講師の教えに素直に身を預けることが合格への近道です
木村 健人 さん(30歳)
[受 講 講 座] 行政書士合格講座、行政書士合格ゼミ
※プロフィールは、2012年度合格時点のものです。
行政書士試験との出会い
将来の夢なども特になかった私が、行政書士という資格を知ったのは、20才を過ぎた頃でした。私の父が、司法書士ということもあり、独立して自分の事務所を構えることもできると教えてくれたのが、行政書士試験への入口でした。
その後、勉強をしないで漠然と行政書士試験に臨んでいた私を見た父が、伊藤塾にいくことをすすめてくれたことによって、伊藤塾に入塾して合格を目指すこととなりました。
受験勉強中で、辛かったこと・嬉しかったこと
今までに勉強をしてこなかった私にとって、法律を学ぶことはもちろん、まず、勉強とはどのようにしたらいいのかわからないということが、きつくてたまらないことでした。
そのようなスタートでしたが、ゼミで自分の勉強したことが出てきた際に、正解を答える事ができ、講師や仲間に褒められたことがとても嬉しく、最後まで勉強をやり通す原動力になりました。
私がとった学習方法
開始段階の勉強法について
行政書士試験の範囲は広いので、教科書の読み込みを1回や2回行っただけでは知識が定着するはずはありません。講義中に講師がおっしゃったとおり、難易度Aランクの確実に得点しなければならない部分、難易度Bランクの得点できるかで合否に影響を及ぼす部分に焦点を当てて、とにかく何十回と読み込みました。そして重要なキーワードを頭の中で浮かべられるようにしました。
また、行政書士合格ゼミを受講で、行政書士合格講座でインプットした知識をアウトプットして確認することができました。間違えたものについては印象に残りって忘れにくくなったおかげで、早い段階から問題演習に力を入れることができました。
直前期の勉強法について
直前期は、新しい事には手を付けず、これまで学習してきた部分だけを繰り返すことに徹底しました。この頃には、一通り全ての試験範囲のインプットはやっていたので、過去問を、例えば、行政法の行政手続法の問題全部をまとめて解くというように、分野ごとに通しで解くやり方を取り入れました。
その際に、正誤だけ見て、詳しい解説は全部解き終わってから見るという形にしました。なぜなら、途中で詳しい解説を見てしまうと、そこで忘れている部分のインプットしてしまい、自分が何を覚えられていないかの確認ができず、どこに力を入れて復習すればいいのか、わからなくなってしまうからです。もちろん、その後に、教科書に戻って、再インプットするなどの教科書の読み込みも忘れずにしました。
総論「私の合格ポイントと反省ポイント」
私の合格のポイントは、二つあります。
一つは、自分の苦手な分野をなくしたことです。苦手分野があると、それが不安となり、精神面で崩れてしまい、本来の力を試験で発揮できないと思ったためです。
もう一つは、授業中に先生のおっしゃったことや関連する内容を教科書に書き込むことで、教科書を見るだけで、2つ3つの知識を同時に確認することができたことです。それをする事で、科目やカテゴリーが違っても、似た言葉や関連する部分を、比較しながら覚えられ効率がよく、またキーワードを見た時に、似た言葉や関連する部分が頭に浮かび、出題者の引掛けに惑わされることが少なくなりました。
反省ポイントは、六法の条文の素読をおろそかにしたために、簡単な憲法の条文問題などに対応できなかったことです。
自宅での学習と伊藤塾の個別フォロー
私は、口頭で受け答えする行政書士合格対応ゼミを受講していたので、その都度、今自分の力がどの程度なのかを確認することができました。
さらに、そこで多くの仲間ができたことで、心の支えになったのはもちろん、お互いに切磋琢磨できたことで飛躍的に力が伸びました。
最後に
これから行政書士試験に臨むみなさん、一年を通して勉強することは、とてもきつく簡単なことではありません。「一日ぐらい勉強しなくてもいい」という気持ちになることもあると思います。しかしその一回が、次の日からの足かせとなり、その回数が増えれば増える程、その足かせは重くなります。その日のノルマはその日にやる、ということを心がけてください。当たり前のことをいうようですが、どんな勉強法よりも、反復継続が一番の力になります。たった一年の頑張りで全てが変わります。
志水講師の言葉をお借りしますが、「やることが多くて辛いだけなら、やれば絶対できます。そこであきらめてしまうなら、それまでです」。強い気持ちを持って、この一年頑張ってください。
受験勉強中の思い出
レジュメが増えるごとに知識も蓄積されました。直前期気合い入れに役立った御札。