主婦業と両立して短期合格!ポイントを押さえた講義で、独学ではつかめなかった全体像が見えてきました。
M.Oさん(40歳)
成蹊大学文学部卒業 主婦
受験回数:2回
受講講座:行政書士合格講座 基礎力完成マスター(行政法、一般知識等)、行政書士ペースメーカー講座フルパック など
行政書士以外の受講講座:司法試験入門講座基礎生、司法書士試験入門講座本科生 ※プロフィールは、2010年度合格時点のものです。
はじめに
大学卒業後、新聞記者として就職しました。声なき声を拾い集めて公の場に提示し、多くの人に考えてもらうきっかけ作りができたらと考えたからです。しかし、現場では数々の理不尽を目の当たりにし、法律の重要性、その適切な運用の必要性を痛感しました。そこで、法律家になりたいという学生時代からの意思が芽生え、結婚退職後、本格的に勉強をはじめました。
当初は司法試験、司法書士試験を目指していましたが、制度改正や出産、育児が重なり、思うように時間がとれず、まず行政書士試験を目指すことにしました。以前に伊藤塾長の講義を聴いたことがあり、理念に感銘し、迷わず伊藤塾を選びました。
私がとった勉強方法
開始段階の学習について
憲法・民法・商法・訴訟法の基礎知識はあったため、すぐに行政法に取り掛かりました。伊藤塾書籍の「試験対策講座」(弘文堂)、「うかる! 行政書士」シリーズ(日本経済新聞出版社)を素読した後、行政書士合格講座基礎力完成マスター行政法を受講しました。
志水講師の講義はポイントを押さえてあり、わかりやすく、独学ではイメージできなかった全体像が一気に見えてきました。条文構造の解説や色分けの仕方は、非常に有意義でした。続いて基礎力完成マスター一般知識等、実践答練マスターを受講し、初めて本試験に臨みました。択一式では基準点を超えたものの、記述式の得点が伸びず、結果が出せませんでした。
応用段階の勉強方法
2年目は行政書士ペースメーカー講座を受講しました。行政法を中心に据え、テキストの読み込み→スパイラルカードの確認→過去問演習→答練の復習を行いました。本試験でも条文の大切さを認識し、行政法は六法を拡大コピーして主体や趣旨、要件を色分けし、音読しました。また、基礎知識を定着させるため、テキスト最後の一問一答を解説と組み合わせ、一目でわかるようカード化しました。これらは、繰り返すことで、記述式対策、直前期にも役立ちました。
伊藤塾の受講スタイルとフォロー制度について
現在、育児まっただ中です。あくまで子どもの教育や家事を最優先しているため、勉強時間はかなり限られており、一貫して在宅・インターネット受講をしました。講義を1 時間ごとに分けて聴く、1.5 倍速で聴くなど、自分のペースに合わせて融通が利くので、とても助かりました。高速で聴くことで集中力が高まり、本試験でテンポよく問題を解いていく練習にもなりました。定期的に画面に届く応援メッセージにも励まされました。また、近くの校舎で開かれるライブ講演会にも足を運び、伊藤塾長や講師の生の声を聴くことでモチベーションを高めました。
司法試験、司法書士試験との兼業について
司法試験、司法書士試験の勉強は楽しく、行政書士試験合格という点だけからみると遠回りだったかも知れません。しかし、「法的思考力を当たり前の感覚にする」という意味では、とても有意義でした。法律を大観し、制度趣旨から考えるという視点は、行政書士試験、特に記述式対策でも役立ちました。難問にぶつかった時、この視点に戻ると、案外答えが見えてきたりもしました。判例知識もかなりのアドバンテージになります。
最後に
私自身も、さらに勉強を重ね、周囲の声に耳を傾けられる法律家になりたいと思います。伊藤塾長をはじめ講師、スタッフの皆様方、そして家族に深く感謝申し上げます。
(2011 年2月・記)