働きながら短期合格!「基本を繰り返せ」講師の言葉を忠実に実行すれば、必ず合格できます。
S.Hさん(42歳)
成蹊大学法学部卒業 会社役員
受験回数:2回
受講講座:行政書士合格講座本科生、行政書士ペースメーカー講座フルパック
※プロフィールは、2010年度合格時点のものです。
はじめに
私は4 年前に14 年間勤めた企業を退社し、「アート」の企画会社を立ち上げました。日々の取引の中で交わす多くの契約書を、専門家に相談しながら自分自身で作成している内 に、「行政書士」がこうした契約書作成を業務として行うことができる資格であることを知りました。また「アート」という業種であるため、クライアントから 著作権に関する相談事も多い中、「行政書士」が近年著作権登録業務でも活躍していることを知り、自分もその資格を取得し、本業とのシナジー効果を図ってみたいと思うようになりました。
なるべく短い期間で確実に合格を目指すために独学という選択肢ははじめから考えませんでした。いくつかの受験指導校を見学に行きましたが、よい意味でのアットホームな雰囲気が気に入り、伊藤塾に通うことを決めました。
私がとった勉強方法
開始段階の学習について
私は、1 年目は行政書士合格講座で、2 年目は行政書士ペースメーカー講座で、2年にわたり、志水講師の講義で勉強しました。とにかく、志水講師が何度も受講生に語りかけた「基本を繰り返せ」と「早い時期から問題演習に取り組め」という言葉を忠実に実行することを心がけていました。
勉強方法は、「講義中にテキスト( 2 年目はスパイラルカード)の重要箇所に赤ボールペンでマーカー→自宅でテキストを再読し赤マーカーの上に蛍光ペンで再度マーカー→復習ドリル→過去問」という流れの「基本の繰り返し」です。特に早い時期からの過去問演習は、単調になりがちなインプットの復習に大いに役立ち、たくさん問題を間違うことで多くの知識を効率的に理解することができました。
記述式問題対策について
記述式問題は、試験全体の1 / 5も配点があるので、決して軽んじることはできません。ただ結局は特別な勉強はしませんでした。択一式の勉強のための「基本の繰り返し」を続けることにより、記述式の成績も伸びてきました。 伊藤塾では、行政書士合格講座の最初の頃から「法律用語」を記述させる形式の小テストがあります。振り返ると、その頃に自分の手を動かして難しい漢字を書 いていたことが役に立ったような気がします。また過去問の解説ページを丁寧に読むことも記述式の勉強には有益であったと思っています。
直前期の学習について
中間摸試や最終模試の結果も良く、苦手科目もなかったこともあり、直前期もひたすら「基本の繰り返し」に徹していました。「商法」や「基礎法学」など配点 の少ない科目を勉強しないで受験する人も多く見受けられますが、私はこうした科目も手抜きをせずに勉強していました。特に「基礎法学」は、試験勉強と本試 験が直結することは稀ですが、「自分の勉強に穴はないんだ」という自信にはつながったと思います。また、私の悪い癖で、直前期にはどうしても手を広げたく なってしまう衝動に駆られてしまいます。1 年目はこれで失敗したので、2 年目は本屋さんに並んでいる「必読!」のような受験対策本は絶対に買うまいと心に誓っていました。また六法で、基本条文以外を追いかけるのもタブーだと思 います。
伊藤塾の受講スタイルとフォロー制度について
受験勉強期間を通じて、まずは講義のペースについていくことが最も重要だと思います。講義についていけなければ、自宅で「基本の繰り返し」を行うこともできないからです。
私は、講義がある日も結構仕事が多かったので、自宅で受講できるインターネットでのフォローは、大変助かりました。また伊藤塾は希望すれば講師にカウンセ リングもしてもらえます。1年目の受験に失敗したときに、志水講師にその悔しい思いを聞いていただき、ご助言いただけたことで2年目の勉強に気持ちを切り 替えて臨むことができました。
最後に
行政書士試験の勉強は、あきらめずに「基本の繰り返し」を続けていけば、必ず合格できる試験だと思います。これから受験を考えている方には、しつこいようですが「基本の繰り返し」の大切さをお伝えしたいと思います。
また、家の中に受験生がいると、どうしても雰囲気が悪くなるものです。楽しいことをいろいろと我慢してくれて、自分を支えてくれた家族には、心から感謝したいと思います。
(2011 年2月・記)