働きながら1回で合格!記述式問題にも対応できる力が自然と身につきました。

働きながら1回で合格

佐藤 友彦さん(33歳)
 

合格者
山形県在住
山形大学工学部卒業 会社員

受験回数:1回
受講講座:行政書士合格講座本科生

※プロフィールは、2010年度合格時点のものです。

はじめに

30 歳を過ぎた頃から、今後本当に自分がどんな仕事をしていきたいのか、今のままの仕事でいいのか?と考えるようになりました。
そんな時に「勉強法の王道」(日本経済新聞出版社)という本を読む機会があり、「この先自分をごまかしながら仕事を続けたくない」「伊藤塾で法律家になる勉強をしてみたい」と思い行政書士試験の学習を開始することとなりました。
勉強をはじめる前は「自分に理解できるのか?」という不安はありました。
しかし、志水講師の講義は非常に理解しやすく、しかもテキストの中でマークすべき箇所まで指摘してくれるので、どこが重要かわかっていない学習開始期でも覚えるべき箇所が一目瞭然となり、講義のあとでテキストを読み返した際にも「復習がしやすい」という印象を持ちました。

私がとった勉強方法

開始段階の学習について

先行配信されていた行政法の講義を2月の講義開始前までに一通り聴きました。これをしたことで、後々本講義を聴いたときの理解の速さがぜ んぜん違うものになりました。また、「講義を聴いて復習する」のにどれだけ時間を要するのかということを把握することができ、本試験までの学習計画を事前 に立てておくことができました。
そして2月に入ってからは、必ずスケジュールどおり講義を聴き、講義を聴いたらすぐに復習することを心がけました。自分がいつ講義を聴き、いつどの程度ま で復習をしたのかを自分のオリジナルの表に書き込んでいました。これにより、2回目の復習をするタイミングがいつなのかが一目でわかるようになり、「今日 は何をしようか?」などと迷うことなく勉強に取り組むことができました。

記述式問題対策について

早い段階から実力確認テストなどで触れる機会があり、その範囲に関しては何回か繰り返し復習しましたが、7月頃までは本格的な記述式問題の学習はできてい ませんでした。しかし「択一式ができなければ記述式もできない」と志水講師が何回もおっしゃっていたので「自分がまずやるべきことは択一式だ」と言い聞か せ、択一式の勉強を優先して復習していました。
7月過ぎから本格的に記述式問題の勉強をはじめた際は「太刀打ちできない」という印象はあまりなく、繰り返しやればできるようになりそうだという感触があ りました。それは、今まで択一式の問題演習を解く際に、問題のテーマが出た時点で「いくつかのキーワード」を頭の中に並べるという意識付けをしていたた め、記述式問題を解く際にも生きたのだと思います。

直前期の学習について

直前期に使える時間はできる限り問題を解くことに費やしました。しかし、中間模試・最終模試ともに不合格点でした。この結果にはかなりへこみましたが「模 試は模試」「あくまで本試験に合格すればよい」という言葉を思い出し、今までの学習スタイルをやりとおすことにしました。
とことん自分の弱点を補強するために一問一答の復習ドリルを全て解き、間違った箇所を分析し、過去問・答練・セレクト問題集などから自分の苦手分野や今年の最重要分野の問題を抜粋した「自己セレクト問題」を一冊にまとめました。それを本試験前2週間で3回繰り返しました。
本試験での結果は212点という実力以上の結果を出し合格することができました。

伊藤塾の受講スタイルとフォロー制度について

インターネット受講では好きな時間に好きな速度で聴くことができたので、夫婦共働きで4歳と2歳の子どもの育児で時間の制限が多かった私でも時間のやりくりをすることができました。
また、インターネットでの質問に対してもわかりやすく回答をいただけたので非常に助かりました。

最後に

この1 年間の勉強を通して、口には出しませんでしたが「子どもが2 人もいて休みの日もろくに勉強できない」とか、妻に対して「もう少し協力してくれよ」と自分勝手な八つ当たりをしていることがよくありました。
しかし、勉強へのモチベーションを上げてくれたり、応援してくれたりしたのも妻や子どもでした。
それぞれさまざまな環境の中で学習に取り組んでおられ、人には言えないような苦しい状況もあるかもしれませんが、今努力している自分を、いつかきっと自慢できる日が来ると信じてあきらめないでやり通してください。
周囲への感謝の気持ちは勉強の集中力とモチベーションアップにつながると思います。
そして、伊藤塾のカリキュラムと講師のアドバイスを信じて取り組むことができれば、それだけで合格に必要な力を身につけることができるはずです。
(2011 年2月・記)