講師の方に「ここは重要」と言われた部分を愚直に暗記することが合格への近道です。
D.K さん(20歳)
◆ 受験回数/1回
◆ 受講講座/行政書士合格講座、公開模試
◆ 合格年度の学習開始時期/2014年4月
行政書士試験との出会い
法学部に在籍しているので、基本的な法律用語については一通り理解はしていました。
しかし、何か形として法律を学んだことが残るようにしたいという思いと、公務員試験の準備の意味も込めて、行政書士の資格にチャレンジしたいと思ったのです。目指すうえで、独学か受験指導校か迷った末に、受験指導校を利用することを選びました。その中でも伊藤塾にした理由は、法律資格試験への定評ある強さやテキストの充実さでした。実際に入塾してみると当初の期待通り、講師の方の丁寧な解説と体系化されたテキストがあり、自分の選択は間違っていなかったと感じました。
私がとった学習方法
インプットする量が思った以上に多い試験でしたので覚えるのには苦労しました。加えてアルバイトや大学の授業との両立も考えて効率的な手法を考える必要がありました。そこで私はインプットは講義と、その直後に自分で内容を咀嚼する2回だけにすると決め、日ごろは暗記よりも理解重視のスタイルで臨みました。理解さえできていれば、時間がある時にだけ集中的に暗記をすればいいからです。テキストが十分わかりやすいのであまり詰まることはありませんでしたが、テキストを見てもわからなければ、もう一度講義を視聴することで理解が深まりました。
アウトプットについては、テキストの過去問を解きなおしたり、重要事項が図に整理されていればそれを自分の手で書くことで知識の定着を図りました。
直前期は伊藤塾の直前対策講義で言われた重要ポイントにのみ的を絞って学習しました。餅は餅屋ですから、下手に手を広げるよりは伊藤塾講師の方々の分析に基づいたポイントを学習する方が効率的です。
ありきたりですが、私が合格した秘訣は、講師の方が仰ったことを信じたということに尽きると思います。ここは出る、ここは重要と言われた部分を愚直に暗記することが合格への近道です。試験勉強中は「本当にここは試験には出ないのだろうか」という不安感からどうしてもいろんなところに手をつけてしまいがちです。ただもう一度、目的を思い出してみてください。私達の目的は試験に合格することです。その先を思い描くのもいいですが、とりあえずは当座の目標を忘れないようにしました。満点でも合格最低点でも合格は合格です。時間があるなら別ですが、お勤めをしながら、家事をしながら、という方も多いかと思います。私も大学の授業やアルバイトをしながらの学習でした。だからこそ、ポイントを絞って注ぐべきところに労力と時間を注ぐことを恐れないようにしよう、と思いました。
失敗したところは、基本在宅受講だったため、講義をためてしまうことでした。法学部だったこともあり、最初はなめてかかっていましたが、気づいたらだいぶ出遅れていました。一日中パソコンにかじりついたこともあり、非常に苦労しました。法律に触れたことのある人は特にこうしたことが起こりやすいと思うので、時々は進度をチェックしてペース配分を間違えないように注意するといいかと思います。
最後に
社会に貢献できる行政書士になりたいと思います。単に法に従うのみならず、依頼人の心情もくみ取れる、そんな行政書士が理想です。
単純にどれだけ重要事項の理解・暗記のサイクルを繰り返せたかが行政書士合格の鍵です。
比較的時間がある大学時代はまさに行政書士資格を取るのに最適です。自分に自信をつけるため、法律系資格の第一歩としてなど動機は様々あるかとは思いますが、努力を裏切らない資格であることは間違いありません。老若男女に合格者がいることがその証です。あなたも在学中に行政書士に挑戦してみませんか。