澤田 一さん/43歳

 

【職業】会社員
【受験回数】1回
【受講講座】公開模擬試験(中間模試、最終模試) 【合格年度の学習開始時期】2019年1月

※プロフィールは、2019年度合格時点のものです。

1.私が行政書士を目指した理由

私は、1997年から3年間、当時の司法試験を受験しましたが、断念し、2001年に県庁に入庁し地方公務員として働いていました。税務や会計を長く担当し充実した公務員生活を送っていましたが、2011年、あの東日本大震災が転機になりました。周囲でも心身を病む職員が出始めて、私もついに体を壊してしまいました。それ以来、以前のように希望した職種に就けずに悶々とした日々を送るようになりました。そこから自分探しの旅が始まり、ファイナンシャル・プランナー資格を取得したり、コーチングスクールに通うなどしたりしたものの、これといった答えは見つかりませんでした。こうしているうちにも希望する職種に就けない期間が7年以上に及び、もう公務員でいることへのこだわりはなくなっていきました。そんなときに私が県庁職員でいることを誇りにしていた母親に、士業なら納得させることができるだろうということで、始めたのが行政書士の勉強でした。休職期間もあるため、公務員在職年数のみで行政書士資格は得られませんでした。仮に得られていたとしても、それで潔しとはせず試験の受験をしていただろうと思います。
 

2.伊藤塾を活用した私の合格方法

私が、伊藤塾を利用したのは、有料の講座は模試だけでした。前述のように、私には、(旧)司法試験、公務員試験を受験した「過去の遺産」があったため、それを呼び戻すことを主眼に学習していました。その意味で私の勉強法はあまり読者の参考になるものではないと思われます。
私は地方在住のため、公開模試を会場で緊張感を持って取り組むということができませんでした。その代わり、時間制限を180分ではなく150分にして取り組むことによって、無理やり緊張感を演出しました。これが功を奏したのか、本試験でも30分程度時間を残して解き切ることができ、マークミスの確認と、記述式答案の再現に余裕を持って取り組むことができました。
模試を受けて、まずまずの点数をとることによって、「自分はまだまだできる、やればできる」という自信を取り戻すことができました。記述式答案に添えてあった、「よく書けています」の言葉には本当に励まされました。
 

3.私の合格のポイントと反省ポイント

私の場合、「過去の遺産」を本試験ギリギリになって、ようやく現在のものにできたというのが、合格のポイントだったと思います。試験勉強を開始したものの、その直後に、民間企業への転職を決意しました。そのため、転職活動との並行作業となり、転職成功後は新しい仕事を覚えながらとなり、集中して試験勉強に取り組めた時間は、そう多くはありませんでした。
他方、反省点1つ目は、条文の素読を怠ったこと、これで特に記述式でみすみす点を失っていました。反省点2つ目は、問題文をきちんと読むという基本中の基本を怠ったこと、妥当でないものを選ぶ問題を妥当なものを選んで、これまた無駄に点数を落としてしまいました。
 

4.伊藤塾の講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

直前の「10分でチェック!行政書士重要論点ポイント講義」は非常に役に立ちました。「行政指導中止の求め」が、択一式では講師の指摘のとおりの誤りの選択肢があり、「処分等の求め」が記述式で出題されて、試験中に思わずやったと声が出そうになるくらいでした。ありがとうございました。
 

5.最後に

伊藤塾の良質な問題で構成された模試を受けることで、私は、自分に自信を取り戻すことができて、その自信こそが合格へとつながったと思います。他の受験指導校を利用していたとしても、伊藤塾の模試は受けるべきだと思います。ありがとうございました。

受験勉強中の思い出


教材はほとんど残していないので、
代わりにweb講座受講のために購入した
27インチディスプレイ」

受験票入れ
現在この受験票入れを使った試験は全勝中