志水講師の講義を聴いて、 学習当初の不安が全て吹き飛びました

独学・他校から転入して合格

犬飼 智仁さん (22歳)
 

愛知大学法学部1年在学中
▲受験回数/1回
▲受講講座/行政書士合格講座 本科生

※プロフィールは、2009年度合格時点のものです。


はじめに

 私は高校卒業後、 一度就職をしていましたので、 大学に入学する時点では既に宅建を取得していましたし、 大学も法学部ありきで受験しました。 行政書士の受験指導校選択については、 そもそも私に法律を学ぶ決意をさせてくれたきっかけが伊藤塾長の本でしたので、 他の受験指導校を検討するまでもなく、 伊藤塾を選びました。 当然、 初めは不安な気持ちもありましたが、 志水講師の講義を一度聴いた時点で不安が全て吹き飛びました。 受験動機については、 抽象的ではありますが 「合格して自分に自信をつけたい」 という点が率直な気持ちでした。

私がとった勉強方法

基礎段階の学習について
 

 まず、 勉強の際に最も重要になってくるのが 「正しい勉強方法」 だと思います。 受験中からこの点について意識はしていましたが、 合格できた今、 確信をもって言えます。 行政書士試験は試験範囲が広いということもありますが、 なにより基準点がある試験システムですので、 ただ時間を費やせば合格できるというものではありません。 その点、 伊藤塾ではペース配分や勉強範囲についてもしっかり指導してくれるので、 受験当日まで安心して勉強を進めることができるのではないでしょうか。 
 以上の前提を押さえたうえで、 勉強の仕方についてです。 これは極めて単純です。 私は基本的に、 伊藤塾のテキストは受験上重要な箇所しか掲載していないと思っていますが、 まずはその中でも講師が特に重要だと指摘した箇所を覚えることです。 次にその周辺部分を、 そして最後にはテキストの細部までという具合に範囲を広げていきます。 もちろん初めのうちは聴き慣れない法律用語に混乱するかもしれませんが、 講義を何度も聴くうちに慣れてきますし (インターネット講義を利用して最低三回は同じ講義を聴きました) 、 イメージが持てるようになれば、 そこから先はかなり楽になると思います。 伊藤塾長の言う通り 「磐石な基礎を築く」 ことがなにより重要です。

応用段階の学習について

 基礎の延長として、 私はそれまでの 「読む」 ことが中心だった重要条文を、 意識的に 「書く」 ようにしました。 志水講師は 「六法を引く際には条文番号に線を引くように」 とアドバイスをしてくださるので、 基礎段階が終了する時点で、 自分の六法を見れば重要条文が一目瞭然の状態になっていると思います。 これは試験直前期にも効果を発揮しますし、 なにより記述式問題に対応できるようになります。 他にも判例や学説などを覚えていくのですが、 上述した通り伊藤塾の講義とテキスト内容は重要箇所しかないと言っても過言ではないので、 何回も繰り返し復習していくだけです。 私はこれで本当に合格できましたので、 胸を張って言えます。

直前期の学習と試験当日について
 

 直前期はどうしても無理に勉強時間を増やしたり、 ひたすら暗記をしようと考えがちですが、 むしろそれまでの自分の勉強を信じ、 頭の中を整理しながらテキストを見直していくのがいいと思います。 これも志水講師が何度も指摘してくれますが、 問題を解くために新たに問題集を買ったりしないこと、 つまり 「手を広げないこと」 が重要です。 これは、 結果的に自分の中にある整理された知識を混乱させるリスクがあまりにも大きいからです。 試験当日の対策としては、 普段からある程度雑音のある環境下で勉強しておけば、 周囲はそれほど気にならなくなると思います。

関連する資格・試験対策が活きる部分

 他の資格を取得していることは、 アドバンテージになると思います。 私にとってそれは 「宅建」 でした。 やはり合格をしていることが自信になりますし、 合格する自分をイメージしやすくなるというのは言うまでもありません。 そして、 国家試験は年に一回しか行われないものがほとんどだと思うので、 試験そのものに強くなる、 つまり限りなく100%普段の実力を試験当日に発揮できるということです。 試験慣れは非常に重要だと思います。 次に考えられる点は、 自分の勉強のペースや、 一日の中で頭に入れることのできる知識量を、 ある程度把握できているということです。 勉強は時間よりも質だと思いますので、 自分を客観的に分析し、 勉強の仕方に気を遣う必要性は極めて高いでしょう。 最後に試験範囲の重複ですが、 宅建では学習に時間のかかると思われる民法を勉強しますので、 法律的な思考を受け入れやすくなりました。

これから受験を目指す方へ

 行政書士試験を受験する人の数だけ受験動機があるでしょうし、 勉強の環境も、 確保できる時間も様々だと思います。 しかし、 行政書士試験は絶対評価の試験ですので、 180点以上を取れば、 全員が合格できるのです。 「合格するんだ」 という信念をもって勉強しさえすれば、 必ず合格できます。 ありきたりですが 「努力は人を裏切らない」、 この言葉は真実であると私は確信しています。 自分を信じて、 そして合格後の自分を常にイメージして合格を掴み取ってください。 
 最後になりましたが、 志水講師を始め、 伊藤塾スタッフの皆さんには大変お世話になりました。 まだまだ法律を学んでいきたいと考えていますので、 これからもご指導、 ご支援よろしくお願いいたします。
(2010年2月・記)