J.Nさん/47歳
【受験回数】5回
【受講講座】行政書士中上級講座 スタンダード 上級者コース・合格必勝パック 【合格年度の学習開始時期】2019年1月
※プロフィールは、2019年度合格時点のものです。
1. 私が行政書士を目指した理由
私は長年不動産業界で勤めていまして、少子化による業界内への将来の影響に危機感を感じており、何かしら時代に変化に対応しているような資格を取得したいと思ってました。
元々宅地建物取引士とAFPの資格を取得していましたので、業界でのつながりや勤めている会社での貢献などいろいろと考えた結果、行政書士の受験を決めました。
ただ決めたのはいいのですが、出来る限り簡単に資格を取りたいという思いで、安易に某通信教育での受講を始めたものの努力と理解が足らず、2年連続で不合格になってしまいます。
その頃になると諦めの気持ちや費用面でも家族にも申し訳ない気持ちが強くなり、独学で勉強を継続することとしてしまい、何の改善もなく3年目も不合格。
ここで自分自身がこれまで費やしてきた時間と費用を本当に考え直して、何のために行政書士を合格したいのか、いままでの勉強の仕方に甘えが多くなかったか、何が駄目だったのかを、時間をかけて考えることになり、色々と調べた結果伊藤塾と出会うこととなりました。
仕事柄、在宅受講でしたが、講師の熱意と押さえるべきポイント、理解に対するアプローチの仕方など、行政書士試験への向き合い方(姿勢)にグッと来たのを憶えています。
2. 伊藤塾を活用した私の合格法
伊藤塾では2年目に行政書士試験に合格できたのですが、1年目は168点で不合格。仕事との両立が難しく、すべての講座を受講することも出来ず、受講できた講義も理解と言うよりは「こなす」ことになってしまっていたと反省しました。
2年目は平林講師の上級インプットを受講。することを自分の考えで広げず、平林講師の言われる通り上級インプット講座のテキストのみを徹底して行い、他の教材には浮気することは無かったです。読込みと問題を繰り返し行うことで自分の弱みを抽出して、その上で定期的に全体を反復復習することを心がけ、理解の固定化と弱点の底上げにつとめました。
テキストに自分が苦手とする部分や重要論点などには赤シールを、記憶が曖昧な部分には黄シールを、Cランクや自分が理解できているような部分には青シールと、3種類のシールで見える化させて、色で復習頻度を分けることで効率的に勉強できたように思います。
中盤から直前にまでは個別のノートも作らず、テキストへの書き込みを徹底しましたが、本試験直前にここはという見直しが出来るように、1冊だけ確認用のノートを作りました。
本試験の前日と当日の復習はこのノートだけに決めていましたので、不安はあったもののパニックになることは無かったです。
合格必勝パックではテクニック的な部分を教えて貰え、さらに問題に対して時間を掛けるものと掛けないものやキーワード想起など、自分の弱点の隙間を埋めていける感覚を感じることができました。
正直、一般知識は合格した方から聞いた内容を活かして、公務員試験などの他資格系のものを2冊だけ購入して、基本知識は伊藤塾で勉強して、応用知識はこの2冊で補っていきました。それ以外は購入したテキストや問題集は無かったですね。
3. 私の合格のポイントと反省のポイント
合格のポイント
勉強していると、どうしてもやる気の波が起こります。帰省や会社の行事などをきかっけに、やる気が下降気味になりますが、平林講師が言う「ただ淡々と勉強する」を徹底して、マイナスの感情が出てこないように意識しました。
ただどうしても勝てないのは睡魔。気がつくと意識が飛んでしまうこともしばしばでしたが、割り切って15分~30分ほど仮眠することで何とか克服できたと思います。
一番の合格ポイントは、講師の言うことを信じて徹底することです。
不安からいろんな勉強の仕方や教材などの誘惑に目を向けようとしてしまいますが、これをぐっと我慢して勉強内容を広げすぎなかったことは本当に良かったです。
直前に見直しが出来る確認ノートを作っていたのも、変な焦りを出さずに済んだと思います。
反省のポイント
自分の中で、テキストの比重が高すぎたように思います。振り返るとテキスト→テキスト→テキスト→過去問くらいのバランスでしたが、テキスト→過去問→テキストの徹底ができれば、もっと応用の利いた理解が出来て、合格発表も余裕をもって迎えられたと思います。
それとカウンセリングは積極的に受けた方がいいです。私は小心者なところがあって、結局勉強期間に1回もカウンセリングを受けることが出来ませんでした。
今回の合格通知が来る前に、自分が不合格だったと思い込み、次年度の試験勉強を始めるにあたってどの講座がいいのかを、初めてカウンセリングを受けることにしました。これまでは自分の不安を自己消化させてきましたが、カウンセリングでは客観的に的を得たアドバイスを受けることが出来ます。億劫にならず少しの勇気をもって、もっとカウンセリングを活用しておけば良かったと本当に反省しています。
4. 伊藤塾の講師について
平林講師の「何の話でしたっけ?」という息抜き的なトークが講義に強弱を与えてくれて、受講することが億劫になることは無かったです。
ときに厳しい言葉に、自分が及第点に達していないことを突きつけられ、悔しさと反発心も与えてくれます。これが自分にとってのモチベーションになりました。何とか合格して合格祝賀会に参加し、平林講師にありがとうございました!と言えるように頑張ろうと。その甲斐あって、合格祝賀会で平林講師にお礼が言えることが楽しみでなりません。本当にありがとうございました。
5. 最後に
私は合格まで5年という長い期間を要しました。
初めの3年は得点が安定することもなく、伊藤塾で受講してから初めて自分の合格可能性を実感することが出来ました。
これから行政書士試験を目指す方に私の体験からお伝え出来ることがあるとすると、安易に費用面のみや合格率のみをアピールしている先を選ぶのでは無く、無料講座などを通じて本当に理解をしていける指導校を選んで欲しいということです。
受験時代には家のことを疎かにしてしまい、勉強を始めると静かな環境に努めてくれていた妻には本当に感謝しています。合格の通知が来たときには、自分が合格したように喜んでくれました。
今後ですが、まずは伊藤塾で実務講座を受講して、開業に向けての体制を整えると共に、まだまだ模索中ですが現在勤めている不動産会社で資格を以て兼業行政書士として貢献出来るような仕組みを作っていきたいです。