受験勉強中とはいえ仕事をしているので、 短時間でも毎日、講義を聴く、テキストを開く、過去問を解く、のいずれかを必ずやっていました。伊藤塾のテキスト、問題集は自分に合っていたので、移動中などに短時間であっても何度も読み込むことで、インプットができました。また、 何よりも過去問演習が大切であることがわかりました。特に、同じ過去問であっても、もう知っているからと考えず、読み物としてでも良いから、 問題文のどこが間違っているか、どこが問われているかを意識することで正解にたどり着くことができます。その結果、実のある勉強になりました。
仕事・家事と勉強時間確保とを両立するため、まずは 1日、1週間、1年の3つの時間・期間に分けて「生活サイクルの型」を定めました。もちろん日々の変化もあるため、全く型どおりに行かない日も出てくるのですが、型から外れた部分をギャップ(時間不足分)と捉えて、週末に時間を作るようにしました。
また、「今回の受験が最後であること」と「定めた生活サイクルの型」を 家族に伝え、週末の時間を極力自身の勉強に充てることについて理解を得ました。
記憶を定着させるために、平日の会社と自宅の往復時間は電車の中でスマホアプリ(『伊藤塾合格ドリル』など)の 一問一答を解くようにしました。一問一答の問題は前日夜にやったテーマや分野に関連するところを選んでやっていました。眠気・飽き防止にも役立ったと思います。
テキストと条文だけにひたすら的を絞って他は何も見ないことにしました。
暗記は本当に苦手でした。平林講師が暗記は絶対必須とおっしゃっていた行政手続法や行政不服審査法は条文を箇条書きにしたりして、試験が近くなった頃から入れ込みました。
また8月末ごろの模擬試験でまだ実力が伴ってないと感じた時に、平林講師の講義を2倍速で民法、行政法、憲法は見直しました。その結果、最終模試では合格ライン以上の点数が取れてしまい、逆に気が抜けそうになって焦ったことを記憶してます。
志水講師からご紹介された 条文素読を6月末から毎朝15分以内で続けていたら、10月頃から条文知識を問われる問いに自信を持って正誤判断できるようになりました。 インプット教材は基本的に伊藤塾が提供するものに絞りました。アウトプットは公開模試も受けて、自身の理解度確認をしました。「Study plus」というアプリで勉強教材・勉強時間を記録しました。他のユーザーから「いいね」をもらい、モチベーションが維持できました。
仕事との両立が一番大変でしたが、通勤時間や休日をフルに活用しました。空いている時間は少しも無駄にしないように、 時間管理・スケジュール管理にも気をつけました。
不合格年は、一日にできる勉強時間が限られているのに、無理なスケジュールを立ててしまったり、いろんな参考書を解いてしまってので回しきれなくなり知識も定着しきれていませんでした。
今回は、1週間ごとの目標に向けてのスケジュールを組み立て、必ず目標達成できるスケジュールを組みました。 声に出して定義や要件、効果が言えるようになるまでテキストを回しました。
本試験日から逆算し、 4か月前まではとにかく科目の全体像やイメージ、構成、エッセンスをつかむことを主に学習し、細かい記憶作業は全くしませんでした。
学習の中で記憶できたものはしましたが、無理に詰め込んでもどうせ忘れてしまうと腹をくくり、 記憶する・細かく詰めるという作業は本試験前4か月でみっちりやるというスケジュールで臨みました。
本試験前4か月の間は、「紙一枚でできる大量記憶法」という学習法を参考にして、 シラバスのAA、Aランクを抜粋した過去問を繰り返し繰り返し、 多いものでは20回ぐらい、とにかくやりこみました。そうすることによって、記憶として脳に刷り込みすることができ、それ以後、模試の点数も取れるようになりました。
独学時代に受けた1・2回目の試験では、独学でひたすら黙々とテキストを読むだけで、演習をほとんどせずに受けてしまったため点が取れませんでした。また、模擬試験も受けずに本試験を受けてしまった為、自分の弱点を知る事ができませんでした。
「上級コースのテキスト」はインプットしたらすぐにアウトプットできるように問題とテキストが一体化しているので、 すぐに問題を解いて自分が本当に分かっているのかどうかを知ることができます。行政書士試験の合格は決して容易いものではありません。私はかつて試験をなめていました。簡単に合格できると思っていたのです。一度不合格になった方はぜひ、無料電話カウンセリングを受けることをお奨めします。
講義は楽しいのですが、習ったことをすぐに忘れてしまうのがいつも悩みのタネでした。また、問題を解くスピ-ドが遅いことも大きい弱点でした。
「もういい歳だから、仕方ないのかな」などと悩んだこともありました。 テキストのポイントを紙に何度も書き、復習ドリルを覚えるまで繰り返し、忘れては思い出してを繰り返すうちに、各科目のコツのようなものが見えるようになってきて、2年目の6月末頃には 記憶の定着も、問題回答のスピ-ドもずいぶん改善されました。この頃には憲法、民法、行政法、商法・会社法それぞれの 条文ドリルや判例ドリルを早口で音読する練習ができるようになっていました。また、8月ごろには六法を引くのも楽になってきました。9月の公開模試でいい点が取れた時に、勉強の方法が間違っていなかったことを再確認できました。
会社員としてフルタイムで働いていましたので、 休日を講義の視聴日とし、 仕事の日は復習する日としていました。ただ私は仕事からの帰宅後はどうしても集中して勉強することができなかったため、 朝1時間早く起床して勉強時間を確保しました。慣れるまでは Twitterを活用して、朝勉開始宣言をして習慣化を図りました。たまにいいね!を押してくれる人がいて励みになりました。 勉強時間は講義と同じように 30分単位で区切り、集中してやるようにしました。
とにかく 気分が乗っても乗らなくても毎日10分(私は毎日最低でも30分以上と自分自身にノルマを課していました)でも、 机に向かいテキストの読み込みや過去問を解くことを心掛けました。
私の場合、 テキストの読み込みよりも問題を解いて間違った箇所をテキストに戻り、復習するという手法の方が記憶の定着が図れる感じがしたものですから、そのような方法をしておりました。理由は分かりませんが、自分にはテキストの読み込みに重点を置くやり方は合わなかったように思います。
勉強環境が万全ではない環境でも 少しだけでも教材を開いたり、細切れの時間を大切にしていました。暗記が苦手なので、 制度趣旨などを理解するように努めていました。本番の試験では、記述で漢字を間違えたり、考えられないミスをしてしまうことがあります。常に本番を意識して、読み飛ばしやケアレスミスを無くすように、 スピードと正確さを磨くようにしていました。
仕事をしていたので限られた時間しか勉強できませんでしたが、 分からないところで立ち止まってしまうよりも全体を通す事が重要と考え、とにかく単元の配信に遅れないように勉強を進めることを意識しました。定期的に動画が配信されていくので、その期間に配信分は必ず終わらせていくといった感じです。
出来ない日の分は休みにするなど、できるだけ生活に無理がないように調整しながら学習を進めてきました。 分からないところは一通り見てから見てみると理解できたり、 それでも分からないことは質問サポートで解決しました。
また、 時間が空いた時はAランクだけを読み返すなど、重要なポイントは何度も繰り返せるように取り組みました。
私なりに工夫したこと言えるような勉強法はないですが、 講師がおっしゃることはすべて実行すると決めて学習してきました。
坂本講師の仰っていた、 テキストのインデックスシールで項目分けは調べる時の時間短縮に、高木講師の 合格カードの分冊化の助言は見る機会を抜群に増やすことに成功しました。
学習ペースを守るために、講義のある日に必ず受講する事を心掛けました。仕事の都合で受講できなかった場合は、翌日の配信で受講しました。 予習はせず、復習は過去問を解き、わからないところの講義を何度も見るという事を繰り返しました。当初テキストをとにかく読むという復習方法をしていましたが、すぐに眠くなってしまい、まったく頭に入ってこない状態になるので、講義動画を何度も見る方法に変更しました。この方法が私には合っていたようです。
2回目の受験といえど、今まで法律に触れることがなかったので、 テキストを読むことを大事にしました。 テキストを読む際に、講義で話していた内容を思い出すように読んでいました。講義で具体的な例や、エピソードなどを交えて話してくださった内容は、特に知識の定着が早かったように感じます。
また、法律の全体像・目次を意識して、 「今読んでいるのはこの法律のどの辺りで、この後こんな内容が書いてある」と流れを感じながらテキストを読んだことが効果的だったと思います。
大事なのは講師の方が講義で言った事、カウンセリングでアドバイスして頂いた事をしっかり守る事だと思います。
基本的に 仕事が終わってから時間を決めて(例えば今日は19時から)学習をしていました。インプットは配信スケジュールに遅れないよう配信スケジュールの日程表に日付と済マークを付けて、アウトプットは、テキスト回しに関しては朝起きた時や夜寝る前、また移動中の車中などで行い、答練はスマホのリマインダーに記録して行っていました。
全講義の配信が終了する試験1か月前からは、ざっくりと やる事を計画し、カウンセリングで確認し、 実行し、試験1週間前は「出来ることを確実に」テキストのランクAや「ファイナルチェック講義」、「出題予想講義」のレジュメや問題・解説をパラパラとキーワードを派生しながら眺めていました。
具体的な方法に関しては、特別なことをするわけでもなく、 伊藤塾講師陣のアドバイスどおりです( 情報の一元化、同じテキストを何度も回す、チェック入れる)。あとは 生活のリズム(夜は遅くとも1時までに寝て翌朝は6時に起きる) を整えるぐらいです。逆に失敗したことは、1年目、2年目で、試験1週間前に不安に襲われ、憲法・民法・行政法・商法の一問一答を全範囲全問題、機械的に急いでやって、当日の試験に臨み、各種ミスを連発したことです。
自分の中でルールを2つ作りました。1つ目は「講義は配信された次の日までには必ず視聴する。」。2つ目が「 1日最低2時間は家に帰ってから勉強する。」です。
また 通勤時間は電車だったため、講義の中で 講師が「覚える・暗記する」といったところを暗記する時間に当てました。その他、 少しでも時間が出来たときはすぐに条文を読むということを徹底しました。
多くの受験生は仕事や家事との兼ね合いから、1日1~2時間程度の勉強時間しか捻出できないと思います。ですから、自分にとって一番の効率的な勉強方法を考える必要があります。
過去問(特に行政法)はやればやるほど得点が安定してくると講師がおっしゃっていたので、効率よく過去問をこなしていけるよう、 完成問題集の全ての問題に付箋で、次回問題を解く際の視点を書いていました。具体的には、 1)不要、2)肢1・2・5のみやる、3)確認程度、4)もう一度やって正解なら不要など、です。この作業により、やるべきものとそうでないもののメリハリがつき、かなり効率よく過去問を回すことが出来ました。
受験1年目の最大の失敗は過去問を10周位やり、90%正解出来る様になって安心していた事、夏以降は色々と不安になって、正解を覚えてしまっている過去問から離れ、伊藤塾の講座のみならず、あちこちの指導校の単科講座を取ってしまい、手を広げすぎた事である事が「上級コース」を受講して明らかになりました。
2年目は平林講師の教え、 テキストに載っているA、B論点だけを徹底的に理解、暗記しました。暗記アプリに 重要論点の要件効果、重要条文だけ(それでも1000近い量でしたが)を入れて、 通勤中、食事中、トイレ、お風呂の中、隙間時間は全て暗記に徹しました。
平林講師の「これを言えなければ一生受からない」と言う言葉が、常に頭の中から離れず夢に見ました。(笑)
残業が多くまとまった時間が取れないことも多かったので、片道1時間の通勤時間は貴重な勉強時間でした。 電車を待っている3分だけでも勉強…そんなスキマ時間の積み重ねが記憶の定着に繋がったと思います。また、まっすぐ帰宅した後に勉強する自信がなかったので、 会社の休憩室や有料の勉強スペースで勉強してから帰宅していました。
頑張った後はご褒美にビールを飲んでもいい!ということにしてモチベーションを上げていました。
やってよかった勉強法は、 講師の指示に疑問を持たず、真摯に従うという勉強法。 過去問を分析し、覚えられることは何も考えずに覚えること。どうしても納得いかない、 理解できないもしくは覚えることができない部分については、インプットの講座を受けることです。
失敗した勉強法は、伊藤塾の講座を受ける前の、「独学」、「かじっただけ」、「申込をしただけ」および「申し込まなかった」時代における危機感がなくただひたすらダラダラと教材のインプットをしたことです。
一通り講義が終了して 問題演習の時期に入ったら、講義を2倍速でながら視聴していました。通勤や入浴中など机に向かって勉強できない、テキストを開くことが難しい時間を活用していました。
他には当日、 勉強したことを寝る前に思い出し、自分に向けて簡単な言葉で説明することを習慣にしていました。
失敗した勉強法は、わからない論点をインターネット検索に頼ってしまい、その場では理解したつもりでも記憶の定着にはつながりませんでした。
スクーリングの動画を拝見させて頂きパーソナルトレナー講師の志部講師のテキスト回転の話がとても印象に残りました。毎日100ページ、各試験科目を必ず回転させること。果たして自分はここまでできるのかと当時は思いましたが、 各科目、講座終了後、テキストを1週間分に分け、1週間で回転させて行くことにしました。
途中、問題演習等を繰り返さないで大丈夫なのかと心配しましたが、この テキストだけという平林講師の言葉を信じて回転させること30回弱。 読み込むほどに気づかなかった発見も多々あり、試験前の2週間では一日100ページを超える読み込みに成功したため、それが合格に繋がったと感じています。
タスク管理ツールを使いました。 テキストの目次に合わせてタスクを作成し、そのタスクに勉強予定期日を入れる事で、勉強時間の確保・勉強項目の抜け漏れをなくしました。
また 過去問は、「〇」か「×」、「×」なら理由を書くという方法を繰り返していましたが、全く身に付かず。途中から“ 条文と判例に当てはめる”事に意識をし、まず 問題文を読み。その問題文の聞いている内容・条文・判例が自分の記憶が合っているか、を解説と照らし合わせて確認する方法を繰り返し行いました。
勉強時間の確保が難しかったので、効率的に淡々と勉強することを意識しました。 帰宅後は講義を聴き、該当箇所の過去問を解き、寝る前に暗記をする。 次の日、通勤の電車の中で、前日に暗記したことが覚えているかチェックする。思うように 勉強時間が確保できない日もありましたが、そこに感情的にならず、淡々とルーティーンをこなす様にしました。
知識の全体的な底上げ、憲法はあまり深入りしない。 過去問知識は絶対に落とさないということを意識して取り組みました。 民法は定義や趣旨、要件効果を意識して問題を解いていました。
記憶を定着させるために工夫したことは音読です。テキストや過去問の〇肢や×肢の解説部分を 繰り返しぶつぶつと唱えながら読む。そうすることによって、自然と記憶が定着している感覚がしました。
テキストの表を覚えるためには、やはり何度も見ないと覚えられません。付箋を貼ったり、マーカーで目立たせて 何回も繰り返して覚えました。お風呂の中では記憶用教材や過去問を繰り返し読んでいました。
失敗した勉強法は手を広げすぎたことです。手を広げなければ、短期で合格することは十分可能なのではないかと思います。
1年目は落ちてしまったので、2年目は必勝を期して、家族の理解を得て、勉強のみに打ち込むことができました。とにかく 何回もテキストを読み込み、講座の問題を解きまくり、公開模試を受けて、必死に勉強しました。こればかりは 繰り返しが最も効果のある勉強法だと思います。
工夫した点は、 日々のルーティンを崩さないように取り組む事です。 朝の起床時間を固定し、 出勤までの1時間は毎朝やるタスクを一週間固定。 週末に進捗の振り返りをしながら翌週も同内容でいいか、変えるべきか検証し修正を行いました。後は 通勤時間が私の場合、乗り換え含め片道50分あり、昼休憩の45分(眠くならないよう私はいつもカフェでコーヒーのみ注文し勉強)と合わせ、 その時間は何をするのかを同じように週間で固定して実施しました。休みの土日は近所の図書館に行き、閉館までは帰らないと決め他の受験生達に刺激を与えてもらいながら勉強していました。
工夫と言えるかは分かりませんが、やはり テキストは3回読むことをお勧めします。木を見て森を見ず、という諺がありますが、逆に言えば森だけみても一本一本の木は見えません。法律の勉強は(大して勉強していないので大きなことは言えませんが)木も見たいし、森も見たい。じゃあどうするのか。
結論から言うと、 まず一回読んでみる。分からなくてもいいから読んでみる。そうするとどこが分からないかは自分でおおよそ分かる。その上で、もう一回読んでみる。少し分かったら、さらにもう一回読んでみる。繰り返し読むことで、書いた人の伝えたいことが分かってくる。そういうことだと思います。
私はフルタイムで仕事をしていたことから、仕事に行く前の朝や、帰宅後の夜に学習するスタイルでした。平日で3時間ほど勉強できるときもありましたが、家事や残業等でまとまった 学習時間が確保できない日も多くありました。そんな日も、寝る前に過去問を一問、一肢でも見るなど、 どんなに少しでもいいから何らかの学習をすることを心がけていました。
また、休日は趣味のフットサルのため、 電車での移動時間が多くありました。そうした時間には、 苦手な分野の講義を倍速で聞き直したり、ドリルのアプリで 過去問演習をしたり、隙間時間も有効に活用することを意識していました。
子供を寝かしつけたあとの2時間〜3時間、休日はそれにプラスして日中の子供の昼寝時間が捻出できる勉強時間で、1年目はひたすら 講義を消化し、全て聞き終わった 後は過去問を解きました。本試験まで時間がなかったので、勉強法に迷うことなく(迷う暇もなく)進められましたが、最初の受験ではあと4点届かず不合格となりました。しかしながら、3ヶ月弱でそこまでできたこと、日々の勉強時間を確保し、コツコツ積み重ねられたことは非常に大きな自信となり、2年目は行政書士試験の講座は受講せず、 伊藤塾のテキストと過去問のみで勉強を続けることにしました。
私は遠距離通学をしていて、電車に乗っている時間が往復2時間30分ほどありましたので、毎日、 電車の中では民法と行政法のテキストを読んだり過去問を解いたりして、この 主要2科目に関してはかなりの量をこなしました。とにかく2教科の量をこなした学習が合格できた1番の要因だろうと思います。
失敗した勉強法は、択一問題を解いていく中で正誤の理由を言語化せずに判断していたということです。漠然とした「正しいだろう」「間違っているだろう」という私の感覚で問題を解いていました。これでは問題演習の効果が薄かったと思います。
会社勤めで家族がありましたので、自宅での学習時間は最大でも120時間前後/月となってしまうため、不足分は隙間時間での勉強を積み上げていくことを徹底いたしました。負担なく時・場所を選ばず 隙間時間で学習できるようにするためには、スマホとタブレットを常に持ち歩くようにしておりました。
新しい講義は平日仕事から帰宅後に受講するようにしておりましたが、 通勤時間はスマホとイヤホンで当日講義の予習や前日講義の復習、 仕事の休憩時間ではタブレットでテキストや合格カードを使って暗記作業、 過去問は週末に集中的に取り組むようなルーティーンを組んでおりました。
また 凝ったノート類は別途で作らないようにし、タブレットに取り込んだテキストや過去問へ書き込むようにしたことは、正味の学習時間確保に寄与したのではないかと思います。
講師の言うことは絶対に守ること、またそのために講師が講座で言ってた勉強法や工夫するべきことを漏らさず、実践するようにしたことです。
また長い時間集中することがあまり得意ではないので、隙間時間を活用し、 細かく知識の引き出しを開け閉めすることで、 細かく知識を入れるようにしました。特に直前期は、本番を見据えた学習を行いました。また、 1週間程度の大まかな学習内容の計画を立てるようにし、そ れに従って学習を進めました。
働きながらの受験勉強であったことから勉強時間確保のため、まず 生活リズムを朝型に変えました。夜9時には布団に入り、 朝3時45分に起きて、4時から出勤時間の7時までの間で、2時間程度勉強時間を確保するようにしました。 平日は、このほか、昼休みと帰宅後の1時間でだいたい4時間くらい、 休みの日は、6月くらいまでは午前中までの5時間程度とし、7月以降は午後の時間も使い、 5時間から8時間程度の勉強時間を確保していました。幸いコロナ禍で、飲み会も制限されていましたし、単身赴任中ということもあり、意外と勉強時間の確保に関しては、計画どおり進めることができました。
また モチベーションを維持するため、勉強時間を記録するアプリで、毎日の 勉強時間を記録していました。最終的に試験前日まででトータル1300時間にまで達していました。
このほか勉強のツールとして、iPadのGoodNote5というノートアプリを活用し、テキストや判例(裁判所のサイトからダウンロードしたもの)は、PDFでこのノートアプリで管理していました。またスマホとクラウドで連携させることにより、いつでもテキストなどをタブレットやスマホでも確認できる環境を作りました。加えてこのノートアップリは、アップルペンシルを使えば、PDFファイルに書き込みもできるため、講義を聞いている時期は、これでPDFテキストに直接メモを書き込んでいました。
志部講師の合格体験記を参考に、7月に入ると全科目8日で回すこととしたので、紙のテキストに切り替え、復習をかねてPDFファイルに書き込んだ内容をもう一度紙のテキストに書き込んでいました。要するにPDFテキストと紙のテキストの内容を一致させたわけです。こうして直前期は紙のテキスト中心の学習としましたが、終わって見ると、やはり直前期は紙のテキストの方が記憶しやすいように思いました。手で直接触れる感覚や、例えば、民法の錯誤については、前半の右ページあたりにあったなぁとか、債権総論は、テキスト中盤の左の中程に書いてあったなどの感覚的印象が記憶の助けになったのではないかと思います。ただPDFテキストは、iPadやスマホで、移動中でも勉強できたので、これも活用しながら記憶を維持していました。そして「上級コース」の前半で使っていた「記述式問題から学ぶ!民法・行政法基礎力再構築講義」のテキストは、直前期に入ってから毎日民法3問、行政法3問とノルマを決めて、iPadとアップルペンシルを活用し、PDFテキストへ記述し解いていました(すぐに消せるので繰り返し問題が解けます。)。行政法の記述の問題は、このテキストと類似の問題が出たと記憶しています。
この他六法についてですが、当初はiPadの無料六法アプリを使っていましたが、やはり途中から、三省堂のオンデマンド版、模範六法を利用しました。これは、必要な法律の条文だけをオンデマンドで注文できるので、重くなく持ち運びも便利で助かりました。それと模範六法は、判例の要旨も条文と併せて掲載されているのがありがたかったです。
まとめ ノートを作るとそれだけで時間がかかるので、敢えて作りませんでした。その代わりに テキストや問題集の余白に書き込みをし、知識の一元化に努めました。
記憶に関しては、 「忘れる量より覚える量が多ければ良し」ということを意識しつつ、 忘れてしまってもめげずに、過去問を繰り返し回しました。
過去問は、問題を解くというよりまずは 解説文の読み込みに徹し、3回転目位からは 該当条文にも目を通すようにしました。過去問を何度も回していると段々と読む速度が速くなり、直前期には全体を1日で見直せる位になるので、おすすめです。
条文に関しては、いきなり素読を始めるのは辛いと思うので、 普段から少しずつ六法にあたる習慣をつけておくべきだと思います。
インプットは伊藤塾の講座テキスト、あと行政法の音読のみ。 Aランクを中心に回すことを意識して同じ講義を1.5倍速で何度も何度も見ました。前年の反省を生かして、 絶対に手を広げないこと。わからないことがあったらマイページから質問しまくりました。
アウトプットは伊藤塾から提供してもらった過去問と演習。模試は伊藤塾の公開模試と市販本で合計10回やりました。模試後、毎回法律科目ごとの得点結果をエクセルで細かく(例えば憲法は人権と統治で分ける。行政法は各法科目ごと、民法は総則、物権法、債権法、家族・相続で分けるといったかたちで)まとめたところ、科目ごとに自分の傾向を発見しました。
この試験は強みを伸ばすより、弱みを潰す方が点数は伸びます。
渡辺講師のカウンセリングで毎回の目標設定とフィードバックをもらって、本試験当日には平林講師が言っていたのが「声で思い出せるくらい」準備をしました。
結果、前年の試験は300点満点で142点でしたが、本年の試験では目標として、(試験官の裁量が入ってしまう)記述を抜いた240点満点で180点を超える設定をし、見事184点取れました。記述の結果を待たず、目標設定どおりの目標達成。試験当日の夜に合格が見えるのはとても痛快でした。
単純ですが、 伊藤塾のテキストと動画での学習を延べ10回くらいは繰り返しました。動画は、初めの数回は通常の速度でしたが、徐々に1.5倍速、2倍速にしました。
平林講師の講義動画は、時々、与太話を入れてくださり、堅苦しくない雰囲気で見ることができ、楽しく学習できました。なお、与太話は2種類あり、一つは受講生に覚えるべき内容を定着させるために考え抜かれたものと、もう一つは、本当に思いついたままの講義内容と関係のないものです。後半の与太話の場合は繰り返し学習の際は早送りで飛ばしても良いかもしれません(笑)。
学習をする上で、 教材の浮気は禁物です。不合格であった昨年の学習時には、他の教材に少しだけ手を出してしまいました。今思えば、その行為は合格という目標から自らを遠ざけていたように思います。
会社勤めをしながらの受験でしたので、勉強時間の確保はなかなか大変でしたが、 通勤電車の中でテキストや法律の条文などを読むようにしていました。また、講師のお話から模擬試験を数多く受けるようにしたことはよかったと思います。失敗したことは、受験直前になって焦って記述対策ばかりに力を入れすぎ、学習のバランスが崩れ択一で点が伸びなくなったことです。
自分にとって心地の良い、テンションの上がる文房具を使うことです。使い勝手の良いペン、見やすい色、かわいい付箋、つかえるノートなどで固めました。
また、 ビジュアルで覚えたい項目は自分で手書きしてカスタマイズし、模試のときに持っていったり、 トイレにウォールポケットを用意して入れ替えたりしていました。意外にもトイレは長居しなくても目に入っているもので、早い段階から貼っておいた苦手な会社法などで力を発揮したように思います。とくに 右脳優位なひとは絵や図で覚えるのはおすすめです。
自分なりに工夫したことと言っても、取り立てて自慢できるようなものは無いと思います。配信される授業が消化出来なかったとき、正常の配信ペースまでに戻すようにネジを巻いたくらいでしょうか?未受講数は最小にしていました。
それと、 その日の勉強を始める前に「前回、何をやったか?」簡単な確認をしてから取り掛かりました。もう一つ、送られてくる伊藤塾のメールマガジンに記載されている各講師のミニ講義は、メモして綴じて見返しました。各講師が、その日その時点で「これが大事!」と思われたことを送付されているはずだ!と感じたからでした。
7月の後半に勉強を開始したため、勉強期間は3か月半くらいでした。そのため、試験の勉強期間で 記憶を定着させるために徹底していたことは、講師が絞り込み指示した箇所以外は全て捨てる様にしていました。そして、憲法、民法、商法・会社法は司法書士試験のレベルを保つために、最低限、隙間時間を使って触れるようにしていたことです。また、行政法の過去問も3週目以降は間違えた個所のみに絞って回転率を上げる工夫をしていました。
一人暮らしのため、家にいると昼寝をしたり、韓流ドラマやBTSなど誘惑が絶えないので、 図書館やカフェに行って勉強しました。直前期は友人の誘いも断り、車出勤なので、 平林講師の講義をBGMとして流していました。お昼は職場の食堂で六法を読んだり、無料で送られる行政書士の問題を解きました。
失敗した勉強法は、過去問を解く際に、なぜ、どうしてという思考を飛ばして、または、分かったつもりで解いていたため、本番の試験では役に立たないという事を自分が体得するまでに時間がかかりました。もっとSNSなどを活用して、受験仲間との交流を図り情報交換をしていれば、よかったと思います。
初年度の不合格通知を受け取ってから伊藤塾に申し込み、5月までは学習のペースは継続的にできていたが、いつまでにどこまでを終わらせるかのゴールが明確でなかったことと、5月以降仕事がとても忙しくなり、ペースを継続することが難しくなりました。気が付けば一通りの学習を終えているべきである7月頃になっても全然終えられることができずに、愕然としましたが、それでもあきらめずに 憲法・民法・行政法の基礎と民法の応用だけは完遂しました。 試験1週間前は有休をもらい、無駄 あがきと思いながらも超直前の学習は行いました。
Web受講にしていたため、自分のペースで勉強を進めることができました。 一度聞いて疑問が残ったり、理解ができなかった単元は1.8倍速で何度か聞きました。講義の中では「合格テキスト」と「条文解析講義テキスト」を併用することが多かったので、後で一冊で復習しやすいようにテキストの重要箇所を「条文解析講義テキスト」にメモしていきました。最終的には、覚えにくい表や条文を「うかる!行政書士 新 必修項目115」の余白に追加してメモしました。 直前はその本だけ見るまでにまとめました。
1月の時点で、合格講座をGW前までに終わらせるようにしようと考えました。逆算して1週間の受講しなくてはならないコマ数を決めていました。 タスク管理をビジネスのタスク管理手帳で行い、1週間ごと、1か月ごと、GWまで、直前期までなどでスケジュールを立てておき、時々見直ししながら、コツコツとやっていました。 その手帳には、講義の配信日・ゼミの日・模試の日など、 試験関係は全てまとめておきました。
スケジュールは詰め込み過ぎると遅れが出た時に全て崩れてしまうため、 1週間は6日で予定を立ておき、 余裕を持たせておきました。また、その手帳に 本試験までの日数を書いておき、毎日消して本試験までの残日数も意識していました。
合格講座の講義で 講師の言うことは、テキストに全て書き込みしました。レジメも全て貼りました。後で見ても講義の内容が思い出せるようにしておきました。とにかく「 丸暗記ではなく理解すること」に重点を置きました。テキストへの書き込みは目立たせるため、基本は青で書き、ポイント部分は赤を使いました。また、マーカーは、自分なりのルールを決めて使いました(基本は黄色・例外はピンク・項目は緑など)。講義の聞き直しは時間もったいないため、あやふやな部分はピンポイントで聞き直ししました。
とにかく ひたすら過去問⇒テキスト・六法確認を、繰り返していました。講義で飛ばすといわれた部分は、信じて本当に飛ばして見ませんでした。私は六法・年度別過去問以外は、伊藤塾の講座で提供されたものしか使っていません。それだけでも、いっぱいいっぱいでした。
夏ごろからは、通勤時間で憲法・行政法の条文を素読するようにしていました。講義に合わせて六法にも必要なことを書き込んでおいたため、 素読しながらテキストを思い出していました。朝型がいいと聞き、出勤前の勉強を実践してみましたが、時差出勤でただでさえ早起きだったため、体調が悪くなりやめました。自分の生活スタイルに合った時間がいいと思いました。
司法書士試験ではテキストをメインとしたアウトプットを行なっていたのですが、これを1段階負荷を上げる方法を新たに取るようにしました。具体的には 白紙にテキストの見出し、小見出しだけを書き出し、そのタイトルだけで内容をアウトプットするという方法です。
『例:詐害行為取消権
1.意義・趣旨
2.要件
とだけ白紙に書いてそれぞれアウトプット』
こうやって 見出しを見たら論点が出てくる状態まで本試験に持っていくようにしました。
全体像を掴んだ上で各論点を記憶していないとできないため、結果的に記述で点数を伸ばした大きな要因となりました。
私はパートタイムでの仕事をしていましたので、通勤電車の移動時間や仕事の空き時間は、平林講師の「うかる!行政書士 民法・行政法解法スキル完全マスター」を読んだり、過去問を数問解いたりしていました。仕事が終わると頭が疲れ切って働かないので軽めにしかできませんでした。
勉強での工夫は、行政手続法、行政不服審査法、行政訴訟法などでまぜこぜにしてくる 過去問等で、記憶があいまいなためによくひっかかったり、悩むことがあったので、そのひっかけポイントをテキストや六法の該当条文の箇所に「ひっかけ注意」「cf.行手法の〇条」など書いて、その条文をみたらメモ書きした注意事項と参照条文も一緒に見ることを心掛けました。
空き時間等にスマホで動画視聴を重ねて理解を深めました。
こどもを四人育てていることから、日中の勉強は机に向かっては基本的に無理でした。試験直前期は妻にお願いして、カフェやサテライトオフィスのような場所にこもることが出来ましたが、ほとんどは子供が寝た夜に勉強をしていました。
朝の時間と夜の時間ですが、 インプットは朝に行い、アウトプットは夜に行ったりしていました。ただ夜の方が時間が取れますので、夜にもインプットができる際は、とにかくながらでできる講義動画を流し見るなどで意識の中に定着するように自分を仕向けていました。
それから、 外出時に過去問を解いていくということを行っていました。伊藤塾のモバイルでの過去問演習は役に立ちました。とにかく、 過去問を分解して、論点を抽出し、必要な原則・例外・再例外を想起させ、同時に条文でいわれている法文の趣旨や中身とそれに関しての判例の想起を繰り返し思い出していました。
コロナが幸いしました。飲み会も少なく、充実した1年でした。正直、受験勉強以来の本格的勉強だったと思います。通勤時間が長かったこともあり、 通勤・帰宅時間帯は動画を繰り返し見て、理解に努めました。ただ、理解したつもりでも記憶していないことに気づき、 受験3ヶ月前からは受け身になりがちな動画の視聴からテキストの熟読に努めました。そして記憶すべきと平林講師から指摘のあった箇所はメモ書き出して、直前対策 (記憶)に努めました。
初回受験の時は自宅で模試を受けましたが、やや適当感がありました。3時間の試験はそうそうにはありませんので、試験会場で本番同様に受験することをお奨めします。私は、5~6回受け時間配分を掴みました。
7月の司法書士試験をお試し受験した「司法書士試験受験生のための行政書士 超スピードマスター講座」に申し込み、勉強を始めたのは7月末からでしたので、約3ヶ月しかなくて焦ってましたが、絶対に今年合格する!という気持ちを持っていました。
8月いっぱいは行政法のインプットと過去問のアウトプットを行いました。講師のレジュメは全部印刷して縮小コピーして切り取り、ページの端に貼って一元化を図りました。9月から徐々に模試が始まりましたので、ほぼ全科目、目を通すようにはしていました。9月から 条文の素読をはじめました。 わざわざ机に向かって素読はする気になれず、お風呂に浸かりながら本番まで毎日唱えました。 一般知識もわざわざ机に向かって勉強する気になれず、 トイレにテキストを置いてトイレ時間に読みました。肩が凝るので 机に向かって勉強するのは過去問くらいでした。テキストの通読はソファーで行いました。飽きやすいので勉強場所を変えるのは自分に合っていました。
失敗したのは、少数株主権などの数字を覚える等の暗記系を試験直前にやればいいと安易に考えて全く目を通していなかった結果、直前に丸暗記して覚えたと勘違いして、試験本番では緊張で頭が真っ白になり、吹っ飛んでしまったことです。暗記系は長期で覚えるものではないですが、やはりテキストで出てきたら都度見ておかないとダメだったと後悔しました。 曖昧な知識は本番で全く使い物にならないと身をもって知りました。
完全勉強0の日を作ると私はそれを引きずって、怠けてしまうのがわかっていたので、 0の日を作らないと徹底しました。 勉強した時間を手帳に書き込むこともしました。 勉強の合計時間が自分のモチベーションになりましたし、「この日はちょっとしかできなかったから、明日頑張ろう」と自分を奮起させる事もできました。
逆に失敗したことは、講義を聞きすぎて過去問をすることに時間を取らなかったことです。
頭に入れなきゃと思っていたのでインプット作業ばっかりして勉強した気になってました。そのせいで8月ぐらいの模試の点数が結構悪く、そこからインプットではなくアウトプットに切り替えました。 講義の聞きすぎは勉強した気になるので、過去問をする方に時間を取ることがおすすめです。
突発的に言葉が出てこないというのは年齢的によくある事なのですが、これは記述問題で大きな失点につながると思い、 キーワードや正確な理解が必要とされるセンテンス等をノートに書いて試験直前期に繰り返し見返すようにしていました。あと個人的に大きなポイントとしては、 試験前の2か月間は完全に断酒を敢行したことです。30年以上にわたる不摂生を断ち切ったことで心身ともに気力を充実させ本番をむかえる事ができました。
フライト先ではホテルに滞在するのですが、私にとっては絶好の勉強するチャンスとなりました。自宅はどうしても誘惑が多く、気が散りがちでした。しかし、ホテルの部屋には自分の好きな雑誌や映画はありません。スーツケースには余計なものは入れず、着替えと伊藤塾のテキストだけを詰め、ホテルの部屋で集中して勉強しました。フライト先で外出して、名物料理を味わいたいという希望もありましたが、食事のついでに買い物や観光をしてしまいそうだったので、食事は殆どルームサービスで済ませ、勉強時間を捻出するようにしました。
私の場合はカフェ勉、ファミレス勉ならぬ、自宅+ホテル勉でした。模試も静かなホテルの部屋で受けました。気分転換に異国の街を散歩をすることはありましたが、必ずテキストを持ち歩き、ベンチで休憩をしつつテキストを開いていました。長距離のフライトになると家を出てからフライトし、ホテルに着くまで24時間経ってしまう事もあります。時差調整や体力回復の為、普段なら 勤務後すぐ寝てしまいたくなることが多かったのですが、そこを1時間我慢して復習や講義視聴に当て、全く勉強しない日が無いように心がけました。
不合格だった1回目・2回目は超直前期の勉強方法のシフトチェンジが上手くいきませんでした。あれもこれも確認しなくては、覚えなくてはいけないと焦るばかりで、結局、あれが理解できてない、これは覚えられていないと問題点ばかりが増えていき、結果、焦点が定まらずに何も残っていないという負のスパイラルです。
合格した3回目は、とにかく 受講している講座の講師のおっしゃることを徹底しました。手を広げてはいけないと言うご指導のもと、逆に 絞り込むイメージでした。科目も行・民に絞り込み、 できていないこのテーマのどこができていないのかを洗い出して絞り込む。行・民の 何が覚えられていないのかを洗い出し、覚えることを絞り込む。この絞り込みが出来たのも、平林講師と藤田講師のおかげです。受講中にせっかく講師が絞り込んでくれたものを自分が広げる必要はないことに気づき、 手を広げることを止め、講師が絞り込んでくれたことの中で出来ていないことを優先順位とともに潰していくような勉強方法でした。
独学の際は、いろいろとネット上の評価の高い参考書を買いあさり、いろいろと目移りするような環境を自分で作ってしまいましたが、 伊藤塾に入塾してからは講座内のテキストのみを使用して学習しました。唯一買い足したのは5年分の年度別過去問問題集です。
私のレベルでは正直、他資格の過去問までは対応しきれませんし、講座内の過去問に取り掛かる時間も本当にぎりぎりでした。
就業時間が早番、遅番があり勉強時間帯は、23時から25時にかけて学習していたときが多かったです。 知識の忘却もなかなか早く、スキマ時間が少しでもあればスマホで条文を確認したり、伊藤塾のスマホアプリを使用して知識の定着を意識しました。
お手洗いや浴室の壁にプリントアウトした一問一答や合格カードを貼って少しでも目に入れるようにしていました。 メインで勉強している以外の科目に手軽に触れることが出来、忘れかけていた論点を思い出せました。
また、家では落ち着いて勉強することが難しかったので、開店時間から カフェに行って勉強していました。周囲の席にも勉強している方が多く居て、自分だけではないんだと勝手に励まされていました。カフェでは 長時間の勉強は迷惑になるので、時間を区切り、集中して勉強出来たのも良かったと思います。
時間に関しては、平日に家での勉強時間が2時間とれるという恵まれた環境でした。しかし、今までの不勉強がたたったのか、講座内容の理解はできても、覚えたはずの知識を引き出せない情けない状態が続きました。
まずは 「完成問題集」を3周を目指し、 9月以降は、家で主人を相手に、テーマをきめて説明をするようにしました。説明が不明確な点は主人からどんどん突っ込まれるので、四苦八苦しましたが、よい勉強になりました。
自身の性格と必要な勉強の種類をよく分析し、 やる気がなくてもできる勉強を見つけることです。
テキストを読んだり、講義を受講したり、過去問を解いたりと、合格に必要な勉強はいろいろありますが、その全てが高いモチベーションがなければ続かないということはないと思います。
私の場合は、特に隙間時間でちょっと肢別の問題集を進めるくらいならモチベーションに関係なくできました。とはいえ、寝る前のちょっとした時間に問題集を開いたのは失敗だったと思います。人間の頭はそんなに器用に切り替えられないので、寝る前に頭を使うようなことをすると睡眠の質を下げます。
私は会社員をやっていたので、専業受験生と違い一日を勉強に費やすことができません。まとまった勉強時間といえば休日に集中して時間を確保するか、平日の夜に2時間程カフェかファミレスで勉強するくらいでした。重要条文、もしくはテキストの文体を暗記するには情報量が多く、時間的にも難しかったように思ったので、 知識をコンパクトに抑えることを意識し、文体で覚えていくのではなく、簡略化した図解を作り覚えていきました。講義中でも出てきた図解をまず覚え、書いて再現できるようにしていました。
全ての人に平等な毎日の24時間の中で、勉強時間をどうやって作り出すかを、常に考えました。平林講師の講義が合格に直結することは感じていましたので、あとは どうやって勉強時間を日々作り出すかを毎日考えながら、勉強しました。
ただ、長い受験勉強の日々の中で、 気持ちをリフレッシュする息抜き時間も非常に大事ですので、1日の中でも、勉強する時間は集中し、しない時間は一切勉強のことは考えないなど、メリハリを意識しました。
とにかく 毎日勉強することを心がけました。体調がすぐれないときは別として、 時間が取れない時でも30分は何かしらの勉強をする、勉強をしないと何か気持ち悪いくらい習慣付けました。何となく 勉強に集中できない気分の時には、すでに視聴した講義を再度聴いたりするなど気分を変えながら毎日勉強しました。
【やってよかったこと】
スマホの単語アプリで、移動中に反復させて覚える。特に暗記の重要度が高くなる 記述対策や苦手分野の克服に役立ちました。そして、直前期のどうしても暗記するしかない部分の強化にも大変活躍します。例えば「背信的悪意者とは?」「詐害行為取消権の特例を3つ述べよ」のような形で問題を作っていました。ただ、単語帳づくりに凝りすぎて勉強時間が削られる危険性もあるので、ほどほどがおすすめです。ちなみに私はWordHolicというアプリを愛用していて、最終的には民法100枚、行政法50枚くらいの単語帳になりました。
お家のお手洗いに、資料を貼る。特に一般常識の追い込みに活躍しました。冷戦時代の年表や、国際機関の名称などをひたすら眺めていました。
模試を受ける。模試は、最低1回は受けた方がいいと思います。ちなみに私は9月の1回目が300点中120点くらい、10月の2回目が150点くらいでした。模試にむけて追い込みをかけた経験があると、本番前の追い込みでも最適なプランを練られるようになります。
【やらない方がよかったこと】
一般常識の勉強を後回しにした事です。実は一回目の模試のときはまだ一般常識に手を付けていませんでした。確かに他の科目よりは勉強量も少なくて済みますが、とにかく範囲が広大なので、直前期にそこに時間を取られてしまい効率が悪くなりました。そのため、一般常識は他の科目に飽きた時の息抜きのようなポジションで、初期段階から学習計画に取り込んだ方が個人的にはよいと思います。
スーパーのレジのバイトをしているのですが、お客さんの合計金額が192円になったら「えっと…民法192条…即時取得…即時取得の要件は~、論点は~」と唱えていました。次のお客さんが来る前までに言い切ると決めたので、頭がとても回転したと思っています(笑 )。またお客さんが来ない時に、 行政手続法の条文を順番に唱えて、条文ごとに大事なポイントも思い出すようにしていました。
あとはやっぱり講義を聞いただけで終わらずに、過去問を解く前に 自分で模擬講義したのが本当に頭に定着させることができたなと思います。
仕事の都合もあったため約3時間の講義を一気に視聴することは難しかったですが、3時間の授業を一日約50分の1ユニットごとに 分割して地道に講義を視聴し、シフト制の仕事だったため 空き時間や休日にまとめて問題演習をしていました。
作業が大変ではありましたが、ルーズリーフ形式の「合格テキスト」を分冊して 分野ごとにバインダーで整理し、項目ごとにインデックスを貼って見返しやすいようにしました。「条文解析講義テキスト」にもインデックスを貼りました。すると章立てが法律の章立てと同様のため、法律の構造も普段の勉強から意識できるようになりました。
「条文解析講義テキスト」には予めアンダーラインとマークが付されていましたが、民法なら用語→赤、定義→緑、要件→黄色、効果→オレンジ、行政法なら定義→赤、法的義務→オレンジ、努力義務→黄色、憲法なら判例の趣旨→黄色、結論→オレンジというように合格テキストの講義でのマーク箇所を参照しながら 塗分けをし、復習時に 要件効果等を意識しやすいように工夫を重ねました。商法・会社法の合格カードにも同様の作業をしました。こうすることで、直前期の 重要事項が一目で分かり、検索のスピードがアップして全体を回せるようになります。
やってよかった勉強法は、 通勤時間に倍速で講義動画を聞くことです。 通勤時間に講義を2コマ分聞き、帰宅後にテキストで復習することで内容の定着を図りました。試験範囲の学習がひと通り終わった後も、苦手な分野の 講義を倍速で聞くことを繰り返しました。何度も聞いている音楽を何となく覚えてしまうのと同じ感覚で、 講義内容が頭に入ってきておすすめです。
失敗した勉強法は、自分で講義内容をまとめたノートを作ることです。重要かつ正確な内容が全てテキストに載っているので、まとめる作業に時間を割く必要はありませんでした。
とにかく 数分でもいいから毎日テキストや講義などに触れるよう心がけました。特に通勤時間や仕事のお昼休憩中など 隙間時間は必ず勉強に時間を充てました。
1年目は暗記すれば良いと考えていたため、あまり理解せずとにかく頭に叩き込むことをしていました。そのため知っている知識の範囲外からの問題が出ると途端に問題が解けなくなり、点数も伸びませんでした。
反省を活かし、とにかく 暗記よりイメージをして理解することを意識しました。特に 行政法は点ではなく線で理解し覚えることを意識しました。具体的には 行政法は手続きの流れをフローチャート式で何も見ずに書き出すということを何度も繰り返しました。
平日は会社員としての仕事があるため、 通勤時の電車内、帰宅後の2~3時間を勉強の時間にしていました。問題演習動画は5分程度で回答の解説までしてくださっているため、短い通勤時間の勉強にも適していました。
休日に予定のない日は基本的に講義の視聴や、問題演習をしていました。民法を終えて行政法、憲法と進めながらも、前に勉強した知識が抜け落ちないよう、繰り返し演習問題を解き、分からない分野は再度、講義の視聴をしました。
勉強方法については、その時々の講師のアドバイスに従うことを基本としていました。
平日の勉強で夜はどうしても突然の残業などでルーティン化が難しかったのですが、 朝勉の話を講師にうかがって試してみようと思い、実際に始めてからうまく軌道に乗りました。夜型なのではじめはとてつもなく辛かったですが、 一週間ごとに5分ずつ早く起きていくという目標を立てて、なるべく気持ち的に負担にならない様に、自分を追い詰めないように努めました。
余談ですが失敗談として、寝起きにご褒美と眠気覚ましにラムネを食べる習慣をつけたら結構太ったので自分を甘やかしすぎてもいけないな、と痛感しました。 朝の1時間でも勉強すれば、その後の一日の色々な罪悪感が格段に減ったのでよかったと思います。
なるべく頑張りすぎず、負担やストレスにならないように毎日の生活の中で削れる時間を削って ルーティン化するのが挫折しないコツだと思いました。
普段、コンサルティング業務をしており、夜間・早朝・土日もクライアントとのやり取りや打合せが続く中で、なかなか机に向かってテキストを読み込み、問題に取組む時間が取りにくい状況でした。
そこで、朝起きてから、移動中、お風呂の中でも、寝る前にも常に「上級コース」を何度も何度も繰り返し聞き続けました。 手が空いた時は直ぐにテキストを読み返すという日々を繰り返しました。車での移動中は「上級コース」のテキストの問いに、声に出して回答するようにもしていました。
勿論、 休日はテキストを何度も回すことになりますが、割合としては、 テキストの読み込み以上に講義を聞くことで記憶を定着していたかもしれません。平林講師の講義で話す内容をとにかく聞き漏らさず何度も聞くことで、平林講師が何度も話されていた多数派に入る!合格者はこう考えている!ということに少しでも近づきたいと思っていました。
テーマと論点を意識して解く訓練をはじめたところ、だんだんと効果が現れるようになりました。
会社員であるため、平日は確実に勉強時間を確保が厳しいので 朝の時間を活用することにしました。具体的には 朝4時30分に起床し、その後1時間30分は確実に確保。夜は帰宅後目標1時間30分の確保を目指しましたが、なかなか残業等で確保できず、皆さんがやっている通り 日中のスキマ時間の活用を行いました。
休日は7月ぐらいからは8時間確保しました。やはり資格試験は 効率的な勉強法は当然必要ですが、絶対的にある程度時間を確保しないといけないのでそこは大変苦労しました。
勉強をスムーズにスタートするために、 朝一で記述の問題を3問、必ず解いておりました。解くと言っても、 問題文を読んで、少し考えて、答えを写経のように書き写すだけです。このルーティンを取り入れた事により勉強を始める前のウォーミングアップになりました。書き写すだけなので頭も使わないため頭がまだ目覚めていなくてもOKです。そのまま勉強モードに頭を切り替えて勉強してました。
覚えられない細かな論点も 『試験本番までに覚えれば大丈夫!』と言い聞かせて、無理に暗記の時間は作りませんでした。その代わりに 覚えたい図表や文言は、付箋に書いて机の周りにベタベタ貼ってました!ふとした時に目に入るので、無理して暗記せず自然と覚えていけたのでストレスも少なかったです。
平日は仕事をしていたので、 主に土日に講義を聴き、 過去問テーマ毎に分けて持ち歩いて空き時間に解くようにして、次の講義の配信までに終わらせました。
夜は疲れて眠くなるので、 朝食前の20分や電車に乗っている8分間に過去問、暗記等をしていました。過去問を解いていて知識が定着していないと思った箇所は、 すぐにテキストに戻ったり条文を読み返していました。
講座受講の曜日をまずは決めて半ば強制的に「講義を受ける」「講座の配信ペースから遅れない」ようにすること。 インプットのあとは合間を開けずに復習すること。1年目の反省を踏まえ 科目や各項目間の学習時間の合間を空けないようにすること(記憶の忘却を少なくすること)。取れる時間によって この時間なら何ができるのか?を考えて、確認する項目を決めること、等々です。
また 試験日までの日数から逆算して優先項目やその段階ですべきことを決めるようにもしていました。
坂本講師のパワポを部屋の壁とノートに貼りました。 ノートには自分が間違えるポイントを追記したり、 ひっかけ問題で引っかかるところを追記しました。ノートに整理することで、自分の頭の中も整理されて、すっきりと理解をすることができました。
逆に失敗した勉強法は、過去問ばかり解いていて、安心してしまうことでした。過去問を覚えてしまい、安心していました。テキストに戻って確認する作業が大切でした。
また、勉強が夜型になるにつれ、試験のある午後1時〜4時の時間帯に眠くなってしまい(丁度いいお昼寝タイム)、貴重な土日の時間を無駄にしてしまったこともありました。特に夜型の方は、早めに生活リズムを整えたほうがよいと思います。
あと、勉強法ではないのですが、試験の問題を解く順番について、これも失敗しました。私はマークミスが嫌で問1から解き、得点率の一番低い商法・会社法だけ飛ばして、一般知識も終わった後の最後に商法・会社法に戻っていたのですが、やはりお勧めの問8の行政法から解くことに自分が慣れるようにすればよかったですし、自分のベストな順番を研究して、何回も模試を受けて調整すればよかったと思いました。
伊藤塾の講座はとても素晴らしかったのですが、伊藤塾に入塾後も合格までに6年もかかってしまったのは、無計画のまま勉強を進めていた為だと思います。平日はほとんど勉強せず、講義の復習は週末の数時間、ゴールデンウィークや夏期休暇、年末年始だけは毎日伊藤塾の自習室で朝から晩まで勉強しましたが、これではどうしても180点に到達できませんでした。
3回目の170点不合格の後、学習方法を改め 時間のある時に勉強するのではなく毎月計画をたてて、過去問やテキスト復習を完了する期日を決め、決めたタスクを完了するためにどれだけの時間が必要かを事前に設定して、その時間内に終わるように取り組みました。
最重要論点となる項目(条文、要件、定義、判例等)を何度も繰り返して覚えるようにしました。 記憶が曖昧な場合は、テキストに戻って再確認しました。記憶力には自信がなくなってきたので、何度も確認することで、記憶の定着化を図りました。
デスクに座り続けて覚えることが出来ない場合には、 体を動かして覚えるようにしました。運動も記憶の手助けになると思います。体が運動によって活性化され、脳の刺激となって記憶力が高まったような実感がありました。
毎朝、 1時間前に出社して講義を視聴し、 昼休みは講義の復習、 帰りの電車の時間を該当過去問や暗記にあてることで、学習を仕事の一つと思って取り組むことで、帰宅後の家事と学習の両立の負担をできるだけ減らせるようにしました。
カウンセリングの講師のアドバイスもあり、 テキストを写真にとってスマホに保存し、いつでもどこでも暗記に取り組めるようにしました。
受験勉強を始めてからは、 仕事選びを工夫しました。勉強しながらもある程度の収入を得なければならないのに定職を持たない私は、直前期に集中して学習時間が取れるように、仕事は派遣会社で2~3ヵ月間の短期の申請書類のチェックなど、大量採用の単純作業のものをつなぐようにしていました。 定職を持っていなかったのが逆に幸いし出来た工夫だと思います。
今の職場も短期で始めたのですが「試験直前は有休取得も時短もOKなので長期で…」という有難いお言葉をいただいたので長期に変更しました。(お互いこんなに毎年恒例になるとは思っていませんでしたが…)
合格後に他の合格者に聞いたところ、私の学習時間は凄まじく少なかったです。改めて考えてみると週2回の講義を含めて机に向かえるのは1日平均2~3時間が精一杯といったところでしょうか。最初から1日当たりの学習時間も限られているのは分かっていました。
また、とにかく試験に合格することが目的なので、問題が解けなければ意味が無いと思い、 前回の講義のテキストと該当すると思われる過去問を切り離してバインダーに入れて、職場や取引先に行くときもいつも持ち歩いていました(バラバラにしていたとは言え結構重かったです)。会社への 行き帰りの電車の中で2~6問解いて解答を読む時間があると気づいたので、座れた時は必ず取り組んでいました。まだまだ電車が空いていた時期で比較的座れたことはラッキーでした。座れなかった時や電車の待ち時間は、スマホの一問一答アプリで正誤問題を解きました。
直前期では、家事の負担減や食事はスーパーのお惣菜等、旦那さんにも協力してもらいました。学習面では、9月まで過去問に手をつけていなかったことと、春頃に動画閲覧を怠けた皺寄せが直前期にやってきて、本当に大変でした。直前期では、 常に記述を意識し、自分の口で説明する練習を重ねました。
シングルマザー、こどもと二人暮らし、フルタイム正社員勤務。とにかく可処分時間が限られていたので、 やらないことをまず決めました。(スマホをだらだらいじらない、TVは観ない等)。
「合格講座 速修生」を受講していた際は、校舎へ通う時間を復習にあてることもしていました。また、朝は頭が冴えていて静かで自分のしたいことに集中ができるので、元々朝型でしたが、 更に朝型にして毎朝5時前に起床し、勉強を1時間してから日常家事を行う。 職場の休憩時間も30分は勉強をする。と決めて勉強をしていました。
勉強をしたい。勉強をしよう。と考えたときに、 一日の時間をどのように自分が使っているのかをメモやノートに書き出して、何が必要で、どこを削れるのかを考えることはとても役に立ちました。
実際に私は2018年、2019年と受験をしましたが、2020年はコロナと子どもの小学校入学が重なり、勉強どころではなくなりました。その時はコロナ禍を子どもと楽しく明るく過ごすことが何よりも一番と考え、2020年は途中で受験を諦め(その年に申し込んだ講座も民法を終えるまでしか受講できませんでした)、2021年も同じ理由で受験はしていません(合格自体は完全に諦めてはなかったので本当に細々とテキストだけを読んでいました…)。二年ぶり、三度目の受験ですが無事に合格ができたので、 自分の今の現状や時間の使い方を一度客観視してよく考えることも大切かと思います。
私は、今までの自分の勉強方法に自信がなかったので、 「伊藤塾に頼る!」ことが私の勉強方法です。お忙しい受験生の方に比べて、私は勉強できる環境が整っている状況だったので、行政書士試験の勉強に集中して1年間を過ごしました。
ただ、ずっと勉強ばかりしていたのではなく、 適度な息抜きを取ることを意識していました。直前期は、お酒を控えたり、友達と遊ぶことを我慢したりしましたが、それ以外は、旅行に行ったり、美味しいものを食べたりして、リフレッシュをすることも勉強のうちだと考えていました。
私は、 勉強は苦しむものではなく、楽しみながらすることが大切だと考えています。結果的に、私は、大学時代(法学部)、苦しかった公務員試験の経験よりも法律が好きになりましたし、楽しく1年間を過ごすことができました。
「上級コース」のテキストを試験会場に持ち込めたら受かる、と思い、徹底的に頭に叩き込む事を重視し 検索力を高めました。 ある程度細かめにインデックスを貼ると、検索するスピードが上がります。
あとは、やはり 手を広げすぎない事でしょうか。犬の散歩時間や、車での 移動時間にも講義を聞き流したり、 記憶のために、テキストにはキーワードを緑マーカーで消して覚え込みをしました。
もともと暗記することが大の苦手で、独学時代も暗記から逃げてました。
暗記だけじゃ受かりませんが、暗記しないといけない事ももちろんあります。
いかに苦手な暗記を無理なく限られた時間の中でこなすかが私の中で重要なポイントでした。1日何時間もひたすら暗記の為に、見たり、聞いたり、声に出したり、という方法は私に合っておらず、すぐにやめました。
短時間で書いたり、頭で思い出そうとすることであまりストレスなく暗記する事が出来ました。具体的には 学生時代の小テストのようなものを作成し、毎日解いていました。どんなに疲れていても、講義が聞けなくても、このテストだけは毎日やっていました。慣れてくると1日おき、2日おき、3日おき・・・と日付を空けていき、また他のテストを作成して解く、という流れです。
直前期になるとテストだけではなく、 憲法の統治や苦手分野のテキスト読みもこの方法で知識を定着するようにしました。1日で詰め込んで覚えるというよりは、 毎日の負担を軽くして日にちをかけて覚える方法なので、早目からとりかからないといけませんが、1週間あれば7回は覚えるチャンスがあるので最後の最後までこの方法を実践していました。
講義は必ず2倍速で聞いていました。2倍速で聞くことで、聞き漏らすまいと集中でき、時短にもなりました。講座には質問できる制度もありましたが、私は分からないところがあっても質問は1回もしませんでした。質問するよりも自分で調べて答えを出した方が、理解でき、記憶の定着につながるからです。
やってよかった勉強法は、 インプットよりもアウトプットを重視して、過去問、模試中心にしたことです。
逆に 失敗した勉強法は、問題集の記述の解答を丸暗記したことです。やはり丸暗記ではなく、理解ができてないと、点数にはつながりませんでした。
朝の時間は大事です。 家事が始まるまでの時間勉強して、通勤電車内でも合格ドリルを解きます。 昼休みも時間が取れれば過去問を解きます。仕事が終わってから一度帰って、家族で顔を合わせたあとに、 25時までオープンのファーストフード店に集中力が切れるまでこもりました。
休みの日は国語や算数のドリルをもって、図書館⇒喫茶店⇒ファーストフード店と回って、気分が乗ったところで子どもと一緒に勉強したり、妻と一緒に毎週リーガル物のドラマを見たりして、家族と一緒の時間をつくるようにも務めていました。六法以外、使った教材はすべて伊藤塾製です。行政書士試験関連のYouTube動画は、講義形式のものは見ないようにしていました。
他の受験生のみなさんも同じだと思いますが、仕事をしながらの受験勉強は時間制限があり、時間を捻出するのが相当難しいと思います。私の場合は、 出勤途中、業務上で外出する時、また 帰宅途中の車の中で、 講師の動画を常に“聴く”ようにしていました。移動中なのでテキストや動画を目で追って“観たり”することはできなかったですが、“聴く”ことはできたので、この時間を無駄にしてはいけないと思い動画を“聴く”ということをこころがけていました。一日約2時間から3時間“聴く”ことができ、 聴くだけでもけっこう頭に入ってくるものでしたが、“聴いた”時ちょっと不安だと思った箇所は後で机に向かって勉強するときに確認していました。
勉強を習慣化するために、 有料の自習スペースを契約しほぼ毎日通いました。利用者も資格の勉強している方がほとんどだったので、モチベーションの維持にも繋がったと思います。日々のルーティンに勉強時間を組み込めたことで、勉強をすることが当たり前になりました。長期戦でしたので、 大まかな目標と日々の小さな目標を決めて、淡々と講座をこなして行くように心がけました。
主婦であり会社員でもあるので、 隙間時間はとにかく大切に過ごしました。
通勤時、休憩、家事、AirPodsを耳に付けて、講義をずっと聞いてました。何度聞いても忘れる。思い出す。の繰り返しでした。
不安なところは「条文解析講義テキスト」を常に持ち歩いていたので、すぐに広げて確認してました。 「条文解析講義テキスト」は宝物です。試験にはあまり関係のないところも、読み始めると1時間以上読んでしまうということもありました。
過去問を解いて分からなかった問題は、時間がかかってもテキストや条文のどこにそれが書いてあるのか書き込み、また必要があれば テキストにも「どの様な問題の出され方がするか」都度書き込んでいました。そうしているとテキ ストでインプットしている際にも、「ここはこういう聞かれ方をされていたな」と問題の出され方をイメージできる様になりました。
また、行政書士試験の勉強では似たような概念や単元がいくつも出でくると思います。混乱しないよう似ている概念が出てくると、それを探し出して見やすい表などにして、都度自分なりに整理し、テキストに貼ったり挟んだりしました。
平日は仕事でなかなか時間が取れないため、 講義動画はごはんを食べながら聞いていたりしました。1回30分くらいなのでちょうどよかったです。
朝は、受験以前よりも 早起きして出勤前の1時間は必ず勉強するようにしていました。
復習は日曜日など休みの日を1週間分の復習をする日に当てて、 覚えられないものは覚えるまで繰り返しで定着させていきました。
2回目なので特に失敗した勉強法というのは印象はないですが、体調管理は難しかったです。去年は一番体調を崩したことが多かった年ではないでしょうか。
朝早く5時から出勤前までに過去問演習をおこない、 仕事完了の夜、喫茶店で3コマ~6コマ程度講義をきいてました。あまり家ではやりませんでした。
平林講師がブログで仰っていた テーマごとにテキストと過去問をファイルすることを実践しました。 1日1ファイルを復習など日々ノルマを決めて勉強するようにしました。テーマごとにファイルすることによって、1日のやることが目にみえることができたり、苦手なテーマがどこかわかるようになりました。
不合格年度の反省を込めて、理解とともに、 記憶の精度をあげていくことを目標にしました。具体的には、 想起学習を日常に取り入れました。机に向かえない時間は、 テーマを決めて、関連する事柄を、何も見ないでどこまで思い出せるかを毎日繰り返しました。 覚えきれないものは、家中の壁に張るなどして、いつでも目に入るようにしていました。ふわふわとしていた理解が暗記の精度をあげることで、固まったと思います。
病院の待ち時間など、テキストを開くことができるときは、 Q&Aを繰り返し繰り返し学習しました。
どんなに忙しくても、体調が悪くても、 必ず一日に1回はテキストを手に取るようにしていました。そして、 どうしても覚えられなかったり、あやふやな記憶のものは付箋に書き出し、目に付く所に貼っていました。家族からしたら相当邪魔だったと思います。
勉強を始めたころは、まとめノートみたいなのを作ろうと思ったのですが、そのノートを作るのに時間をかけてしまっていることに気づき、それからは テキストに書き込んだり、パワポの図を貼ったりしてテキストだけで完結するようにしました。
仕事と勉強の両立は、想像していたより遥かに大変でした。それは、物理的な時間だけでなく、時間があっても気力が湧かなかったり気分の波のたくさんありました。そんな時は伊藤塾のYouTube動画を見たり、講師の方々のTwitterを読んだりして、何とか決められたノルマを淡々とこなす、を目標に、 隙間時間・通勤時間・入浴時間はフル活用するも決めて習慣化したことは良かったと思います。
私は会社員として仕事をしているのはもちろんですが、4人の子どもを育てるシングルマザーでもあります。子供の年齢は、6歳から19歳と幅広く、子供たちの精神的ケアも私の重要な仕事です。そんな私の勉強の1番の障害はやはり、時間の確保です。仕事から帰れば、家事・育児が待っているし、土日も子どもの用事のない日はありません。加えて子供の部活の保護者会長もやらざるを得ない年で、本当に時間はありませんでした。
勉強し始めた頃は、1日30分確保するのがやっとで、どうやって時間を作ればいいのか分からない状態でした。試験が近づくにつれ、 自分の中の優先順位を勉強に重きをおく他ない、と覚悟を決めて生活しました。そう決めることで、隙間時間をどんどん作ることができるようになり、 細切れの時間ながら1日2時間は勉強できるようになりました。そして本試験の直前2週間は貯めておいた有休をとりました。限られた時間の中でも、合格すると決めれば、勉強ができるものだと思いました。
限られた時間の中で勉強時間を捻出するのはなかなか大変でした。平日は3時間、休日は8時間程度勉強するように心がけ、隙間時間にも勉強できるように、 テキストの中の苦手な部分をとにかくスマホで写真に撮って、スキマ時間に見るように工夫していました。
井内講師にはとにかくテキスト回転をしましょうという、アドバイスを頂いていました。ところが、理解できないとなかなか先に進めない性格の私は講義の復習に2,3時間かかってしまうようなこともありました。
わからなければいずれわかるようになると、諦めて先に進めなかったのが1年目の失敗だと感じています。
法律初学者の方にとっては、わからなければ飛ばすという潔さはもしかしたら難しいかもしれませんが、試験日までに理解できればいいんだ、という余裕をもって取り組んでみるのもいいと思います。
勉強する時間をとるのが難しかったので、家族が起きてこない早朝5時から勉強するようにしていました。過去問は、すべての問題をする時間がなかったので、 講師による優先順位をもとに、勉強する過去問ページを決めて、 それを1日何問するかを決めて、その目標に沿って毎日勉強するようにしていました。なかなか目標通りにできないことも多かったのですが、目安なのであまり気にしすぎないようにはしていました。
他の資格試験も含めて感じたことは、時間に制約があることや体力・知力・気力の衰え以上に、自分自身にとって勉強の最大の敵はモチベーションの低下であり、逆にモチベーションを維持向上しさえすれば多少のハンデは克服することができるということでした。
そのため、 どんなに忙しい時やスランプの時でも、最低でも必ず過去問を1問解いて寝ることを自らに課していました。それにより、 どんな日でも毎日必ず勉強していることが日に日に大きな安心感や自信に繋がっていきました。
仕事をしながらですので、勉強時間はそれほど確保できませんでした。平日は直前期でも2時間ぐらいで、勉強を始めた2月~6月ぐらいまでは1時間ぐらいでした。時間がとれない分、集中力を高めようと、 朝の出勤前に勉強をすることとしました。色々な勉強の仕方はあると思いますが、私は毎日バラバラの科目をやるのではなく、一つの科目が最後までやってから次の科目、という勉強スタイルでした。また、土曜日はまとまって時間がとれましたので、6~8時間ぐらいは勉強していたと思います。
やってよかった勉強方法は、9月の模試最盛期の頃でも民法は安定しませんでしたので、行政法はそれなりにして、 民法に勉強時間を集中させました。その結果、本番では不正解は1問だけで、試験中も問題文が長い民法部分はスラスラ解けて、時間短縮につながりました。
講義を1回目に聴いた時に、 テキストに該当するレジメを貼り付け、講師の言った内容をどんどん書き込んでいきました。 翌日は速度を上げて講義を再度聴いて、メモした内容を見つつ不足があれば書き込んで行きました。擦ると消えるタイプの蛍光ペン4色とボールペン赤・青を使用して重要度が分かるようにテキストに書き込みをしました。その後は、 ワイヤレスイヤホンを身につけて家事をしながら講座の映像を流して聴き、テキストは時間と1日に学習するページや範囲を決めて何度も読み返ししました。
フル稼働し始めたのは8月でしたが、仕事を退職していたこともあり、勉強する環境としては恵まれているはずでした。ですが、勉強しかしない事はなかなか苦痛であり、サボってしまうと勉強しかしていないのになぜサボってしまったのかと言う自責の念に押しつぶされそうになるということの繰り返しでした。
今までやったことが無かったのですが、 学習時間をアプリなどで記録すること。サボってしまった時は記録をしていようが「何をしていたのだろう。。。」と思ってしまいますが、 今日はこれだけやれた、1週を通して見ると目標時間や範囲は達成していると思えるようになり、心にゆとりができもっとやろう!という気持ちになれました。アプリでも過去問を解いていたのですが、何度も間違える傾向にある問題や知識が必ず出てきます。アプリですと間違えた問題をピックアップして何度もできるので便利です。そして、 何度も間違えてしまう知識こそ、基本に立ち返って調べ尽くし理解することで記憶の定着につながりました。
仕事をしながらの勉強でしたが、仕事に悪影響が出ない様に勉強を進めるという自分なりのルールを作って取り組んでいました。
実際のところ使える時間は平日の電車通勤の時間(片道1時間)と土日の夜のみとかなり限定されました。 土日と平日の細切れ時間に動画講義を視聴し、 その部分に対応する過去問を通勤の電車の中で解くという事を毎日欠かさず行いました。
帰りの電車は疲れている事もあり、座席に座るとほぼ確実に寝てしまいます。そこで、 帰りは必ず立って乗車する様にしました。初めのころは誘惑に負けて席が空いていると座ってしまいましたが、前述の様に必ず寝ます。いつも最寄駅の近くで目が覚めますが、その時の勉強をしなかった事に対する焦りと罪悪感が嫌になり、自然と座らずに立って過去問を解く様になり習慣へと変わっていきました。会社の帰りがけに最寄駅の喫茶店で勉強しようとトライをしてみましたが、私の場合は時間的に無理が生じて長続きしませんでした。
普段の生活の中で時間をいかに確保するかがポイントだと思います。普段と違う行動を差し込むのは私の場合は難しかったです。
ロースクールの勉強との両立という観点から、私は夏休みが終わった9月末から、土曜日を行政書士試験の勉強日としました。そして、2週間に1回は、過去問を実際に解いて復習するという時間を設けました。
また復習の際に工夫したこととして、 試験直前に見直すものを作るという意識で、伊藤塾の『うかる!行政書士 総合テキスト』についていた『ハンディ行政書士試験六法』に新たに得た知識を書き加え、 情報の一元化に努めました。さらに憲法や商法は一般の行政書士試験受験生よりもロースクール生の方が有利であるし、点数に占める割合が小さいことから、民法と行政法の学習に比重を置きました。5分の1を占める記述式の対策用に記述式に特化した問題集も購入し、上記の六法に一元化しました。
環境が恵まれていたので、勉強時間を確保することはできました。土日は、誰もいない静かな部屋で スマホをオフにして集中して勉強したことが効率をあげてよかったと思っています。
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