このコーナーは
司法書士試験にも行政書士試験にも造詣の深い平林勉講師が、司法書士試験受験経験者が行政書士試験の合格に臨むにあたり、「なぜか？世間には出てこない本当に注意すべきこと」について、お伝えするコーナーです。
是非、このコーナーで正しい行政書士試験像と合格戦略を立ててください。
平林 勉講師
第１話 鍵は『○法・△法・□法』？？
行政書士試験に挑戦するに当たり
まず確認して欲しいことは
『憲法・民法・商法の問題がどのくらい取れるか。』
です。
司法書士試験のイメージに近づけながら
お伝えしていきます。
なんとなく
司法書士試験→行政書士試験も
というイメージだと
重複していない行政法と一般知識等をやれば
なんとかなるんだろうなぁ…。
と考えてしまう方が多いような気がします。
それは半分正解です。
但し、半分です。
ここからは、司法書士試験のイメージでお伝えしてみます。
行政書士試験では
行政法は、19問の出題。
一般知識等は、14問の出題。
ここのイメージは
民法 20問
不登法 16問
でいけますね。
司法書士試験だと
民法 16〜18問
不登法 12〜14問
を取るのが合格のイメージですが
これを行政書士試験の科目に投影させてみると
行政法 11〜13問
一般知識等 7〜8問
くらい得点出来れば十分合格します。
というよりも、これ以上取ろうとすると
色々な学習バランスが崩壊するので、お勧め出来ません。
実は、行政書士試験を本願で狙っている方は
行政法 15〜16問
一般知識等 8〜9問
くらいを取りにいくのですが、
司法書士試験の受験生は、民事法全般が強いため、
少し点数を落としても合格してしまいます。
要は
行政法・一般知識等の学習はザーーっとやってしまい
5〜6割くらいの得点を取るようにする。
この程度の対策でいいのです。
となると…
実はキーポイントは、
既習科目の憲法・民法・商法です。
ここは次に詳しくお伝えします。
第2話 課題は○○科目の得点力
こんにちは。
前回のお話を続けますね。
行政法と一般知識等の対策をそこそこに
実はキーポイントは既習科目だというお話でした。
まず、既習科目の問題の難易度を
司法書士試験と比べてみると大体次のようなイメージになります。
◎憲法→ 相当程度難しい
今年の司法書士試験で1問くらいの方は、行政書士試験の憲法ではもっと酷い目にあうと思います。
◎民法→ 同等程度
今年の司法書士試験の問題と同等の難易度だと思って頂ければいいと思います。出題される領域がやや狭くなるため、その分楽ではありますが。
平成28年度の司法書士試験の問題よりは相当程度簡単です。
そんなイメージです。
◎商法→ かなり簡単
浅いところをさらっと聞いておしまいという感じです。
今年の司法書士試験でいうと、刑法のような難易度で商法出されたら、行政書士試験くらいになるなーというイメージです。
この3科目で8割強
(出来れば、民法と商法はほぼ満点を狙いたい)を獲得すること。
実は、これが司法書士試験の受験生の課題なのです。
相当程度勉強されている方なら、なんとなく分かると思うのですが、
5割〜6割くらいの得点力に持っていくのはそんなに難しくはありません。
それがたとえ未学習の科目だったとしてもです。
講義を聴いて頂いて、過去問を普通にこなしていけば
達成できる目標だと思います。
実は、そこで苦労している方はそんなに多くない。
問題は既習科目の得点力なのです。
こちらの書籍を購入してみていただいて
是非、一度、直近の既習科目を解いてみて下さい。
上記のイメージがついている、なるほど。納得。
となると思います。
さてさて。
それじゃあ何をどのバランスでいくのよ？？？
という具体的な戦術のお話は、
7/17(月・祝)から始まるガイダンス
このコーナーではひとまずここまでにさせていただきます。
ご興味のある方は、是非、7/17(月・祝)から始まるガイダンスにいらして下さい。
この度は、お付き合いいただき、誠にありがとうございました。
(追記) 当内容に関する動画を後日You Tubeにて配信する予定です。
そちらも是非、ご覧いただけましたら嬉しく思います。
【ご案内】
【7/17(月・祝)より】司法書士受験生のための「行政書士試験 完全攻略講義」
昨年度の問題も交えながら、どのような対策をすべきかを具体的に明示します。
具体的な戦略をお知りになりたい方は、ぜひご参加下さい。
