S.Kさん/26歳
【受験回数】1回
【受講講座】公開模擬試験 【合格年度の学習開始時期】2018年12月
※プロフィールは、2019年度合格時点のものです。
1.私が行政書士を目指した理由
「今まで身に着けた知識・経験を社会の役に立てたい」という理由から行政書士を目指しました。私は非法学部出身ですが、そこで培った知識が多岐にわたる業種と接する行政書士の実務の役に立つのではないかと思い受験しました。学生時代も就活の際に法律を学習し、社会人生活の中でいわゆる行政法に触れる機会もあったので行政書士となったあとでもその経験は宝となると確信しています。多少英語と中国語ができるのでゆくゆくはこれを入管業務に使えるまでに昇華させたいです。
2. 伊藤塾を活用した私の合格法
『うかる!行政書士 直前模試』の的中例を見て「公開模擬試験(中間・最終)」を受験しました。私にとってこれが初めての行政書士受験の模試で、ふだん一人で勉強しているときはいないライバルの隣で問題を解き、自分ではなく試験官の計る時間で、そして甘くなりがちな自己採点ではなくプロの先生方による採点が返ってくるというまさに自分一人では作れないような本番さながらの環境と緊張感を得ることができました。模試の結果を見て感じたことはやはり楽観的な予想は外れ、不安は的中するということです。たしかに傾向や時事的に出そうな問題を考えればヤマははれますが、そううまくいかないという失敗が模試でできたためスキのない勉強をすることができました。一方、点がよかった科目もあり、それについては勉強方法と今までの学習の習熟度に自信がつき、そのおかげで本番でも多少難化してもやや傲慢なまでの強気の態度で臨むことができました。ヤマをはるわけではないですが、伊藤塾の模試もプロが予想しただけあって今年度の模試も的中した問題があり、自信をもって解くことができました。具体的には『最終模試』の問47の類題が本番の問52で出ましたし、配点の大きい記述も問45が互いに類題になっていました。問題文の文言が一致しなくてもそのテーマが問われると分かるだけでも考え方や切れる選択肢が分かるので一回解いて解答解説を読んだか否かで本番当日に差が出ると思います。
3.私の合格ポイントと反省ポイント
合格のポイントとしては、「自分で書いて覚えること」だと思います。具体的には憲法統治の条文、民法の各種要件、行政不服審査法の準用の関係、商法の会社の種類による役員の要否のチャート図等です。これらを毎日寝る前10~15分の時間を使って書くということを習慣づけていました。そのおかげで記述力だけでなく、選択肢の正誤判断の確度と速さが上がりました。
反省点としてはやってはいけないことの1つ、誤っているものを選ばなければいけないのに正しいと思ったものの組み合わせを選んでしまったことです。これは帰りの電車で気づいて青ざめました。また体調管理も大事で、当日に限って頭痛と熱に悩まされました。本番はどんなアクシデントがあるか分からないので模試等では実際の最低ラインではなく7割以上で合格を目安に考えたほうがいいと思います
4.伊藤塾の講師について教えてください。
申し訳ございませんが、模試を受けただけなので具体的に述べることはできません。しかし前述のとおり、模試の作問は信頼できるものでした。
5.最後に
正直、いわゆる捨て科目、捨て分野なんてものはないと思います。たとえば普段取れる分野が急に難化してその一方で自分が捨て分野にしていた問題が易化するというのはありえます。その場合易化した問題を逃すことになります。商法も後回しという話を聞きますが、憲民行で取らなければいけないのに落とした分の補填として考えれば勉強しておいたほうが本番気が楽です。