司法書士の学習を活かして1回で合格!伊藤塾では司法書士試験と行政書士試験に共通する法律科目を効率的に学べます。

法科大学院在学中1回で合格

H.Yさん(24歳)
 

合格者
神奈川県在住
東北大学経済学部卒業

受験回数:1回
受講講座:公開模擬試験パック
行政書士以外の受講講座:司法書士入門講座本科生
 

※プロフィールは、2010年度合格時点のものです。

はじめに

私は、自分がどのような仕事をしたいのかを真剣に考え、法律家として仕事をしようと決意しました。なぜなら、経済が停滞し詐欺や悪徳商法などが蔓延する日本社会において、困っている人を助けたいと考えたからです。
そのために、行政書士と司法書士の両方の資格を取得し、幅広く仕事ができる法律家を目指すことにしました。そして、より難易度の高い司法書士試験を受験指導校で学び、行政書士試験は独学で勉強しようと考えました。
司法書士試験の勉強のために幾つかの受験指導校のホームページを見て、合格者の話や合格後のことについて載せている伊藤塾が一番信頼できると感じ、入塾することに決めました。

私がとった勉強方法

開始段階の学習について

私は、とにかく行政書士試験の学習範囲を一通り、できるだけ早く勉強し終えるよう努めました。何度も前の部分を気にして振り返るとキリがないからです。
一通りの学習を終えると、すぐに過去問に取り組みました。自分が学習したことが記憶として定着しているのか、問題を解きながら確認し、不十分だったところを振りかえって学習するようにしました。

記述式問題対策について

記述式問題は、マイナーな範囲から出ることは少ないことがわかりました。そこで、択一式で頻繁に出題される問題について結論と根拠を結びつけて覚えるように努め、記述式問題で出題されても答えられるような学習を心がけました。
過去問の記述式問題では、まず解答に必要な用語を思い出せるように訓練し、その後単語をつないで実際に文章を書く練習をしました。

直前期の学習について

まず、伊藤塾で「うかる!行政書士 直前模試」(日本経済新聞出版社)を購入し、早くから実際の試験のイメージを持って学習できるようにしました。
また、伊藤塾主催の公開模擬試験によって時間配分などの練習を積むとともに、会場の雰囲気を疑似体験し、本番であまり緊張などをしないように備えました。
特に重要なのは、確実な知識を少しずつ積み重ねることでした。あやふやな知識を詰め込んでも、問題を見た時に混乱するだけで点数は伸びません。自信を持って解答できるようにしました。

伊藤塾の受講スタイルとフォローについて

私は、司法書士の講義を東京校に通って受講しています。
通学受講のよい点は、同じ志を抱く仲間たちとともに講義を受けられることです。仲間の存在を身近に感じられることによって刺激を受け、学習のモチベーションが上がりました。
また、法律家を目指す人が多様であることを改めて確認することができました。法学部の出身者ではない私にとっては、「法律家を目指すのに経歴は関係ない」ということが実感できて不安がなくなりました。

司法書士試験との兼業について

行政書士試験と司法書士試験に共通する憲法・民法・商法は、法律を勉強する際には欠かせない分野です。特に、民法はどちらの試験でも配点が高いので、重点的に学習するのは効果的です。
私の学習スケジュールでは、行政書士試験の学習が一通り終わった後に司法書士入門講座の民法の講義が始まり復習に役立ちました。また、苦手意識のあった商法の講義が、受験の直前期に行われたことも助かりました。

最後に

試験勉強をしていると、「どうしても今年合格しなければならない」と焦ることもあると思います。模試の点数が合格点に届かなかった時など、「やはり自分は合格できないのではないか?」と不安に感じることもあるでしょう。
しかし、焦りや不安で頭の中を一杯にしてしまうと勉強に集中できなくなります。些細なことが気になり際限なく手を広げる、といった事態に陥るリスクも高まります。場合によっては、無理をしてでも気楽に考えることも必要です。
行政書士試験は、300 点満点で180 点取れば合格できる試験です。極めてマイナーな問題であれば、捨ててしまっても合格できるのです。受験回数の制限はありませんし、自分で自分を追い詰める必要はありません。
この試験は、諦めなければ必ず合格できる試験です。そのことを意識し、ある程度の余裕を持って勉強しましょう。
(2011年2月・記)