32年間勤めたメーカー。54歳になって定年が見えたとき、独立開業を志向し、目指した行政書士。
木村 俊之
電機メーカーで32年間ソフトウェア技術者、マネジメント職等を経験後、セカンドキャリアとして行政書士を目指し、55歳で独立開業。現在開業3年目。
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行政書士木村俊之@埼玉県羽生市の徒然日記 http://ameblo.jp/kimura-toshiyuki/
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身近にいる士業を営む方を見て、独立開業を志向する中で行政書士を目指すようになりました。
私は32年間メーカーに勤めていました。54歳になって定年が見えたときに先のことを考えるようになり、再就職の道も考えましたが、身近なところに士業を営んでいる方もいたので、独立開業を志向するようになりました。そこでいろいろと資格を調べる中で準備期間が自分に合っていた行政書士を選びました。行政書士試験を受験した後に、他の資格の受験も視野に入れていましたが、伊藤塾の「明日の行政書士講座」を聴いていく中で、「どんな仕事も営業力が大切である」ということを知りました。そこで行政書士に専念し、早く開業した方がよいだろうと考えて、今行政書士の業務を行っています。
家の繁栄を意味する「ゆずりは」を事務所の名前に入れて、遺言相続業務を主に取り扱っています。
事務所の名前である「遺言・相続 ゆずりは相談室」にあるように、遺言・相続業務を主に取り扱っています。ゆずりはという木は、新しい葉が成長してから古い葉を落とすという木で、親から子へ、子から孫に代々受けつがれていくという家の繁栄を象徴する木です。開業をするにあたって、依頼人の家が代々受け継がれ繁栄されるようにという願いをこめて、事務所の名前にとりいれました。また、地方の事務所なので、農地転用の業務も取り扱っています。
相手の立場に立つことと、仕事が終わっても時候の挨拶は欠かさないことを心がけています。
常にお客さん目線にたつということです。遺言・相続業務を行っていると、お客さんはお年を召された方が多いです。なので、電話で済む用事だったとしても必ず伺うようにしています。一件の相続業務でお客様のところに10回以上足を運ぶこともあります。相続業務にかかわる業務以外で手続きでも困っていることがあれば行いますし、むしろ蛍光灯が切れて交換できずに困っていることがあれば声を掛けてほしいと言っています。また、手続きが終わったあとには必ず暑中見舞いや年賀状を欠かさずに出すようにしています。
相続業務はお客様にとって大変な時期にお手伝いをさせていただくので、役に立てる手ごたえがあります。
これは農地転用の手続きの案件ですが、隣接地の地権者に捺印をもらいにいったときに、初めて会う方に「ハンコください」と言うと怪しまれることがあります。特に役所で働いていた方のところに伺ったときに、根拠法令をきかれるなど大変だったことがありました。そのときには、ハンコが必要だということが分かってもらえたところでスムーズに話が進みました。そこで分かってもらうことが大切なのだと実感しました。相続業務では、家族が亡くなって大変な思いをされているところに、お手伝いをさせていただくので、とても感謝をしていただけます。そのときに役に立てたなぁと思うことができます。
行政書士の取り扱える業務は幅が広く、自分の経験を活かせる業務を見つけられるのが魅力です。
行政書士が取り扱える業務は幅が広く、自分の経験や適性を考えて取り扱う業務を選ぶことができるということが魅力です。私は両親、義両親の相続手続きを計4回自分でしました。このときに仕事を休んで手続きをするなど大変な思いをしたので、そのときの経験が行政書士になったときの取扱業務を決めるときに役に立ちました。また、行政書士会に所属していることで、業務に関して分からないことがあれば教えてもらえるネットワークができるので、そういうところも大きいと思います。
お客さんの対応をしっかりとする上で、前もって計画を立てれば旅行をすることもできます。
土日もお客さんを訪問することが多いので、1日休みということはなかなかできませんが、予め計画を立てておけば、休みをとることができます。そういう点で融通を利かせられるのが、行政書士の魅力の1つです。私は旅行が趣味なので、計画を立てて休みをとって旅行に行くことがあります。旅行の最中に仕事の電話が携帯電話に入ってくることがありますが、その際には仕事モードに戻って対応をするようにしています。
専門分野については安心して任せてもらえるような行政書士になりたいと思っています。
行政書士として「○○の業務と言えばこの先生に任せておけば大丈夫」と思われるような行政書士になりたいと考えています。
行政書士の仕事は多岐にわたります。行政書士の資格を必要としない仕事も入れると相当幅が広いので、極論を言えば、百人百様の仕事のやり方があります。自分らしい業務スタイルをつくることができるということも行政書士の大きな魅力だと思います。特に社会人経験のある方は、行政書士という職業に向いているのではないかと思います。
遺言・相続ゆずりは相談室
コンセプトは“笑顔で継(つな)ぐ”。
①高いお客様満足度 ②地域密着型 ③ワンストップサービスがモットー。
遺言書原案作成と相続手続きをメイン業務とし、地元役所や商工会、介護施設、葬儀社からの依頼でセミナー講師なども務める。
http://www.toshiyuki-office.com/