法は、約10回転ほど復習ができました。(それでも忘れますが)
 
(2)丸山講師の講座では、特に未出論点攻略答練、等の復習に時間をかけました。答練の結果及び先生のアドバイスから、苦手分野の対策、および、問いの論点を素早く見分けることに重点を置くようにしました。当初、時間が不足し成績がのびず非常に苦労しましたが、論点を意識しながら学習することで一気に力が伸びた実感がありました。また、丸山講師とは講義終了後、いつも会話をさせてもらい、それはカウンセリングそのものになりました。
 

3.私の合格のポイントと反省のポイント

(1)合格のポイント
①上級インプットの集中度と回転数で正確性がアップしたこと。
②答練の結果を受けた対策と講師との会話により、自分の弱点の分析と方向性を間違えなかったこと。(自分だけの考えではどうしても不足しがちです。)
 
(2)反省のポイント
実は、殆ど反省しかないというのが実感です。木を見て森を見ずといいますが、当方は、木はおろか葉っぱが多少揃った程度で、森が全く見えておりません。つまり、大枠をとらえずに、個々の知識がランダムに入っているだけの状態ですので、特に、記述は全く自信がありませんでした。もう少し全体から個々の判例、条文をとらえることが出来ないとダメだと実感しています。
 

4.各講師について

平林講師は、素晴らしいセンスで講義をされ、また、それだけでなく、一見Sっぽい口調とは裏腹に、試験や生徒に対しとても謙虚な姿勢をお持ちの講師だと思いました。
丸山講師は人間味があふれ、法律知識のみならず試験への対応策についてフランクに色々な相談をさせていだきました。
両講師には大変感謝しております。
 

5.最後に

正直3年目を覚悟していました。予想では昨年の経験から記述の採点が10点足らずでぎりぎり不合格でしたが、結果は記述が予想外の40点でした。本試験の記述は全く予想できません。一般知識も然りです。この試験は怖いです。
結果的には対応策は年ごとに変わるし、ましてや次回は改正民法が加わるため、リスク分散をさせるには、優先順位や濃淡はあるにしても、全方位での対策が必要だと思います。最後まで頑張ってください。

受験勉強中の思い出