「平均的な合格者」を参考にし、学習を続けました。

他資格の受験経験を活かして合格

梶原 亜由子 さん
 

★他資格の受験経験を活かして合格 会社員(介護職)
◆ 受験回数/4回
◆ 受講講座/受験経験者向け講座、行政書士ペースメーカー答練(現:合格答練)、公開模試
◆ 合格年度の学習開始時期/ 2014年2月

行政書士試験との出会い

 目指したきっかけは、「なんとなく」です。宅建に合格したので次に何か取ってみようかな、と軽い気持ちでした。なんとなく始めたゆえに1回目の受験はなんとなく記念受験。2回目も途中から本気。3回目は最初から本気だけど不合格。絶対に受かりたいと決心した4回目は司法書士に合格した友人から伊藤塾をすすめられ、受験経験者向け講座を受講しました。  

私がとった学習方法 

 合格したポイントは、「講師に言われたことはすべてやった」に尽きます。特に平林講師は「平均的な合格者ならこうしています」「平均的な合格者は条文素読をしています」「平均的な合格者ならこの要件はすべて言えます」とよく仰っていました。とにかく自分もその「平均的な合格者」の中に入れるよう意識し、迷ったらカウンセリングを受け、道からずれていないか確認をしました
 勤務先の老人ホームまでは約30分かけて自転車で行っていたため、「通勤時間に電車の中で学習する」ということはできませんでした。そのかわり行きに自転車をこぎながら、条文や判例の文言をぶつぶつ暗記し、帰りにそれを覚えているかアウトプットしました。
 お巡りさんを見たら「公権力だ!国賠1条!」、更地があれば「法定地上権」や「もしあの土地が全部他人物売買だったら」とか、家を建てている場所を通れば「請負契約」などと自転車をこぎながら「連想ゲーム」をして楽しんでいました。
 

伊藤塾講師・スタッフとのエピソード 

 定期的に個別カウンセリングを受けて質問をしたり、「愚痴」を聞いてもらいました。
 平林講師から「カウンセリングでなくても質問があれば講義が終わったら、教室に来てもらっても構わない」と仰っていただき、質問をしに押し掛けたこともありました。一番辛かったことは、最終模試の当日は休みにあてることができたのですが、前日は休みにできず、夜勤明けに受験するという状況になったことです。
 前日の過ごし方から本番と同じシュミレーションをしたかったのですが、それができないジレンマ。前日も勉強できないというストレス。完全な睡眠不足と最悪の精神状態という状況の中で「むしろ最悪のコンデションで出せたのが今の本当の実力なんだ」と割り切りました。その結果、最終模試では180点ぴったりでした。幸い本試験前は休みを取ることができたので「最悪の状態で180点だったんだから、これ以上悪くはならない!」と開き直りました。本番では182点を取ることができ、何事も前向きに考え、楽観的に思い込んだことが合格に結びついたのかなと思います。

最後に 

 まだ漠然としていますが、認知症になっても怯えることなく、家族が憂うことのない社会にしたいという気持ちがあります。介護の現場で働くスタッフとして認知症の方のサポートができる、地域に社会貢献できる、そんな行政書士になってみたいです。
 数々の縁に恵まれ、支えられてここまで来ました。仲間、友人たち、職場のスタッフ、家族の支えに感謝します。また、法律のおもしろさを教えてくださった平林講師、伊藤塾スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
 働きながら勉強することは大変ですが、人間、終わりのある苦しみには耐えられます。1年間、制約のある生活をしても、合格すればそこには未知の可能性が広がっています。諦めずに夢を叶えてください。

受験勉強中の思い出


 
使用した伊藤塾の教材。とにかくこれだけを繰り返しやりました。
 


 
友人がかつてプレゼントしてくれたお守り。
 


 
伊藤塾の受付にあったテーミスの像をスマホの待ち受け画面にしていました(笑)。