合格に必要なことのすべては、戦略マスターに書いてありました
野﨑 晃さん(46歳)
会社役員
◆ 受験回数/1回
◆ 受講講座/行政書士合格講座、公開模試、合格ゼミ
◆ 合格年度の学習開始時期/ 2014年1月
行政書士試験との出会い
東日本大震災を目の当たりにし、少しでも人の役に立てる仕事ができればと思い受験しました。全くの初学者でしたが、法律系指導に特化した伊藤塾であれば短期合格を実現できると思い、名古屋校において「石原ライブクラス」を受講しました。伊藤塾名古屋校は小さな校舎ですが、石原講師はもとより、スタッフの皆さんも大変親切にしてくださり、まるで自分の勉強部屋のようでした。
私がとった勉強方法
開始段階の勉強方法について
次々と送付されてくるテキストに埋もれてしまいがちですが、合格講座のカリキュラムの一番最初の戦略マスターには、合格する為の要素のすべてが書かれていました。配点・記憶法・持続法・感謝。そして「成功も失敗も同価値」。合格圏内に滑り込むために、今の自分にあるメリットとデメリットを冷静に分析しました。
自分の学習法は、とてもシンプルで、「繰り返しの学習」を行いました。民法の講義は42回、およそ42時間あります。それを最低5回聴く。これだけでおよそ200時間の学習になります。まず自宅でインターネット講義を受け、ライブ講義を受ける。自宅でもう一度視聴して復習をする。各科目についてこの繰り返しを行いました。名古屋校では東京校に比べ、カリキュラムが少し遅れて設定されていましたので、ライブの前にインターネット講義を受けることができ、それを予習とすることで、ライブ講義を落ち着いて受講できました。ライブ講義では、テキストを見るよりも石原講師を見ることで、講師の言葉や仕草のすべてが「エピソード記憶」となりました。聴覚と視覚を動員して、年齢と共に衰えゆく記憶力を補いました。 書き込みをしたテキストを、試験まで何度も読みました。また、自分でフローチャートを作って、各項目を整理しました。記述対策として、講義中に「記述注意」と教えていただいた箇所については、自分なりの言葉で全てルーズリーフに書き出しました。
直前期の勉強方法について
初学者の自分では、択一知識において既習者の皆さんにはかなわない。学習開始時期から想定していたことでしたので、直前期はすべて「記述式対策」にあてました。テキストから40字程度の論点となりそうな箇所を徹底的に抜き出し、ノートに書き写しました。300程の論点を「書く」という作業は大変でした。しかし最終的に「書く」作業は、知識を集約し論点をまとめること、記憶することに大変役立ちました。結果、択一多肢選択は138点。合格者の中では低い方だと思いますが、記述式で52点を取ることができ、合計190点で合格することができました。
私の合格ポイントと反省ポイント
反省ポイントはたくさんありますが、学習時間が無駄に長くならないように、これから受験を目指す皆さんには、伊藤塾の様々な講義を活用して効率的に学習して欲しいと思います。
戦略マスターに書かれている通り、休息日は必ず取りました。ただし、旅行に行く時も、買物に行く時も、必ずスパイラルカード(現:合格カード)を鞄に入れて持ち歩いていました。旅行先でそれを見ていた訳ではありませんが、「自分は受験生なんだ」という意識だけは一日も忘れませんでした。受験生意識を継続できたことが、合格につながったと思います。
伊藤塾講師・スタッフとのエピソード
自分にとっては、石原講師とインターネット講義の志水講師がすべてでした。石原講師は優秀な実務家であり、若くとても熱意ある講師です。石原講師は講義中、テキストよりも必ず受講生の方に目線を送っていました。自分が顔を上げてさえすれば、必ず目が合い熱い言葉が降って来ます。いつも冷静で論理的な志水講師とは対極的でしたが、自分にとって、お二人の講師に伊藤塾で出会えたことは、受験のみならず人生にとっての宝物になりました。
最後に
受験したのは自分ですが、得点の半分以上は妻が与えてくれたと思っています。
学習環境のすべてを整え、苦しい時には励ましの手紙をたくさん書いてくれましたね。本当にありがとう。感謝しています。
受験勉強中の思い出
無機質なテキストを妻がデコってくれました。