Y.Fさん/45歳
【受験回数】1回
【受講講座】出題予想フルパック(平林講師) 【合格年度の学習開始時期】2019年8月
※プロフィールは、2019年度合格時点のものです。
1.私が行政書士を目指した理由
私は、司法書士事務所に勤務しており、関連業務において行政書士業務も行っており、行政書士も身近な存在でした。
司法書士試験をクリアすることを第一目標に勉強を続けてきましたが、なかなか合格を手に入れることが出来ず、心折れかけていた時、受験仲間から行政書士は、法律科目だけいえば、行政法関連を追加で勉強するのみで対応できるので、一度、司法書士試験から離れてみるのもいいのでは?とのアドバイスをもらい、もし、合格出来れば連敗中で自信をなくしていた自分自身の自信にもつながると思い、昨年の8月から行政法中心に勉強を始めました。
2.伊藤塾を活用した私の勉強法
本試験まで3ヶ月しかない中、まずは行政法のアウトラインを掴むため、前年に妻が受講していた森講師の「短期集中講座」のテキストなどを使って勉強を始めました。(勉強を続ける私に触発され、前年に妻が行政書士試験に挑戦するため、森講師の「短期集中講座」を受講したという経緯がありました。)
ただ、行政法について独学でテキストを読み込んでいるだけだとイメージも湧かないため、過去問で出題傾向を把握しながら、講義の分量や時間的なリミットも考慮し、出題予想フルパックで平林講師の「直前総まとめ講座」「本試験ヤマ当て講座」「模試」を受講しました。
「直前総まとめ講座」「本試験ヤマ当て講座」は全て視聴しましたが、基本的には行政法関連と情報通信・個人情報保護法などを重点的に視聴後、過去問演習を行い、テキストを見直す作業を繰り返しました。憲法・民法・商法は司法書士試験の方ですでに勉強していたので、講義は聞き流す程度にし、過去問演習で知識の確認作業をしていきました。
「模試」は勉強スケジュールの関係で、提出期限には間に合いそうになかったので、提出はせず、自己採点後の復習は、間違えたところだけをあまり深く掘り下げない事を意識しながら、テキストで基本事項の確認をする作業のみしました。
正直なところ、3ヶ月で間に合うのか心折れそうな毎日でしたが、何が何でもみなさんと同じ土俵に上がって勝負したいという一念と平林講師のユーモア溢れる講義で、最後まで心折れずに勉強を続けることが出来ました。
3.私の合格のポイントと反省のポイント
もともと行政法に限らず手続法の勉強をすることが苦手だったので、行政法の勉強は正直苦痛でした。出来るだけ、日常生活の具体例に置き換えて(講義でも具体例を挙げて説明してくれます)覚えるようにしました。具体例で覚えていく方がただ、条文や説明文を覚えるだけよりも断然、記憶の定着度が違うと思います。
記述式対策は、スキマ時間に市販の記述式問題集を使って、解答例にある「ポイントとなる語句がこれとこれだな」というざっくりしたイメージを持ちながら、何度も読み込んでいきました。ポイントだけ押さえておけば、あとは現場対応で何とかなるだろうというあまり完璧を求めないスタンスで臨みました。実際、記述式を机について解いたのは模試と直前1週間だけでした。
一般知識対策は、実際全く予測がつかないので、勉強のしようがないのが正直なところですが、普段からインターネットの動画サイトで政治・経済や歴史・文化・科学技術などジャンルを問わず、素人向けに分かりやすい解説している動画を見ていたので、それが功を奏したと思います。
勉強の合間など気分転換として、そういった動画を見るのも手軽に知識を手に入れる一つの方法かなと思います。
反省のポイントとしては、行政法関連の勉強に力を入れすぎたあまりに、本試験で得点できるはずの民法で失点を犯したことです。やはり、最後の見直しをする際、全科目について万遍なく、基本事項を押さえておくことが重要だと思います。
4.伊藤塾の講師について
妻が一昨年、行政書士の勉強をする際に森講師の「短期集中講座」を受講したという経緯があります。
森講師の講義は具体例などを取り入れて、初学者でも分かりやすく、テストではこう出るといった出題の仕方についてのワンポイントアドバイスがあり、実践的な講義だと思います。(また、森講師の独特の言い回しの虜になるかもしれません。)
また、私が受講した「直前総まとめ講座」「本試験ヤマ当て講座」の平林講師も時々、クスリと笑ってしまうようなユーモア溢れる講義で、講義にのめり込んでいくような感覚がありました。
どちらの講義についても、限られた時間の中で必ずやっておくべき事、やらなくてもいい事を的確に指摘して下さり、効率よく学習を進めることが出来ると思います。
5.最後に
ここ数年、司法書士試験連敗で自信をなくし、ずっと自問自答の日々を過ごしていたので、合格発表当日、インターネットで自分の番号を確認した時は、喜びというよりも少しほっとしました。
僕自身、再び、司法書士試験合格を目標に勉強をスタートしました。みなさんと同じ受験生です。受験生には受験生にしか分からない苦しみがたくさんあると思います。周囲の大多数の人たちは「合格」という尺度でしか自分を評価してくれないかもしれません。
そんな中でも応援してくれている家族や親友・恋人などのためにも決してあきらめることなく、苦しい今を乗り越え、自分自身の自信にもつなげましょう!! お互いに頑張っていきましょう!!