伊藤塾で鍛えられた法的思考力は実践でも活かされています

独学・他校から転入して合格

笠間 由美子さん(44歳)
 

法律事務所 事務員
[受験回数]2回
[受講講座]行政書士合格講座、行政書士合格ゼミ

※プロフィールは、2012年度合格時点のものです。


行政書士試験との出会い

 長年、国際協力に従事し、法律とは全く縁がなかった私ですが、弁護士の夫との結婚を機に“地域に根差した国際協力をしたい”と考え始め、国際業務を通して外国人サポートができる行政書士という職種に出会いました。自分の経験や強みを生かせる資格だと思い、ほぼ独学で勉強を始めましたが、1回目は不合格。この時「法律って覚えるだけじゃだめなのだ」と衝撃を受け、きちんと勉強しようと思い伊藤塾の門を叩きました。

受験勉強中で、辛かったこと・嬉しかったこと

 民法が苦手だった私にとって、民法をモノにする過程が一番苦しく、それを克服できたのが一番嬉しかったことです。平林講師のもとで、「思考と体系」を重視した学習を地道に続けた結果、徐々に法的思考力が身につき、今では民法の事例問題を解くのが楽しくてしようがないぐらいです。法的思考力は、実務においてクライアントの抱える課題を解決する際に必須のスキルで、試験勉強を通して、この力を身につけられたのは、本当に嬉しいことです。

私がとった勉強方法

開始段階の勉強法について
 

 伊藤塾で学んだこの1年は、4つの時期に分けることができます。
 第1期(2~4月)は合格講座を通して、正確な知識を身につけるベースづくりとして、「きちんと理解する」ことに努めました。
 第2期 (5月~8月) は、 合格ゼミや自主ゼミを利用して、“覚えるべきことはきちんと覚える”、“法的思考力を身につける訓練をする”という2つに取り組み、「身につけた知識・思考を使える」ようにすることに注力しました。
 第3期(9~10月前半)は、中間模試の失敗から、“3時間で60問を解かなければならないこと”を強く認識し、「高速回転」をテーマとします。とにかく時間を意識して、問題を解くために必要な知識を瞬時にアウトプットできるようになることや、解くテクニックを身につけることなどを重視した学習を行いました。

直前期の勉強方法について

 第4期(10月後半~本番)が直前期にあたります。この時期は細かい知識に走りがちだったことを平林講師にきつく注意されたので、「基礎に戻る」ことにし、“Aランクの知識が定着しているか”、“テーマごとの処理手順はきちんと頭の中に入っているか”などを確認するにとどめました。また、最後の1週間は頭と心と体調の調整に努めました。

私の合格のポイントと反省ポイント
 

 私の合格のカギは2つです。
 1つめは、伊藤塾の正しい勉強法で法律を習得し、法的思考力を身につけられたので、本番で怯むことなく、現場思考ができたという点です。法律専門の受験指導校で学べて本当によかったと思っています。
 2つめは、カウンセリングなどを活用しながら、「今、何をやるべきなのか」を定期的に分析し、軌道修正しながら、戦略的に勉強できたことです。上述のとおり、「理解する」→「覚えた知識・思考を使って自分の頭で解く」→「高速回転させる」→「最後に基礎知識確認」という4つの段階を経て、本番で必要な知識と思考を盤石に固めることができました。

自宅での学習と伊藤塾の個別フォロー 

 私の合格は、熱くプロフェッショナルな講師陣のカウンセリングなしでは有り得なかったと思います。平林講師からは学習全般について、岡講師からは情報一元化や学習方法について、築山講師からは行政書士というやりがいのある仕事について個別にお話いただき、折れそうな心を何度も助けていただきました。

最後に 

 ようやく行政書士になるための切符を手にしました。自分の夢の実現に向けて、そして市民に寄り添う街の法律家として、ひとりでも多くの方の幸福追求権を守るために、この切符を大切に正しく使っていきたいと思います。ここまで導いてくださった平林講師をはじめ、講師、スタッフの皆様に心よりお礼申し上げます。
 そして、これから行政書士を目指される方へ。正直、勉強は辛いことばかりですが、逃げ出したくなったら、合格後の自分をイメージして踏ん張ってください!

受験勉強中の思い出


 
大の苦手を克服した民法を勉強するために大活躍した4点セット。
 


 
平林講師と岡講師からいただいた応援メッセージカード。そして、“民法の神様”である平林講師からいただいた鉛筆。本番で民法の問題が解けなかった時に転がして肢を選ぼうと思っていました…。