志水講師のアドバイスを受けて、各科目において重要度の高いものを優先
神谷 昌史 さん(34歳)
[受 験 回 数] 6回
[受 講 講 座] 行政書士合格講座、行政書士ペースメーカー講座 など
※プロフィールは、2012年度合格時点のものです。
行政書士試験との出会い
大学は理系の出身なので、今まで法律を勉強する機会も、勉強する気もありませんでした。しかし、あるとき悪徳商法にひっかかってしまい、多少でも法律の勉強が必要だと感じました。そんななかで資格について調べていたところ、特に受験資格に制限がない行政書士と司法書士の資格試験に興味がわきました。そこで、まず行政書士試験を目指すことにしました。
独学は無理だと思っていたので、インターネットで受験指導校を調べたところ、伊藤塾に出会い、塾という響きにも惹かれ、行政書士合格講座を申し込みました。
受験勉強中で、辛かったこと・嬉しかったこと
振り返って特につらいと思ったことはありませんが、勉強時間がなかなか確保できないことが辛かったことでしょうか。仕事柄、土曜日や祝日も仕事が入っていることが多く、知識がなかなか定着しませんでした。ただ、繰り返し勉強する癖がついたので、辛さも解消されていきました。
私がとった学習方法
開始段階の勉強法について
法律学習初心者だったで、最初はわけも分からず、質問しようにも何を質問していいのかも分からない状態でした。とにかくテキストを繰り返し読み、講義の内容が解らなかったら、家でインターネット講義を再度聴いて、という作業を繰り返しました。民法は図表にしながら考えると全体が見えやすいので、図表を描く癖をつけました。それでも1回目の試験は合格点にはほど遠い結果でした。
学習の方法がわかった2回目以降は、直前対策講座や行政書士ペースメーカーや模試を受講し、少しずつ学習を継続していきました。振り返れば一番活用したのはスパイラルカードと過去問題集、六法です。特にペースメーカーで使用したスパイラルカードは持ち運べるサイズなので、ポケットやバッグに入れて持ち歩き、時間が空いたら開いて、繰り返し読みました。必要な知識は全てそこに書き込み、それをオリジナルノートとして使用しました。
直前期の勉強法について
択一式対策としては、得点配分が高い行政法と民法の2つを中心に、再度過去問に返って、一通り解きなおしました。間違えた肢の知識だけをピックアップして、重要なもののみをノートにメモして、繰り返し学習しました。行政法は条文知識を定着させるため、本番まで繰り返し読み込みました。
記述式対策は、記述式対策講座を受講し、志水講師がおっしゃられていたとおり、わからなくても、まずは自分の言葉で文章化することを繰り返した結果、本番でも得点アップにつながったと思います。
総論「合格ポイントと反省ポイント」
過去の受験を振り返ってみれば、ほんの数点足りずに不合格ということもありました。そこに共通している原因は、時間が気になり問題をしっかり読まなかったためのケアレスミスで、本来解けるはずの問題を落としてしまったことでした。これが一番の失敗です。私と同じような癖がある方は、ゆっくり読む癖をつける練習をおすすめします。
合格のポイントは、とにかく合格するまであきらめないと、その気持ちの継続だと思います。
こんなことを書いたら伊藤塾の講師の方々にお叱りを受けるかもしれませんが、本当に時間に余裕のない方は、商法、基礎法学は一切捨て、憲法、行政法、民法に絞るのも、ひとつの方法だと思いました。
自宅での学習と伊藤塾の個別フォロー
自宅では学習するというよりも、外に持ちだして勉強するための情報を収集してノートをつくる作業が主だったと思います。それを持ち歩いて隙間時間に覚えるという感じです。
またほぼインターネット受講でしたので、仕事が終わった後に会社のパソコンで講義を聴いたり、環境が許せばどこでも講義が繰り返し聴け、また速度も速めて視聴できたのは、時間が取れないときなどにとても重宝しました。
行政書士直前期学習支援メールに登録し、試験直前まで毎日配信される問題を隙間時間に解き、知識の定着具合を確認することができたのも大変役立ちました。
最後に
将来行政書士の資格が生かせる仕事に就きたいですが、今の気持ちは司法書士試験に挑戦してみようという考えに傾いています。いずれにしても新たなスタートラインにようやく立つことができ、とてもうれしく思います。
また、私の勉強法や経験は、他の受験生には、あまり参考にならないかもしれません。しかし、合格できずに悩んでいる方や、続けようか迷っている方には、「6回も受けて、ようやく受かった人もいるのだ!」と、励みになるのではないかと思います。とにかくあきらめないこと! 伊藤塾の精神、「やればできる! 必ずできる!」。この言葉を信じ、講師を信じ、自分を信じれば、必ず合格できます、私がそうでしたから。
最後に、大分長いことお世話になったんだなと、合格して実感しました。その間には結婚・出産といろいろありました。本当にありがとうございました!
(それから、支えてくれた嫁さんと、生まれてきてくれた娘に感謝!やっと受かったよ!)
受験勉強中の思い出
常に持ち歩いて、空いた時間にはいつでも学習できるようにしていました。
行政書士試験にチャレンジしようと決めてから購入し、合格するまで使おうと決めたペン。使い続けた結果、ゴムの部分が変色してしまいました(笑)。