長崎県大村市で活躍中!海の安全から、家庭の安心を守る行政書士へ
宮本 秀樹(みやもと ひでき)行政書士
【プロフィール】
昭和49年生まれ(福岡県北九州市出身) 家族構成:妻、長女、二女
平成8年 西南学院大学経済学部経済学科国際経済学専攻 卒業
(株)大栄総合教育システム入社(簿記講師)
平成11年 海上自衛隊入隊
平成26年 行政書士試験合格
平成28年 海上自衛隊除隊
行政書士事務所相続しあわせ相談室を開業
現在、特定行政書士付記、入国管理局申請取次行政書士、一般社団法人コスモス成年後見サポートセンター長崎県支部会員
役員 長崎県行政書士会 選挙管理委員 大村支部 企画担当
大村市立竹松小学校 PTA副会長
海上自衛官から行政書士開業へ
私は、海上自衛隊に在職していた30代半ば頃から、「このまま定年退職まで迎えていいのだろうか」、「社会において自分はどんな役割を果たしたいのか」ということを自問自答するようになりました。
一方で、幼少期の家庭問題を経験したことから、「家庭の安心」に関する仕事をいつかしたいと考えていました。そのことが重なり、行政書士を目指すこととなりました。40歳の誕生日に合格発表があり、晴れて行政書士資格を取得することができました。
その後は、開業準備や家族の説得などもあり、合格してから2年後に海上自衛隊を退職し、登録。長崎県大村市で開業するにいたりました。
地元で開業・仕事をする意味
私はもともと、福岡県の北九州市の生まれで、大学を卒業するまで宗像市というところで過ごしていました。大学卒業後、民間企業を経て海上自衛隊に入隊することになります。その際の勤務地として転勤してきたのが、現在住まいをかまえる長崎県大村市です。ご縁をいただいて6年ほどになります。
そのため地元といっても、幼少より生活して同級生がいるなどの場所ではありませんが、私にとっては、この6年の間に、家族とともに住居を構えた土地であり、自衛隊退職後に開業した土地であり、これからの人生で腰を据えて生活していく第2の故郷です。
もちろん行政書士ですから、どこかの都市部で開業する選択もあったのですが、縁のあるこの地で、地域に根差した仕事をしていきたい思いがありこの地での開業を選択しました。
この長崎県大村市は、人口10万人弱の比較的小さな土地です。しかし、市内は大変コンパクトにまとまっており、また大変に自然が多く、私たちのような子育て世代には、非常に住みやすい土地だと感じています。
さて、このような地方で開業・仕事をしていく際には、大都市圏とはベースとなる人口がまったく異なります。
私は、地元の企業や諸団体および商工会議所、また他士業事務所、さらには同じ町内の付き合いや子供の学校関係(PTA)の付き合いなど、地元の方々とのつながりを大切にして、その中で仕事をしていくことを意識しています。一気に展開していくことは難しいことかもしれませんが、じっくり・じんわり確実に浸透している感触は得ています。
また、大村市には市をあげた「大村市創業塾」という創業するためのさまざまな勉強会があり、開業後も「よろず支援拠点」や「大村市産業支援センター」など経営やビジネスの専門家からアドバイスや相談をいただける機会があります。
ですから、地方だから行政書士をやっていくことが難しいとは言えないと感じています。
大都市圏であれ、地方であれ、自分の業とするお客様、お客様と関与している所とのつながりを持つことが非常に大切であると感じています。
やれることは無限大!これが地方の醍醐味?!
当初、家庭法務(相続・遺言・離婚等)に関する業務に特化していこうと開業しました。しかし、実際に実務に携わってみると、暮らしのお困りごとからビジネス(会社設立・契約書作成・各種許認可)のお手伝いまで、行政書士のその間口の広さに、とても驚いています。
その業務範囲の広さは、他の士業よりかなりあると感じており、そこにいろんな業務の可能性を感じていて、とても魅力的です。
行政書士は、いろいろな分野でその入り口で携わることができる、市民に一番身近な専門家であると感じています。
実際、開業以来の業務実績として、相続業務や遺言業務をはじめ会社設立(株式会社・合同会社)、農地法4・5条許可申請などを多くいただいています。
さらには、介護関係や障がい福祉サービス事業の指定申請、福祉タクシー、契約書作成といった業務も行っています。
最近は、古物商許可申請や、化粧品製造・販売許可の申請、酒類販売免許申請なども手がけています。
「ありがとう」と言われる最高の瞬間
1 ある農地転用許可申請で、許可後に依頼者へ許可書類と請求書をお渡ししていたところ、後日、「おかげさまで無事に土地の手続きが済みました。ありがとうございました。」とお礼のお電話をいただき、人のお役に立てたことが実感できました。
この仕事をやっていて良かったなと感じた瞬間です。
2 介護事業関係の指定申請で、県の指定が取れた後、依頼者へ請求書をお持ちした際に、「今回はとても大変だったでしょう。自分ではとてもできなかったよ。ありがとうございました。」とお声をかけていただき、本当に良かったなという思いがこみ上げてきました。
人のお役に立ててよかったという実感がありました。
3 公正証書遺言の原案作成業務の際、もう公証役場との事前打ち合わせも終わり、あとは作成当日を迎えるのみという段階で、依頼者より「遺言を取りやめたい」とのご連絡がありました。
同居しているご家族ともめてしまったようで、最終的に取りやめることになりました。遺言はご本人の意思で作成するものなので、家族の同意を得る必要は全くありませんが、ある程度のご高齢になると、どうしても周囲のご家族の影響を受けてしまう場合があります。
初めての遺言業務であったので、最後まで完了したいという気持ちでおりましたが、いろんなことを含め大変勉強になった案件でした。
専門にとらわれず、幅広くご要望にお応えできる事務所づくりを目指しています。
私の事務所名は「相続しあわせ相談室」という名称です。これは主に相続・遺言・離婚といった家庭法務にまつわる業務を通じて、かかわったお客様に幸せになってもらいたいという願いを込めています。この相続業務を一つの大きな柱として、今後も業務に精通していきたいと考えています。
一方で、そのような事務所名であっても、各種許認可申請などのご依頼も多くあります。これは、行政書士事務所として関与できる需要が地域的にも潜在的にまだまだあることの証明だと思います。そのため、一つの専門分野だけではなく、幅広く様々なご要望にも業務として対応できるような事務所づくりというのも目指していきたいと考えています。
未来の夢
事務所は、本年の5月をもって開業3年目を迎えました。売上は毎期増加していますが、さらなる飛躍をしていきたいと思っています。
そして、これは地方の小さな街で開業している現状では夢のようなお話ですが、このまま行政書士として順調に業績を伸ばすことができたらならば、将来的には事務所を法人化し、九州一円にサービスが提供できるような拠点(支店)を持つ事務所づくりを目指したいと思っています。
さらには、いつか、業務を通じて経験したことなどを社会にフィードバックできる講演活動や執筆活動などにも拡げていきたいと考えています。
相続しあわせ相談室
【事務所のプロフィール】
平成28年5月に「行政書士事務所相続しあわせ相談室」を開業。
主な取扱業務は相続、遺言。農地法許可申請や会社設立なども手掛けている。
相続、遺言については、毎月2回ほど無料相談会を企画し継続している。
その他、遺言セミナーや成年後見セミナー等を一般の方向けや介護施設職員様向けに実施している。
コスモス成年後見サポートセンターにも入会し、成年後見の活用支援についても積極的に関わっている。
代表の宮本は、特定行政書士付記、入国管理局申請取次行政書士、一般社団法人コスモス成年後見サポートセンター長崎県支部会員・長崎県行政書士会の選挙管理委員・大村支部の企画担当・大村市立竹松小学校のPTA副会長でもある。