外国人が日本を救う!行政書士としてその架け橋に・・・

山田 路津子(やまだ るつこ)行政書士

【プロフィール】
1979年生まれ
東京海洋大学海洋生命科学部卒業
2015年度行政書士試験合格
その後行政書士事務所に1年間勤務後、独立開業。
海外で育った経験を活かし、国際業務を専門に取り扱っています。

仕事・育児・想いの総合考慮で迷わず行政書士に

 大学で海洋学を専攻し、履修科目の一つに海洋法学がありました。とても興味深く、法律をもっと知りたいと思った最初のきっかけです。
 当時ドラマ「カバチタレ」が放送されており、法律は普段の生活の中で意識することは少ないけど実際には様々な社会生活のルールの元となっておりいざという時に知っていないと困る、と強く思ったことを覚えています。
 その後妊娠を機に、仕事と育児を両立するために独立開業できる資格の取得を決意、迷わず行政書士を目指すことにしました。

私にとって最も大事にすべき法は「憲法」です

 受験時代、憲法が大好きでした。条文を読んでは判例を読み、原告の気持ちを考え、一人で泣いたりしながら、5問しか出ない憲法ばかり勉強していました(笑)。
 先日イタリア人のお客様が空港で指紋を取るシステムに疑問をお持ちでしたので、指紋押捺制度の合憲性が問われた最高裁の判決をお伝えし納得していただきました。
 多くの先生は、民法や商法が実務に役立つとおっしゃいますし、事実その通りだと思います。
 一方で日本において必ずしも社会的地位が保証されているとは言い難い外国人と接する事の多い私にとっては憲法です。特に13条14条は日本に住む外国人が不安なく社会生活を維持するためにはどの様なサポートが適切かを考える上での私の法律への情熱を維持してくれています。

日本に住む外国人、外国人を必要とする企業のサポートが私の使命!

 外国人の在留資格申請取次業務を主に取り扱っています。幼少期アメリカで過ごし、州立の幼稚園と小学校に通いました。そのため日本語も日本文化もなじみのないまま帰国し、非常に戸惑いました(なぜ1列に並ばないといけないの?なぜ給食を残してはいけないの?等)。日本で育った子供にとって当たり前のことが私には大変苦痛でした。
 過去の自分の経験から、異文化で言語が通じない辛さがわかるからこそ日本に住む外国人のサポートをすることは私の使命だと思っています。
 また最近は、以前在留資格取次のご依頼を下さった飲食店の経営者様からHACCP(危害要因分析・重要管理点)認定のご相談を受けることが増え、日々勉強しながらアドバイスをさせていただいています。
 外国人の在留資格取次業務を「幹」として、そこから「枝」としての対応業務が増え始め、ようやくお客様と一過性の関係でなく、依頼主の立場に立った総合的なアドバイスができ始めたかな?と思えるようになりました。 

お客様はベストフレンド!?目指すは士業の堅いイメージを覆すスタイル!

 敷居が高く、相談しにくく、先生が提案する事に意見ができない・・という私個人の士業のイメージを全て覆すような行政書士を目指しています(笑)。良い意味で敷居が低く、気軽に相談でき、仕事が完結する頃には頼れる友達みたいな間柄になれるように心がけています。
 また、業務をする上で最も大切にしていることはレスポンスの早さです。私がお客様の立場なら不安を抱えたまま一夜を過ごしたくありません。可能な限り開業時間外でも相談されれば対応し、「安心しました」とおっしゃっていただけたら私は満足です。

日本産業の支えになってることにプライドをもって。

 「人手不足の日本産業を救う外国人。だからこそ申請取次行政書士は日本にとって大切な存在。」
 秋桜会で参加した「国際業務ベーシック研究会」の講師のお言葉を胸に、常にプライドを持って業務をしています。
 人手不足の実態は思っている以上に深刻です。そんな日本産業を救える存在に自分も微力ながら貢献できている、と思うと嬉しくもあり気が引き締まる思いです。
 また、「就労を希望する外国人のために法律が緩和されるといいのに」と願う自分の気持ちを後押しするように新たな在留資格の記事が先日新聞に出ていました。この分野の最前線で業務ができていることに幸せを感じます。

究極のメリハリで仕事も子育ても欲張りに!

 「仕事と子育てをどちらも欲張りに」という私の希望していたライフスタイルは独立して可能になりました。子育て中の人にとってはとてもありがたい環境です。
 子供が学校に行っている8時~15時までは集中して仕事をし、アポイントや申請も全て午前中に済ませ、子供が帰宅して一緒におやつを食べながら学校での出来事を聞くことが日課です。また、仕事が終わらなければ早朝に1時間程早く起きて終わらせます。
 この限られた8時間労働が仕事の質をとても高めてくれます。行政書士と母親の自分。ワークライフバランスを維持する上で共に大切な本柱でどちらも崩せません。 

家族と過ごしているときが最高の時間です。

 土曜日午前中は、外国人に日本語を教える仕事をしています。日本語検定の受験対策や日常会話を指導、時には就職を希望する留学生の履歴書を一緒に書くこともあります。
 午後は家族との時間を大切にし、買い物や食事に出かけます。昨年末オンとオフがうまくできなくなり体を壊した経験があります。
 休む時はしっかり休み、心と体の充電の為家族とテニスをしたり、大好きなお肉を食べに行ったりすることが最高の至福の時間です。

 行政書士事務所realize

【事務所のプロフィール】
東京都北区王子3-10-15-202
外国人の在留資格申請取次業務を専門に取り扱っています。
女性行政書士だからこそのきめ細やかな対応をお約束いたします。
お気軽にご相談ください。

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