米原 啓太さん/31歳
【受験回数】1回
【受講講座】公開模擬試験(中間模試、最終模試) 【合格年度の学習開始時期】2019年2月
※プロフィールは、2019年度合格時点のものです。
1.私が行政書士を目指した理由
私は不動産関連の業務に携わっており,「宅建士」の資格は既に取得していましたが,日々の業務の中で,民法の知識が不完全であることに不安を覚えていたので,それらの再確認および強化をしたいと考えたのがキッカケです。2019年2月頃に,大手指導校の無料ガイダンスを聴講して,行政書士試験に興味を持ち始めました。また,行政法や商法など本試験の出題範囲となっている法令知識を有することが,会社での業務執行に際して,優位になると考えたからです。
2.伊藤塾を活用した私の合格方法
伊藤塾では「中間模試・最終模試」を利用させていただきました。行政書士は絶対評価であるため,自分との闘いという意味で都度不安になります。そうした時に自分の実力を客観的に把握すべく,本試験同様に他の大勢の受験生とともに模試を受験することは,良い意味で緊張できました。
まず,合格するまでの総学習時間を定めました。法学部卒で宅建士時代の民法に関する微かな記憶がベースとなるので,本試験までに累計600時間の学習をすることを己に課しました。
実際の月別学習時間は次の通りです。( )は累計時間です。なお,答練や模試を受講した時間なども学習時間としてカウントしました。
2月:38時間(38時間) 3月:12時間(50時間) 4月:33時間(83時間)
5月:61時間(144時間)6月:48時間(192時間) 7月:73時間(265時間)
8月:67時間(332時間)9月:101時間(433時間)
10月:107時間(540時間) 11月:60時間(600時間)
3.私の合格のポイントと反省ポイント
私の合格ポイントは,
(1)勉強時間の確保,(2)一度間違えた問題は二度と間違えない,という2点を徹底したことです。
(1)は,通勤時の往復の電車内において10分・15分でも参考書や判例を熟読していました。チリも積もれば山となる,ということで総学習時間の3割程度を占めていたかと思います。
(2)は,伊藤塾模試で出題された良質な問題は然り,答練など基礎知識を問うような問題については確実に復習したことです。実際に,伊藤塾中間模試の記述問題が本試験と類似していたのには驚嘆しました。本当にありがとうございました。
私の反省ポイントは,職場の同僚等に受験することを打ち明けなかったことです。本試験前に業務が多忙になり,勉強できないことに焦りを感じていましたが,合格した後に打ち明けた時は「いつの間に!?」と驚かれました(笑)周囲の協力を得るためにも,家族・職場関連の方々には受験宣言をした方が良かったのかもしれません。
4.伊藤塾の講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
模試の解説(ウェブ講座)でしか拝見していませんが,個性豊かな講師陣による,丁寧かつ熱意ある解説講義でした。とりわけ平林講師による解説が印象的でした。この肢はなぜ不適切な肢なのか,細部まで正誤を判定してきちんと問題文を分析する力を養うことが出来ました。また,確実に拾うべき問題・見切りをつける問題,といった峻別力も身に付き,本試験においても時間配分をミスすることなく臨むことができました。
もっと早く伊藤塾のスーパー講師陣を存じ上げていれば,,,と値段だけで他社の教材を選んでしまったことを少し後悔しています。
5.最後に
一部重複しますが,僭越ながら勉強方法に関するメッセージを残させていただきます。
(1)1度間違えた問題は2度と間違えないようにしましょう。そのために,一例ですが,私は専門の復習ノートを作りました。
(2)新規教材に手を出さず,既存の教材でやりきりましょう。また,客観的に実力測定すべく,伊藤塾模試を積極的に活用しましょう。
(3)日々の勉強時間をカウントする。積み上がればモチベーション向上に繋がります,一方で平日の勉強時間が欠けていたら土日でカバーするなど,週単位で勉強時間をコントロールすることで長期目標(私の場合は600時間の勉強)を達成することができました。
受験勉強中の思い出
市販の行政書士用六法です。4回は通読しました。
また,問題を解きながら都度条文を確認し,ラインマーカーや付箋を多用したため,後で見返した時に「これだけ勉強したんだから大丈夫」と自信にもなりました。
本試験の翌月に生まれた我が子です。
試験勉強をする時間を与えてくれた理解ある嫁と,
おなかの中で応援してくれていた娘に感謝です。