行政書士はきっと私の天職です!
西 淑子(にし としこ)行政書士
【プロフィール】
福岡市出身。大学卒業後、小学校教員。
結婚後、主婦として、山形、仙台、マサチューセッツ州、福岡、札幌、仙台で生活。
2度目の仙台で、専門学校の日本語教師となる。
2011年、東日本大震災で被災し、人生が180度転換。“行政書士になる”と決断。
伊藤塾の通信教育(志水晋介講師)にて行政書士試験受験勉強開始。
学習中に、「法律は、知っている人間が得をする。法律を知らない人間は、恩恵を受けられない。」ということを実感する。
3回目の試験で合格し、2015年開業。
現在、行政書士として疾走中。
受験仲間、伊藤塾仲間の行政書士、司法書士と一緒に仕事をすることがある(司法書士には、実務を違う専門性から教えてもらい、行政書士仲間とは、一緒に仕事したり情報交換したり、飲み会をしたり…ずっと大事な仲間である。)。
東日本大震災・・・あれがすべての始まりでした。
2011年3月11日に発生した東日本大震災です。あの日までは、日本語教師でした。震災で避難した時に、1.地域の高齢化をひしひしと感じたこと(現在では、約32%)、2.「自分たちは、何とか我慢できるから、沿岸部の人達を早く助けてあげて!」という祈る声を沢山聞いたからです。
今まで、九州、アメリカ、北海道などで生活してきましたが、東北の方々の優しさ、我慢強さに触れる中で、何とか自分もこの方々の役に立てる存在になりたいという気持ちが沸き起こり、震災後のある日突然「行政書士になる!」と思い立ちました(今までの人生の中で、仕事上でも友人関係でも全く接点のなかった行政書士という仕事でしたが、調べてみて、これだ!と感じました。)。
悔しいこともありますが、うれしいことも満載です!
1.知人ご夫妻が、顧客第一号になってくれたこと。(嬉しい)
「遠くの娘より、近くのあなただわ。」と言ってもらった。
2.電話をもらって、相談者が来所されたが、ドアを開けると…よく周知している犬友だった(その方も、当の行政書士が犬の散歩で遇う人間とは知らなかった)。(驚いた)
3.相続手続の依頼を受け、手続に入るときに、相続人の中に知的しょう害者がいることがわかった。そのため、遺産分割のために法定成年後見人の申立て(司法書士)、審判…等の過程で、行政書士としての無力感、くやしさ等を痛感した(コスモス成年後見サポートセンターの会員として、広報・啓蒙活動に一層の力を入れたいと思った。)。
行政書士は依頼者に笑顔になってもらえる仕事です。
1.”あなたの街の法律家”である行政書士は、地域の方々にとって、一番近く、身近な地域に存在し、様々な法律的、行政手続等の相談の受け皿になれる存在である。我々が相談を受け、行政書士業務については解決し、内容によっては行政や、地域包括支援センター、他士業へつなぐことが出来る。「誰に相談したらよいのかわからない。」という方も、まず、行政書士へ相談してもらいたい。
2.相談者、来所くださる方に必ず満足いただける、笑顔になってもらえる仕事であること。紛争にかかわらないばかりでなく、紛争の予防的役割を果たすという役割がとても大きい。
3.生涯現役で、続けられる仕事であること。毎年、宮城県行政書士会総会で、88歳の現役行政書士の大先輩が何人も表彰されているのを見ると、「生涯現役も夢ではない」、自分も88歳までは頑張ろうと思った(行政書士登録は56歳でしたが、88歳を目標とすると32年間業務ができる計算)。
4.たぶん、自分にとっての天職☆かな?と思えるほど、毎日が楽しい。自分は、営業等、人に会って仕事をすることが苦手であると思い込んでいたが、開業していろいろな所へ行き、様々な人と出会うこととなって、苦手どころか、楽しんでいる自分がいた。
いい仕事をする秘訣は、オンオフをはっきりと!
1.ワンコ
6月に迎えた2代目ワンコと遊ぶこと。いつも留守番させているワンコとじっくり向き合う時間です。お天気が良いと、ドッグランなどへ行きます。
当初は仕事が入ると、「ああいえば良かった。」「文面は、こうすればもっと良いかもしれない。」…などと、一日中寝ても覚めても仕事が気になって、ゆっくりすることが出来なかったが、オン、オフをきっちり分けるようにした。
2.小さな庭のガーデニング
木々、花々たちの世話は欠かせません。手入れをした通りに花は咲きます。
3.お香
月一回の香道、志野流のお稽古。お香と出会って8年になりました。リフレッシュに最適です。
4.筋トレ
震災後腰を痛め、腰痛がひどかったので、筋力アップと腰痛の改善目的で、市営の体育館で筋肉トレーニングをしています。はじめて3年8か月が過ぎ、ひどかった腰痛もほぼ治りました。
依頼人の一番近くで伴走できる法律家を目指し日々活動しています。
行政書士としての職人になること(企業家行政書士;収益一番?政治家的行政書士;会で偉く?なりたいは目指しません)。何より、地域の住民の方々に、信頼され、一番先に相談してもらえるような行政書士でありたいと思う。
“相談者が、笑顔になってこれからの人生を生き貫く”ためのお手伝いのできる、「一番近くで伴走できる法律家」としての行政書士になります。
また、実務家として仕事をする時は、以下の3点を常に心がけています。
1.相談者の立場、気持ちを考えて、一番良い方法を考えること。“自分が相談者だったら、どうしてもらいたいか…。”ということを常に考えながら仕事をしています。
2.相談後、相談者に笑顔で、帰って頂くことです。
3.「きょうりゅう山終活相談室に相談して、良かった。」「また、あなたにお願いしたい!」と言ってもらえるような仕事をすることです。
行政書士西淑子きょうりゅう山終活相談室
【事務所のプロフィール】
2015年6月15日宮城県行政書士会登録。
2015年7月11日自宅にて開業。
事務所名の中にも掲げているように、“終活”を主な業務としている。遺言・相続・成年後見等の業務や、終活についてのご相談・講師等も行っている。
宮城会の中でも、多くの先輩方との出会い、支部の先生方・同期の仲間達との出会い(同期会)、若手の会(登録間もないので、私も若手の会の一員(笑))…など書士会の中でも多くの先生方と出会い、学び、刺激を受け、助けていただいている。
行政書士会は、全体で一つの大きな会社みたいなもので、支部という部署に配属された、一人一人が営業部長のようなものだと感じる。働き甲斐のある職場(笑)である。