久保田 勝彦さん/41歳
【受験回数】2回
【受講講座】夏季直前対策講座 合格フルパック、民法最重要テーマ完全攻略講義 【合格年度の学習開始時期】2019年3月
※プロフィールは、2019年度合格時点のものです。
私が行政書士を目指した理由
趣味とも言える資格取得を「そろそろ難関資格に挑戦してみようか」なんて軽い気持ちで、合格だけを目指して始めた2018年。ところが思いもよらず健康を害してしまったために、それまで勤めてきた業種からも身を引かないといけなくなりました。「どうせ経験ゼロで新しい業種へ転身するなら仕事量を調整できる自営業がいい」と考えるようになり、2019年は「行政書士になる」という明確な動機で試験に臨みました。
伊藤塾を活用した私の合格法
民法改正の前に何としても合格したかったのに資格指導校を利用する決断が遅かったため、独学を補強する形で夏季直前対策講座を受講することにしました。わたしにとって基本テキストは六法です。条文マーキング講義はとても有用な講義で、テキストは使い勝手が良い優れものです。またメルマガ「かなえ~る」にあった「過去問は読み物です」をヒントに、過去問集を入手したらすぐに問題肢の誤り部分を訂正しサブテキスト化を実行。この作業で正しい知識だけが目に映るようにしました。これはどの講義でも度々言われる、キーワードのピックアップや引っかけの分析にも役立ちます。わたしの記述対策の開始が記述式厳選60問スピードチェック講座の開始に間に合わなかったのと、要件把握にだいぶ不安があったので市販の記述問題集を加えての受講となりました。記述対策を始めるとそれまで以上に要件に注意が向くようになり、自身の択一式の取り組み方も一段上に上がる感があります。講義とYouTubeのチャンネル動画をICレコーダーに取り込み、通勤時間や仕事の休憩時間など隙間時間を活用して聞くこと、月に1度はメールフォームから質問して勉強方針のチェックを入れることは欠かしませんでした。
私の合格のポイント
行政法・民法は講師が言われる目標正答数にどうしても届かないので、商法で底上げする得点戦略をとりました。商法の講義の機会は多くなかったけれど、やってみると勉強コストは思いのほか低いものでした。10月に入ってからの伸びが著しかったことを2018年度に経験していたので、それを信じて成績が伸び悩んだ時期でもひたすらあがいて勉強を継続させました。一般知識の時事問題対策のつもりで、勉強の合間に時事年鑑も素読しました。
伊藤塾の講師陣についての感想
まず、メール対応していただいた在宅校の佐藤さまには大変お世話になりました。「かなえ~る」の関根泰子さまの手記にも励まされました。講師の方々につきましてはWeb受講以外では模試の時に直接お見かけした程度です。けれども本試験直前に受験生応援動画を繰り返し聴いているうちに、馴染みのある、講座でお世話になった講師陣の暖かな励ましの声が緊張していた心に染み入ってきました。感謝のあまり泣きそうになったことは忘れられません。
最後に受験生へ向けて
繰り返し解いたはずの過去問を本試験方式で臨んでも、最終模試の段階でも、わたしは一度だって合格点に到達できたことはありません。それでも本試験を200点越えで合格することができました。だから最後まで投げ出さないで下さい。
受験勉強中の思い出
ネットでは「六法は何でもいい」なんて
情報を目にするけれど、
条文趣旨、要件、判例解説が
きちんと収められている
上質のものを選ぶべきです。
条文マーキング講座のテキストは
とても使い勝手が良かったです。
勉強を共にした ICレコーダーと、
勉強の気分転換に繰り返し読んだ本。
右は大和書房から出ている
「スタンフォードの自分を変える教室」(文庫版あり)。
文章は易しめで、継続することに悩んでいる方には
特にオススメの内容です。
左の時事年鑑「日経キーワード」は、
GW企画の一般知識講座の案内に、
テキストとして紹介してあったのを
見逃しませんでした。